キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
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とても良い映画
舞台は、第一次世界大戦がまだ起こる前のイギリスやヨーロッパ。ロシアやドイツがまだ帝政の時代です。
ストーリーの半分は、スパイ映画と言うよりも「これ、戦争映画?」というぐらい、戦場での場面が印象に残る作品でした。なので、スパイ映画らしさを求めるとかなり肩透かしを喰らうやも知れません(笑)キングスマンらしいアクション・シーンもあるにはありますが…ちょっと少な目な印象でした。
黒幕のボスが最後に明かされますが、ラスプーチンなどの部下の方が個性的で、見た目が明らかに強そうだったので、ちょっと残念感ありです(笑)
そして、哀れなコンラッド君…笑
人生最期の場面には、ただただ唖然としてしまいました…もっと活躍してほしかったのに(笑)
*ロッテントマトの評価では、オーディエンス評価が良いのに反して、評論家受けは悪いようです…ラスプーチンとかマタ・ハリぐらいまでは良かったんですが、レーニンやらヒットラーまではちょっとやり過ぎ感があったのかも知れません(笑)
アクション、ストーリーの面白さ、観て損なし!
「ゴールデンサークル」とは雰囲気がガラリと変わります。秘密組織「キングスマン」の誕生秘話です。
今作も序盤からぐいぐい引き込まれるし絵作りが凝っていて面白いです。
ラスプーチンと戦うロシアパートが最高に良かったです。カシミヤ山羊たちが手前から順々に頭を持ち上げるシーンは、オックスフォード家の当主が召使たちの会釈で出迎えられるシーンと対比になっていたり。
戦争にも絡めていて話は盛りだくさんですが、テンポが良く、飽きさせません。大どんでん返しは無いですが、最後の方、ここで頭突きかなと思ったら、そう来ましたか、とても良い感じで満足です。
ではなぜ★4止まりなのかと言いますと・・・
父親の制止を振り切って軍隊に志願し、戦場で死ぬ事を名誉と思う、という話を私は求めていないからです。たとえ当時の血気盛んで正義感の強い若者の考えとしては自然なのだとしても、映画としては私は楽しめません。とは言え、脚本が悪いという意味ではなく、個人的な好みです。
もう一つ、イギリスではもともと、ステッキや鞄や帽子など身に着けた品で戦う武術があり、それが映画「キングスマン」に活かされている、と以前テレビで紹介していたので、ならばキングスマン誕生前の本作でももっとそういうアクションがあった方が楽しかったなあと思いました。
おもしろいがキングスマンっぽくない映画
本作はキングスマンの3作目で
スパイ組織のキングスマンができるまでのストーリーである
第一次世界大戦の時期に戦争を泥沼化させようと計画する組織に対して
オックスフォード公が過去に妻を失ったことをきっかけに
キングスマンの前身となる組織で使用人のネットワークをつかって
戦争を終結させようとする内容がストーリーの軸となる
オックスフォード公の息子であるコンラッドは
愛国心のために戦争で戦うために兵士として志願しようとする
オックスフォード公は息子を戦争に行かせたくはなかったが
コンラッドは反対を押し切って戦場に行ってしまう
そのことによって悲劇がおきてしまう
本作品ではラスプーチンがかなりキャラが強い敵として描かれているが
ただ、ラスプーチンは中盤あたりでやられてしまって
意外と早くやられてしまった印象が強いの
キングスマンと言えば、スーツ姿で特殊な武器をつかって戦うということを
イメージしてしまうが、今作では時代が第一次世界大戦の時代なので
あまりキングスマンっぽく感じない
また、キングスマンでは過激なユーモアが特徴的だが
戦争がストーリーに関わっているせいか
しんみりしてしまうイメージのほうが強い
もちろん、アクションシーンはよかったと思うのだが
キングスマンのノリを期待すると
ちょっと違和感があるかもしれません
KINGSMAN AWAKEN
キングスマン・シリーズ
2014年に脚本から関わるマシュー・ヴォーンが
メガホンを取り始まったコミック原作シリーズ
ロンドンはサヴィル・ロウの11番地にある
表向きはテーラーの「キングスマン」は
世界平和の為に人知れず活動する秘密組織の
スパイアクション
1作目はタロン・エジャトンの出世作となり
アカデミー俳優コリン・ファースも活躍
どこか陰鬱な方向性になりつつあった007
シリーズに代わる娯楽性が受け
(ちょっと下品と言われつつ)大ヒットを記録
今作はそんな「キングスマン」誕生の
1900年代初頭を舞台にした誕生秘話
内容は第一次世界大戦前後の時代背景を盛り込み
