「運命共同体ってわかるか?」野性の呼び声 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
運命共同体ってわかるか?
クリックして本文を読む
映画「野性の呼び声」(クリス・サンダース監督)から。
主人公は「パック」という名の、表情豊かな犬。
前半は、秘境アラスカへの郵便配達に使う犬ぞり、
その犬ぞりの先導犬として活躍するまでを描いている。
面白かったのは、郵便配達人が犬に話しかけるシーン。
「バック、俺たちが運ぶのは手紙じゃなく人生だ」と。
さらに、まだ仕事に慣れずカーブで失敗したバックに、
「運命共同体ってわかるか?」と真剣に話す。
「犬には通じないって・・」という女性の言葉に、
「通じるさ」と言い放った後、またバックに話しかける。
「いいか、俺たちは全員で一つだ。
転ぶ時も、起き上がる時も。さぁ、やり直しだ」
彼のこの熱い思いが犬たちに伝わって、目標をなし遂げる。
手紙を受け取って喜ぶ人たちを見ながら「わかるか?、
運ぶのは手紙じゃない。大勢の人生と希望と愛を届けてる」
後半は、初老のハリソン・フォードとともに、冒険に出て、
苦労しながら、一緒の時間を過ごすことにより、
人間と同じような友情が芽生えて、気持ちが通じ合っていく。
人間と犬、やっばり「運命共同体」って感じだな。
コメントする