キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
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とんでもスパイ集団結成秘話
ポリーに首ったけ
待たされて待たされて…ようやく観れました(嬉
あの王室御用達テーラー「キングスマン」における歴史の前日譚(エピソード0)であり、ストーリーは遡って1902年のアフリカから展開される事にもうワクワク。
第一次世界大戦時のドイツ、英国、ロシアを巡る史実や人物像もたくさん盛り込まれてるので、その辺は少しでも頭に入れておくと観ながらストーリーも深掘り出来るかと。
相変わらず各登場人物における役割という構図が分かりやすく、アクションシーンの激しさとスタイリッシュさの両立や一気にストーリーに引き込んでくるのは流石"Mr.キングスマン"マシュー・ボーン監督の手腕。
個人的にはポリーの八面六臂の活躍ぶりに惚れ惚れなのと、怪人グレゴリー・ラスプーチンの変態的な魅力、まさかのキングスマンで泣かされるシーン、とにもかくにもあっという間の大満足な130分でした。
もちろん今作もポストクレジット(正確にはミッドクレジット)映像付きなので終わってもトイレはあと数分我慢を。
ちなみにマシュー監督曰く、今作は来年クランクインするエグジー版の完結作「キングスマン3」に繋がっていく話の源流であるという事で、そちらもまだまだ楽しみが続くのが何より。
今までとはちょっと色合いが違うけれど…
シリーズはさておき、
レイフ・ファインズが好きになりました
前作、前々作と映画館で観ています。初代(と言うか時系列的にはこの後になる作品ですね。スターウォーズで言えばEp4)のキレッキレなアクションとテンポの良さは、後半まで我慢する感じです。それまでは第一次世界大戦をベースにした戦争映画。お亡くなりになる方もいる。
正直、この作品を観るまで、私の中でレイフ・ファインズはそこまで印象に残る俳優さんではなかったです。有名な作品には数多く出られていますが、五番手くらいに思い出す程度に。
ただ、今作で一気に見方が変わりました。いや、かっこいい。vsラスプーチンの時にとんでもねえFワードを発していましたが、それすらも甘美な何かに聴こえる(末期)。
ラスプーチン役のリス・エヴァンスの変貌にもひっくり返りそうになりましたが、その対比もわかりやすく対照的で面白かったです。いや、主演がこの人で良かった。
肝心な内容ですが、相変わらずのハッピーエンドになりきれないビターエンドで。ただ、ゴールデンサークルのあまりのリストラぶりにブチ切れた多くのファン達を、頑張って取り返そうとする姿勢は見て取れた気がします。
…まあ本当はきっちりエグジー&ハリー編を終わらせてからでも良かったんじゃねえかと思ってますが。個人的には。
あと、ポリーさんは100人分のギャラをもらっても良い。働きすぎです。
やっぱり、コレじゃない
面白いよ!
…とりあえず言っておきます。
ソコに嘘はない。
でも、やっぱり『キングスマン』としてはシリアス過ぎだしお利口過ぎる感じは否定できない。
僕らの『キングスマン』はもっとハチャメチャであって欲しいのです。
第一次世界戦争に関する歴史的背景やアーサー王伝説のウンヌンは、我々不勉強なファンには正直どーでも良いのです。
結局、そのシリアスさのおかげで、話運びの強引さが今回はすごく浮いて見えてしまっている気がする。
『キングスマン』には是非「サイコーにカッコ良くて、サイコーにイカれた、でもサイコーに正義に満ち溢れた映画」の代名詞であって頂きたい。
そういう意味で、もちろん本作から「人間としての矜持」「戦いの愚かさ」といった、メッセージとして受け止めるコトはあるものの、個人的にはそれは「あの…それはヨソでやってもらって構いませんけど」という感じ。
だって1作目では、洗脳されていたとは言え、一般市民に対して教会での大殺戮をこれ以上無いくらいカッコ良く魅せた『キングスマン』なワケだから。
結果的に、それがスピンオフとして「実は、あの歴史的事実の裏には彼らの活躍が…」みたいな設定になると、より陳腐な感じになってしまう。
いや、カッコ良いところは相変わらずカッコ良い映画なので是非観て頂きたいけど、ファンとしては「んんん…待ってたのはコレじゃない」と言わざるを得ないんだよね。
コンプラやらレーティングやらの都合もわかるけど、それが作品の持ち味を殺す様なコトは是非避けて頂きたい。
やはりうまい!