そもそも何故秘密裏に行動する必要があるか
という大前提から入って家族との絆と
すべきことへの使命感を両立させながら
上質のアクション映画に仕上がっていました
特有のお下品さも今回はほぼなく
驚くほどストイックだったと思います
大英帝国繁栄を信じて侵攻・侵略・植民地化の
ブリカス一直線だったころのイギリス
それは各地に憎悪をかき立てるに十分なものでした
祖国の発展を信じて最前線で血みどろの戦いを
やってきたオックスフォード卿は
ある日自分のしてきた過ちに気が付き
すっかり争いごとはやめて人種差別を憎み
戦地へ救援物資を送る仕事に家族ぐるみで
勤しむようになりましたが
ある日の物資輸送中襲撃に
妻が自分と息子コンラッドの
目の前で銃弾の犠牲になります
その際「息子を戦争からあなたが守って」
と卿は妻から託されます
その12年後成長したコンラッドと
スーツを受け取るためサヴィル・ロウの
仕立て屋「キングスマン」を訪れます
スーツに身を包んだコンラッドの立派な姿を
妻に見せたかったと目を細めていると
店で盟友キッチナー元帥に「偶然」出会い
キッチナーは二人で話がしたいと
店に断って二階の一室を借ります
そこで新たな戦禍の予感を伝えられ
それを引き起こそうとする組織の存在も
打ち明けられます
戦争が始まるという事は息子も
戦地に赴くという事ですが
その息子コンラッドはその時が来たら
戦場へ向かう事をためらわぬ意思を示し
卿を悩ませます
そんな折その組織のセルビア人の構成員による
オーストリア皇太子の暗殺事件が発生
第一次世界大戦のきっかけとなった
サラエボ事件です
ここで抑えておかなければいけないのは
史実上の支配者
大英帝国のジョージ5世
ドイツ帝国のヴィルヘルム2世
帝政ロシアのニコライ2世
この3人は本当に親戚同士で
本当によく似ていたそうで
(作中も皆トム・ホランダーが3役を担当)
第一次世界大戦は簡単に言うと
セルビアを実効支配していたオーストリアの皇帝が
セルビア人に暗殺されたことで起こった
報復合戦をきっかけに起こった代理戦争が
どんどん膨らんでいき
ルールも協定も何もない戦争をやった結果
毒ガス攻撃などなんでもあり
全軍で1000万人以上の犠牲者を出しました
「親戚同士で行った戦争」でです
戦場で戦いたがるコンラッドは
消極的なオックスフォード卿に
いつまでも子ども扱いしないでほしい
と意見しますが
卿は何もやっていないわけではなく
諜報にすぐれた才能を持つメイド(?)
のポリーやショーラを駆使し調べ
ロシア皇帝に近づいてほぼ操っているかの
ようにする「怪僧」ラスプーチンの存在を
突き止め元凶であるとし暗殺を決意します
ですがなし崩し的にコンラッドも参加する事に
なってしまいます
このラスプーチンがまあインパクト十分
インチキなのか本物なのかわからない奇術
男色なのかそうじゃないのかわからない趣向
バレエのピルエットのように戦う様
これは余談ですが昔歴史上の偉人たちを
モデルにしたキャラクターが戦う
「ワールドヒーローズ」という格闘ゲームで
色物キャラとして知られたラスプーチンを
実写化したらこんな感じなのかなと感動しました
苦労の末ラスプーチンはなんとか倒しますが
あれっこの映画ラスボスこの人じゃないの
という外しも色々ありました
オックスフォード卿は妻を亡くした時に
負傷した足を治してもらってたりします(笑)
こうして戦争は回避されたかと
思いきやその謎の組織も人材が豊富で
あのロシア革命の立役者レーニンや
ハニートラップの元祖マタ・ハリなどを
つぎ込み結局戦争は避けられず
ロシアへ動いたキッチナーも海上で謀殺
コンラッドも引き留めもむなしく戦地へ赴き
悲劇的な最期を遂げてしまいます
オックスフォード卿は心痛から
酒浸りになりもう英国は終わりだと
落ち込みますがコンラッドの戦場での努力が
まだ戦争終結に繋がっているとわかると
奮い立ちその諸悪の根源である
「羊飼い」を倒しにアジトへ乗り込みます
このあたりから政治でもってしても戦争を
回避することが出来ない事態になっても
独自に目的を達成するというキングスマンの
大元が出来上がったことになります
まあ結局黒幕を倒しキングスマンは
オックスフォード卿が店を買い取り
円卓の騎士のコードネームで呼び合う
組織が始まるところで話は終わります
前の2作ももう一度見返したくなるような
出来だったと思います
エピローグで更なる黒幕の存在まで
引っ張るのですが
あれは蛇足かなと思いました
あまりに似てなかったしw
イギリスとぅええええ!!!物語
さすがキングスマン。
スパイ映画として、安定した面白さでした。
ちゃんとアクションかっこよくて、シナリオも俳優も文句なしです。
ぜひ見に行ってください!
