「桜が主役ではなかったのですね」劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song 伸一さんの映画レビュー(感想・評価)
桜が主役ではなかったのですね
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1章2章は衛宮と桜の関係を主軸に上手く構成されていたのに3章になっていきなり桜をほったらかしでイリヤ、綺礼、凛を主軸に物語が進んでいきます。
この時の舞台の移り変わり方も雑で(下手糞な総集編のよう)全く感情が入っていきません。
あの1,2章を作ったスタッフが作ってるものだとは思えないレベルでした。
アーサーの腕も最初に使うのが桜のためではなくイリヤのためというところもかなりショックでした。
桜だけの正義の味方になるとは一体…
桜のためなら他のものはなんでも切り捨てる覚悟を2章では感じていたのに。
冒頭のこの出来事で「この衛宮は2章の人とは別人なのかな…?」と見事なまでに感情が冷めてしまいました。
また、2章まではラスボスの風格のあった桜でしたが3章では課金武器で凜に軽くボコボコにされてしまいます。
1章2章で桜を大好きにさせておいて3章でこの仕打ちはあんまりです。
衛宮と桜の会話もものすごく短く、この二人の関係を目当てで見に来た私には1mmも面白くない作品でした。
上で書かせてもらった文句に関しては原作に問題があるのかもしれませんが
1,2章では素晴らしい構成だっただけに3章は手抜きの総集編にしか見えませんでした。
構成だけで見たら星ゼロですが作画はすごかったので星はこの数にしておきます。
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