台風家族のレビュー・感想・評価
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駄作
つよぽんの久々の演技見たいと思って、忙しい中、足を運んだ。
映画の始まり少し見てなんか嫌な予感したけど、予感的中。
つよぽんの良い演技がいずこへ。つよぽんの無駄遣い。
編集、演出、音響などなど全てがB級で役者さんがかわいそうでした。
お金全然かかってないし、、
最後の骸骨は見るからにおもちゃ。
藤竜也のシーンだけは引き込まれた。
なんといえばいいのか‥
演者さんは皆さん良かったのですが‥内容としては映画始まってしばらく、私にとってはテンポが悪くて、だらだら時間が流れた感じ。
なんか、家族愛のエピソードも薄っぺらく感じて感情移入出来ず、ただ見てる、的な感じで鑑賞してました。
ダラーっとしてて、賑やかしとお涙と、バランスが悪いのかなんなのかわかりませんが、面白くない映画だな、で終わりそうでしたが
終盤はえーっ!うそやーん!と突っ込みたくなる展開で、感情移入は出来なくても、スピードに巻き込まれてしまい、最終的には、小鉄の娘が最後に言う感じで「最低♡」と映画館を出ることが出来ました。
伝えたいことを映画に盛り込み過ぎたのでしょうか?
終盤の感じのノリで一本観てみたいと思いました。
ホームドラマかな?
予告編やインタビューの印象から、ドタバタコメディーなのかなと想像して観に行ったのですが、予想以上にホームドラマな感じでした。
力技で笑わせる方ではなく 「フフフ」と笑わせたりニヤリとさせられる場面もありといったところです。
むしろ 家族や夫婦、きょうだいや親子の愛情を改めて考えちゃうような場面も多く、小鉄(草彅剛)の 娘ユズキ(甲田まひる)に対するわかりづらい愛情と、そんな愛情に気づける小鉄の妻 美代子(尾野真千子)の 小鉄に対する愛情には泣かされました(扇風機のシーンです)。
小鉄の妹 麗奈(MEGUMI)、4きょうだいの末っ子 千尋(中村倫也)、次男 京介(新井浩文)、他キャストの個性も生き生きと際立って、まるで本当のきょうだいのような雰囲気です。
(次男に関してはやはり件の事件がチラチラ頭をよぎりましたが、、)
お目当ての俳優さんが出ていたので観に行ったのですが、キャスト皆さん本当に魅力的で特に甲田まひるさんの 父親を見る目付きの変化には説得力がありました。
ラストはもしかしたら賛否あるかもしれませんが(現実的でないという意味で)、父 一鉄のすさまじいまでの愛情を力技で納得させるものがあるので良いのではないかと。
諸般の事情でソフト化はされないかもしれないのでもう一度観ておきたい作品です。
小鉄美代子の夫婦愛
空気感 まなざし 娘への語り
美代子の小鉄への深い気持ちがあふれでている。
また一鉄のこどもたちへの不器用な対応、介護が必要な妻への労り。昭和男子のそのままが、自分の親に重なる。
ラストのシーンが一番好き。
台風家族
キャスティングが秀逸。
老夫婦の妻を介護する様や介護される妻は胸がつまる思い。
久々に再会する兄弟の各々の苛立ち・葛藤などをブラックな笑いを通して真面目に演じることでさらに笑える。
しかし薄っぺらくならないのはキャストの力によるものだと思う。
主演の草なぎ剛は振り切るところと淡々と演じるところがあまりにも自然体で小物なクズ感が抜群に出ていた。
笑ってほろっとする娯楽作品で伏線や小ネタが随所に散りばめられてるので再度見たくなる映画である。
単純なようで奥深く 離れて暮らす家族に会いたくなるような不思議な映画だった。
んー脚本が残念
遂に公開、草彅さんの主演作、と期待大でしたが。。冒頭のピアノに置かれたパンフレットで、実は良き父、という流れが想像できてしまったし、クライマックスの親の残したビデオの前で涙する、のも、あまりにありがちな展開でした。もっと破茶滅茶なゲスな家族の台詞の応酬を観たかったですし、もっとどんでん返しのラストが欲しかった。尾野真千子さんが、どこかのタイミングで、キレた嫁に豹変するのかとワクワクしていたのに、それも残念。
モヤモヤも台風と一緒に吹き飛ぶ作品
新井氏の一件やそれに対する制作者サイドの対応になんとなくモヤモヤした気持ちを抱えて映画館に入ったけれど、娯楽として楽しめる作品でした。
単なる遺産相続のゴタゴタを描いた映画ではなく、家族の繋がりや、人間の不器用さを上手く盛り込んだハートフルな作品にしているのは市井監督らしいなと思いました。
娯楽作品なので突っ込み厳禁かも知れないけど、両親が家族と対面するシーンはありえなくて笑うしかないですね。
重なって海まで到達するとか…絶対ないです。
モヤモヤした気持ちも台風と共に吹き飛ぶような作品です。3週間限定の公開なので公開中にぜひ映画館でご覧ください。
(観た当初サービス心から星を付けすぎたので調整いたしました)
クズで下衆な台風家族
初日鑑賞、出演者の不祥事で公開日延期という不運に見舞われていたが無事公開されて良かった。
公開されているあらすじのみ把握して鑑賞したが当初の予想を大きく裏切る展開。草彅剛演じる主人公鈴木小鉄はなかなかのクズで下衆。娘ユズキへの態度やユズキから父親への蔑みの言葉など見ているこちらが呆れ憐れになる程。周りを固める弟妹の癖のあるキャラもあいまって、悲惨すぎて笑えてくるという。
しかし物語が進むにつれ小鉄の父親である鈴木一鉄の隠れた一面が露わになっていき、それぞれ親子の愛情が胸に迫ってくる。荒唐無稽な展開もあるが、その中で現代社会の問題や傾向を鋭く突き笑いにつなげる監督の手腕が光る。
主演の草彅剛はやはりうまい。感情が乗ってるようでどこか冷めている何かを隠している、それでいて一瞬で感情を爆発させ見ている観客にそれを納得させる。しかしやはりクズだし最低だなと思わせるがどこか憎めない。表情が一瞬一瞬で変化し素晴らしい。妻役の尾野真千子との相性が抜群なのであろうが、何度も会話を交わすわけでは無いのにふと交わる視線で夫婦の愛情と信頼が読み取れる。
物語の展開は最後までどうなるか分からずワンシチュエーション映画かと思いきや、後半に向かって怒涛の動きが始まり最後まで飽きさせない。
主演以外の共演者もみな上手く嵌っており素晴らしかった。特に一鉄役の藤竜也の存在感が凄い。彼の存在が物語の重しになっており、ともすれば小鉄はじめ弟妹達のドタバタで終わりそうな物語をしっかりとした作品に昇華してくれている。娘ユズキ役の甲田まひるの目力も良い、演技初挑戦とのことだが今後女優としても楽しみである。またクズな登場人物の言動に笑いをかみ殺して見始めたが、MEGUMI演じる妹麗奈の彼氏役で登場する佐藤登志雄のどこまでも愚鈍な演技で一気に声を出して笑ってしまった。もちろん今をときめく中村倫也の末っ子っぷりも炸裂しており必見。
笑って呆れて涙して最後にはぐっと胸が熱くなる、まさに台風のように怒涛の感情が交差する家族の物語。
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