「ある種の洗脳!?」ボーダー 二つの世界 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ある種の洗脳!?
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スウェーデンの森の中の一軒家で暮らし港の税関で働く、特殊な嗅覚を持つ容姿の醜い女性が、自分と似た風貌の人物に出会い自身のルーツに迫って行く話。
本人はコンプレックスを持っているけれど、特に外観を揶揄されることはないし、同居の男もいるし、人の感情やそれ以上のものの臭いまで嗅ぎ分けて税関で大活躍し同僚からの信頼も厚い主人公。
ある日臭う男に声を掛け荷物を調べたら怪しげなものはあれどミステイク。
再度現れた男を調べたら…!というところから展開して行く。
外観の醜さは直ぐになれてしまったものの、まったりした空気感の中に哀しさや妖しさと不気味さが漂うところから、結構グロい展開になってびっくりw
フリの時点で突然全裸での入水とかもあったし、こういうのに耐性があると、そういうのをみせたいところがメインなのかなと冷静に感じてしまってある意味損だよねw
ヴォーレがティーナの親のことを悪くいうところで、アレ?となって、激しく責め立てるティーナにも違和感を憶えてしまったし、何だかんだと結局洗脳成功ですか?と感じてしまったし、哀しさや閉塞感が薄れてしまい自分には物語としての面白さが響かず。
こういうタイプのファンタジーはあまり好みじゃないのでヴィジュアル系ね…という印象で、ストーリーを求めると残念かな。
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