で、その上で補足的に感想を述べさせてもらうと、内容が表題の通り、イギリスとぅええええ!!!物語で笑ってしまいました。
ヨーロッパ史上の大事件を、イギリスのいちスパイが暗躍し、全て解決していましたという脚本。
そんなイケイケな映画、大英帝国しかできまへん。
イギリスの、国としての自信がみなぎっていて、もうちょっと日本頑張らないと、、と自国を顧みる映画となっておりました。
壮大な映像と音楽、カメラワークに魅了される 大きなスクリーンで観たかった
戦場で命を落とした若者ひとりひとりに悲しむ親がいる、、、
なんてキングスマンの感想じゃないよ。
オープニングと西部戦線でのコンラッドの戦い、とラスプーチンやクライマックスのキレッキレのアクションシーンのテイストがどうもマッチしない気が、、。
前作のぶっ飛んだアクションやおふざけは、スパイアクションだからカッコ良かったけれど、実際の戦争が舞台だと、他のシーンでも人の死ぬ場面はリアルで見るの辛くなってしまう。
息子に秘密を打ち明けるシーンや、暗号を解読したシーン、オックスフォード卿が立ち直るシーンなど、カタルシスを感じる場面だけれど、あと一歩というか音楽が走りすぎて、、。
使用人のネットワークで情報集めるシーンもなんかなぁ。
ラスプーチンのダンスの格闘シーンも、なんだか作品を陳腐にしているような気がして、、。
(アイの歌声を聴かせて の柔道の乱取りのダンスは良かったけどなぁ)
いっそのこと最後までシリアスな感じで通せばよかったかも、それじゃキングスマンじゃないか。
戦争映画で感動させて笑わせるって難しいね。
そう考えたら、岡本喜八監督って偉大だな。
シリアスなパートとスタイリッシュなパートそれぞれよかったし、面白かった。音楽も映像も壮大で感動した。
なぜかのれなかった。期待が大きくなりすぎてた。
ていうか、公開第一週に観に行ったのにどうして小さなスクリーンでやってるの! 大きなスクリーンで観たかったな。
シネコンの大きなスクリーン全部「呪術廻戦」が独占してるし、平日に30分おきに上映する必要あるのかな。あと、キングスマンを吹替で観る人いるの?
史実に絡めてのキングスマン誕生
いつものキングスマンにあるユーモアが少なく前半は第一次世界大戦を前に実在したマタハリやラスプーチン、レーニンを絡めて、その裏で暗躍していた黒幕とオックスフォード卿の戦い。
息子が戦死したあとからキングスマンらしくなってきた。
黒幕の正体はドイツのヒゲのおっさんかと思ったら内部にいたか、そう言えば身内に裏切り者がとか言ってたな。
本編の続きだけでなく、キングスマン設立後、メンバーが揃っていくところも観てみたい。
「キングスマン」復活
1作目が大好きです。2作目みたいにただエグいだけじゃない紳士の映画だと思ってます。2作目は続編の為に色々引き伸ばしたんだと思うけれども(記憶が曖昧ですが)消化不良感が否めず…。
今回は1作目らしさがあったんじゃないかなと思います。
キングスマン誕生の物語、手に汗握りました、面白かったです。あと立派に紳士でした。
ただ、そこはキスする必要あったのかなぁとは思う。
予告で散々出てたあのクマが早々に出てきて驚きました。てっきりラスボスだと…。
あと足は結局何故治ったんだ…魔術か…?
