「犬の疾走感と躍動感にワクワクした」野性の呼び声 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
犬の疾走感と躍動感にワクワクした
判事の家に買われていた大型犬のバックが様々な主人に飼われながら冒険する物語。原作は未読。
ハリソン・フォードと冒険する物語と思っていた(そんな予告編だった)が、ハリソン・フォードと一緒になるのは後半。完全にバックの成長物語だった。
気に入っているのはバック(や他の犬たち)が疾走するシーン。特にソリのシーンはスピード感と躍動感に溢れててワクワクしてしまった。
トラブルがあって、それを乗り越えて、仲間に信頼されて、リーダー争いに巻き込まれて…。バックの成長物語として飽きのこない作りだった。なるほど、原作が冒険小説として人気があるのも納得。
犬のセリフは一切ないのに動きと表情で感情を伝えるという難しい演出をやり遂げていたのもすごい。犬が主人公の話でここまでの表現ができるならいろんな話ができるんじゃないか。銀牙やウィード(知らない人はすみません)の映画化を期待したいところだ。日本映画では難しいかな。
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