「やはり中二病は万国共通の病なのか、、、?」サタンタンゴ サコサコさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり中二病は万国共通の病なのか、、、?
残念ながらそう思わざるを得ない内容。
とにかく"中二病"を感じさせる、無意味な長回しのオンパレードである。
長回しをストーリーに対して効果的に使えているアンゲロプロスやタルコフスキーらの作品と比べて、この映画のそれには残念なことに必要性を感じられなかった。
この監督がどのような時期を得て、『ヴェルクマイスターハーモニー』や『ニーチェの馬』の"手法"を手に入れたかを知るには観る価値があるかもしれない。
特別なファンでなければ、奇をてらった宣伝文句に騙され7時間以上もあるこの作品に、貴重な時間とお金を捧げる必要はない。
この映画を撮ったのはまだタル・ベーラがまだ30代?の頃だということを考えれば、まぁ許せなくもないが、、、、
タル・ベーラの頂点はやはり上にあげた2作品である。
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