シリーズ知らなくても楽しめる
シリーズ作品ですが、前作を見たことが有りませんでした。そもそも知りませんでした。
予告を見て面白そうだなと思い見たところ、大当たりですね。
シリーズ知らなくても楽しめました。
史実に重ねたストーリーですが、史実知らなくても面白いです。知ってる方が楽しめるかもしれませんね。
黒幕も意外でしたが、右左の件は予想してましたが出てくるとは思いませんでしたね。
シリーズ作品も見たくなりました。
スパイアクションというより ストーリー展開も ミュージックも ディ...
スパイアクションというより
ストーリー展開も
ミュージックも
ディズニーの冒険ものという感じ
ラスプーチンが
魔法?使えて
不気味で
ぐるぐるダンスの技もあって
そこ知れない恐ろしさがあって
ロシアのバトルが一番盛り上がった
それに比べて
ラスボスがしょぼくて残念
仕立て屋一味が山羊小屋を襲う
シリーズ第二作のゴールデン・サークルは観ています。カッコ良いけれど、血はたっぷりとほとばしる。
◉階級世界の裏側で
諜報員たちの第一次世界大戦を回避する戦いが始まり、大戦の白兵戦を挟んで、諜報員と世界制覇の一味の決戦が行われると言う、ストーリー展開。
VSラスプーチン、イギリス軍VSドイツ軍、VSハニートラップのスパイ、山羊小屋決戦のどれもがきめ細かな技の出し合いと、綱渡り感満載で、かつ当たり前のように可笑しさも盛られている。
ラスプーチンの華麗な技は凝り過ぎた功夫ダンスだし、塹壕を出た兵士たちは、お互いに銃は使わずに格闘技でいくぜと、左右に広がって対抗戦を戦う。ハニートラップ諜報員がスカーフを目隠しにしてナイフを突き刺す技は、あれはカムイの「翳」の術ですね。
片角の山羊は、最後は角を折った闇の組織のボスに止めを刺した。
山羊小屋一味のボスはオックスフォード公に対して、上から見下しているお前たち!と憎々しげに叫んだ。だが、そんな罵倒も呑み込んで、高級スーツを着こなす仕立て屋一味が勝鬨!
それにしても、ラスプーチンやレーニン、ヒトラーがいる山羊小屋って、メンバーが凄過ぎる。ファンタジック!
◉キングスマンは熾烈な運命で誕生した
しかし。
予告編で、本作の決めゼリフのように言い放たれた「マナー メイクス ア マン」のフレーズは息子に対してではなく、敵のボスに向けたものだったとは、たまげた。
しかも、しかも、息子が死ぬ筋書きとは、全く予想外。本シリーズで当然のように、若き獅子を一人前にするストーリーを期待した私は、やはり凡庸な人間だったかも。
「オックスフォード」の気高さばかりじゃ命が保たない。スタイリッシュなスーツの下には、残虐を厭わぬ精神と、殺しに長けた強靭な肉体がなきゃ、父のように生き残れないのだった。一方、息子は騎士道精神に則り、戦場に残って命を落とした。
それでも驚きの後に、カクッと肩の力が抜けたのは事実です。
妻と息子の二つの命と引き換えに、鋼鉄の秘密諜報機関は生まれたと言う、強烈な定義づけの物語。
ところで、マグリットが描いたような闇の組織の砦は美しくシュールでした。物資の搬入や兵員の移動を考えると、戦術的にはあそこまで高い場所に城砦は築かないと思いますが、それがまた、この作品のぶっ飛び感を高めたと言うことで。
本作のずらしをどう受け止めるか
起承転結の随所で王道•予想を外しながら始まりと終わりを見れば王道をキッチリ描いてきた本シリーズ。
本作も1人のジェントルマンが剣を取る話として、キッチリエピソード0している。
ただ今回はその途中の外し方が過去作、身内にもやや向かっていた点で評価が割れるのも分かります。個人的には中で落とされた分、終盤のアクションで盛り上がったので高評価です。
【良かった点(らしかった点)】
•相変わらずのスタイリッシュアクション
•少年漫画を彷彿とさせる悪の組織(とやり取り)
•他国(特に世界一の国)をキッチリ?落とす皮肉さ
(英国紳士像で自虐しまくっているのでセーフ?)
