劇場公開日 2019年5月10日

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「なんとなくヨローナの気持ち分かる」ラ・ヨローナ 泣く女 虹孔雀さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0なんとなくヨローナの気持ち分かる

2019年5月27日
Androidアプリから投稿

まず、すげー心臓にはよろしくないのは間違いないです。
怖いのは事実です。
けれども、やっぱり納得いけないのが物理的な攻撃があまりに多すぎる。
幽霊や悪霊ってのは、やっぱ人間の心をどんどん追い込んでなんぼだと思うんですね。
嫉妬や妬みや怒りとかたくさんあって、人を殺るけど、実際は体がないもんだから、本来は人間の心の闇に取りついて、恐怖に落とし込んで自殺させたり、犯罪を犯させて人生を狂わせたり、事故死させたりと、「呪い」が中心になると思うんですよ。

その始点でいくと、催眠をかけて心を乗っ取って水場に誘い込むのは非常に共感できました。
それはありだと思う。けど、それ以外は極端ですね。僕が体を持たずに、人を怨んでいるなら、もっともっと人目につかないよう、バレないように、少なくとも神父なんかには気づかれないように実行しますね。
そもそも、悪魔とか物理的に攻撃しても消えないでしょ(笑)
だから今ホラー作ってる人たちが、大昔の僧侶やエクソシストたちのように退散させる方法を理解できてないだけなんですよ。
だから十字架でぶっ刺したら勝てるとか陳腐な設定にするんだわな。

ですよね?ラヨーナさん?

ラ「・・・う、うん、たぶん」

以上

虹孔雀