【悪かった点】
•中盤の戦場パート
•2回立ち上がりを描いているのでその点やや冗長
序盤の戦いからそのまま、、を観たかった感もありますが、結局それではよくある話として「らしくない」となったのだと思います。
えっ…そっちが主人公⁉
この映画を見る方はキングスマンシリーズではなく世界史を復習することお勧めします。(1次大戦辺りから)
最初のタイトルが出て来る辺りでコンラッド主人公なのかと思っていたら、中盤でドイツのスパイと間違えられて殺されたところで、「あっ、オーランドが主人公やったんや」と思って続きを見ました。
終盤でオックスフォードが崖を上るシーンですごい若い動きだなーとも思いました。
私には少し難しかったので世界史を勉強しなおしてからもう1度見ようと思います。
素晴らしかった
何が起こるか分からないのでアクションシーンがいちいちスリリングですっごく面白い。今年一番没入して見ていた気がする。息子が主人公だと思っていたらまさか、呆気なく死んでしまい、お父さんが主人公だった。
敵のボスがあいつだったのは、存在感がちょっと弱い感じがする。レーニンがあいつの手下でヒトラーもかよ。マタ・ハリがハニートラップを仕掛けるのが面白い。ボスより手下の方が大物っぽい。
紳士とか貴族とかスーツとか全く興味がないし、むしろ野良犬みたいなのが好きなので、反感を抱いてもいいのだけど、魅力的だ。かっこいい。
マシュー・ボーン監督と同時代に生きていて本当によかった。一番次回作が楽しみだし、期待に十分こたえてくれ、実際滑り知らずだ。
こうして
キングスマンは作られたのですね。大きな犠牲があっての末。前作まではギミック満載のスパイ映画でしたが、今作はどちらかと言うと悲しい親子の物語でしょうか。CMでもやってますが、前作までをもう一度見ないとスッキリしないかも。
安定のマシュークオリティ
今回レイフ•ファインズということで若干キャラが弱いかんじでしたが、最後まで楽しめました。それでもポリーは素敵でした。メイドのネットワークって凄すぎる。
なんでテイラーを買い取ってキングスマンにしたのかな?話しやすい雰囲気だから?もうすこしテイラーの話をして欲しかったなあ。
ラスボスも登場人物が少ないから消去法でいくとアイツしかいないなあ、って思ってたらやっぱりでした。なんでアイツがそんな力を持てたのか?ポストクレジットで黒幕が出てたからそのせいかな?また次作が楽しみです。前作、前々作のような追っかけたくなるキャラをぜひ登場させてほしい!!
裏切らないシリーズ続編
今回のキングスマンぶっ飛びな感じは抑えめにしてアクション色強めな感じでした。
殺陣の取り方もダンスのようにだったり、影だったり、剣から見たアングルだったりとカメラワークが面白かった。
各国の一挙手一投足、ブラックな皮肉も面白かった。
今回は騙されなかった
1は予告編に騙され、2は絶句。で、今回は全く期待せず鑑賞。全編通し、騙されもせず、単純に楽しめました。と言うより、最高の出来でした。そしてここまで実在の人物を出したのに、奴がいないじゃないかと、もやもやしてたら、流石ですね。ちゃんとおちが用意されていたとは。これはキングスマンの始まりなので、趣旨が異なるのは当然です。
キングスマンの原点
既に2作をシリーズ化し、007を受け継ぐスパイ・アクション映画として、観る者を楽しませてきた『キングスマン』。その原点と言える作品。『キングスマン』の誕生の経緯が、暗黒時代の1900年代初頭ののヨーロッパを舞台として描かれている。
1作目から、ユニオンジャックを身に纏い、英国紳士の立ち居振る舞いからの、スマートでスカッとするアクションに魅了された。しかし今回は、『キングスマン』誕生までの秘話や第1次世界大戦の情勢なども背景に、主役となるオックスフォード公爵の息子との絆などをかなり泥臭く、シリアスな展開として描かれている。
だからと言って、よくあるスピンオフ作品ではなく、『キングスマン』をこの世に生み出したマシュー・ボーン監督が、前2作に続けてメガホンを撮ったことに意義がある。誰よりも『キングスマン』の魅力を知り尽くしているマッシュ―・ボーンだからこそ描ける物語とも言える。特に、オックスフォード公爵の息子や妻への想いから、戦争を憎み、平和主義なオックスフォード公爵の祈りから『キングスマン』が、争いを回避するエージェントとして誕生したことが、伝わる内容となっている。そして、ラストには、もちろんスカッとさせてエンドロールを迎える。
また、今回の敵は、ロシアに実在した怪僧ラスプーチン。彼の逸話はいろいろ残されており、ロシアの内政を奇術を用いて操っていたが、最後は彼を危険人物とみなして暗殺され、凄惨な死を遂げた。本作でもそんな奇怪なラスプーチンを、世界大戦を背景にした敵として描くことで、より一層の不気味さと底知れぬ恐怖を与えている。しかし、彼もまた操り人形の一人。そして、最後に意外な人物が、ラスボスとして登場する。
本作の見どころは、オックスフォード公爵とラスプーチンやラスボスとの剣闘シーン。なかなかの殺陣回りで、技で魅せる日本の殺陣とは違う、力と力で押し合う迫力ある剣闘シーンであった。
そして、ラストのエンドロール後にも、マーベルの様なオマケつき。そこを見逃さないように。そこで登場する人物こそ、ホントの意味で、世界史に残る大ボスなのかもしれない。
クリスマス映画に選ぶは
第一次世界大戦。1914年のサラエボ事件から1917年のアメリカ宣戦布告までの史実の元、
暗躍していた諜報員VS闇の組織みたいな味付けを施してエンターテイメントにした作品。
キングスマン好きや歴史好きならニヤリとするのだろうが、ラスプーチンを知っている程度の自分でも十分楽しめた。
本人を登場させたかのような出で立ち、神妙な顔で日常会話風に「ファック」という言葉を使い、どんだけファックしたいんだと笑っていると唐突に主人公に「脱げ」と言って足の治癒(過去に銃弾を受けて障害が残った)を始める。息子を使って誘惑させるはずがオッサン主人公が可愛がられることに。「オウオウ!」と悩ましい表情の主人公の腿の傷跡をペロペロと舐め始め、毒入りタルトに食らいついて吐き出し、意味が分からないうちに戦闘に、コサックダンスをおっぱじめ、例のBGMが鳴り、息子は全く役立たず、一度死んでも復活し、脳天打ち抜きやっとこさ。
最後まで親子で共闘するのかと思ったが、幼い頃に母を殺されたことが影響してか、息子は前線行きたいマンに育つ。
父の根回しで除隊されても別の兵と無理やり入れ替わってまで戦い、大活躍したにも関わらず「スパイ」と勘違いされて味方に殺される。
息子の最後の場面ではドイツから盗んだ電報の内容が書かれたメモを数人で拾いに行くのだが、当然敵側もそれを阻止する。
銃を使うと音や光で居場所がバレて敵味方まとめて遠くから蜂の巣にされるので、
互いにゆっくり近づいてジェスチャー「危ないからナイフで殺し合おうね」。
静かに殺し合うシーンはドント・ブリーズ以来で新鮮だった。
闇の組織はとりあえず世界を混乱させたいみたいで、
オーストリア皇位継承者を暗殺するとか、アメリカ大統領のスキャンダルを作って動けなくするとか、とにかく悪いことをする。
動物をあしらった指輪を付けているので「なるほどこの面々と順番に戦っていくのか」と期待したが、
そんな漫画みたいな話ではなかった。まともな戦闘はラスプーチンとラスボスくらい。
ちなみにラスボスはイギリス元帥キッチナーの部下であるモートン。存在感が無かったので全く気づかなかった。
ただこのラスボスとの戦闘も、尺は長かったものの喜劇っぽさも無く「よくある映画のクライマックス」な描写で淡々と終わったのが残念。
1つの映画の中に父親と息子それぞれの物語が展開されており濃い内容だった。
ちょっと滑ってるギャグシーンや過去に見飽きたお約束展開など、もう少し無駄を省いてほしいとも思う。
とはいえ主役はラスプーチン。黒幕とかどうでもいいので延々とダンスをしてくれても一向に構わない。
全94件中、61~80件目を表示