今作は過去作のキングズンらしさを兼ね備えた戦争映画という感じでした。
私が今作を含むキングズンシリーズにおいて、うまいと思う点は、なんといっても、戦闘シーンでの音楽の使い方です。今作においては、分かりやすいのはラスプーチン戦ですね。こんな単純な感想で申し訳ないのですが、シンプルに見ているとテンションが上がる!そんな感じです(笑)
アクションシーンにおいては、動きにキレがあり、素早い動きの中、一瞬だけ止まる時間が多くあり、これがキングズン独特のキレの良さを生み出しているのだろうと思います。
今作をみて一番に思うのは、もっと世界史の勉強をしておけばよかったことです。高校生の間に勉強した世界史についての知識がほとんど抜け落ちていたため、話の流れを掴むのに苦労しました。そして、時代の流れを把握できている人ほど、キングズンがいかに時代の影に隠れて、暗躍してきたかを感じることができるのだろうと思います。
いや、真面目か‼️
「JOKER」のフライヤー、予告を見た時には、
「これが公開されるまでは頑張って生きよう😭」
と思ったのは3年前😰
程なく予告が流れた今作。
「嗚呼、これが公開されるまで・・・云々」😅
と思って2年くらいか❓
なんかもう最高のプレゼントじゃないかぁ‼️😭
なんて勝手に盛り上がりながら、
マトリックスとか呪術とか
「なんですかソレ、美味しいの❓」
ばりにスルーして、
サヴィルロウ11番街の仕立て屋に直行💨
もうね、冒頭からムネアツでしたよ😭
捕虜収容所の銃撃戦でかけた上着のタグ‼️😳
キター‼️‼️もう泣いてました😂
ん❓でもいつもと違うぞ❓
実際の「史実」がバックボーンなんだ💡
故に脱線出来る幅も限られてる・・・て、
あの黒幕は脱線にも程ありますけどー🤣
歴史の有名人も多数出演し、
さながら大河ドラマか🤔
それとも反戦映画か🤔
おいおい、コレホントに「キングスマン」ですか❓
というのも、不条理な事が多くて、
少しやり切れない😰
過去作の痛快さがあまり垣間見られない🤔
これも戦争の悲しいサガなのか😫
対ラスプーチンは真骨頂出てますが、
ラスボスはちょっと読めすぎ😜
その後良かったですね👍
「どーやって降りる❓」
ラストの歴史イジリは良しとして、
自分が一番楽しかったのが、
終わって過去作のキャストを確認した時‼️😳
えー、コレネタバレなのかなぁ😫
オーランド「アーサー」=マイケルケイン😊
まあ、なんとなく飲み込める
ショーラ「マリーン」=マークストロング😳
色違うやん🤣🤣🤣
ポリー「ガラハッド」→→→コリンファース😀
息子❓孫❓
あー続き早よしてー😫
コメディとしての側面に加え、パロディの部分もある
初めて背広を買ったときに、背広という名詞の由来を調べたのは当方だけではないだろう。いよいよ仕上がった試着室で、上着に袖を通して釦を留めたとき、なんとも言えぬ誇らしさのようなものがこみあげてきたことを、些かの恥ずかしさとともに思い出す。
アメリカ人はどこかイギリス人に対して引け目のようなものを感じている気がする。文化でも経済でも圧倒している筈なのに、イギリスに比べてどこか軽い。所詮は移民の国だということなのか、それとも歴史の重味が違うのか。
それは印象だけではない。これまで当方が交流したことのあるアメリカ人はいずれもノリで話していたし、みんながみんな自分の都合だけを優先していたが、イギリス人やオーストラリア人は論理的な話し方をしていて、自分の都合と同じくらい他人の都合に配慮していた。大人としての度合いが違うのだ。だから大学にしても、日本の皇太子が留学するのはハーバードではなく、オクスフォードなのである。
日本人の当方と同じように、アメリカ人にとってもサヴィル・ロウの背広は憧れなのではないだろうか。ベタでミーハーではあるが、定番はやはり強いのだ。ディズニーがイギリスのスパイ組織の映画を作るのにイギリス人のマシュー・ヴォーンを監督にしたのも同じで、やはりアメリカ人監督ではだめだということだろう。
マシュー・ヴォーン監督はディズニーの期待に応え、ウィルソン大統領をアホに描いてみせた。これはこれでよかったのだが、実際のウィルソン大統領は理想主義者であった。第一次大戦で武器の性能が飛躍的に向上したために多くの犠牲者を出したことを反省し、戦争の再発を防ぐために国際連盟を設立した。しかし第一次大戦は実質的には終結しておらず、ヨーロッパに火種はくすぶり続けていた。連合国側で参戦して帝国主義の大国に躍り出た日本は、国際連盟の白人優先に不満を抱えていた。20世紀の先進国は、まだ戦争を肯定していたのである。
本作品に登場する各国も、国際紛争を解決する手段として戦争に参加している。国家の指導者が勝手に参戦しているのではない。参戦する指導者を国民が選んでいるのだ。だから国民同士が殺し合うのも、ある意味では仕方のないことかもしれない。ただ、浮かばれないのは戦争に反対し、参戦する指導者を選ばなかった国民である。しかし戦争したい国民と同一に扱われて徴兵される。人殺しをするつもりはないから士気はゼロだ。そして早々と殺される。味方に殺されることのほうが多いらしい。生き残るのは戦争をしたい人間たちばかりだ。かくして戦争の歴史は綿々と続いていく。
本作品はコメディとしての側面に加え、パロディの部分もある。二十世紀の戦争全体を茶化してみせたのだ。国の指導者は軒並みバカまたは傀儡である。そういう指導者を選ぶ国民もアホばかりである。バカとアホの世界が続くから、バカバカしくもくだらない組織を作った。つまりキングスマンそのものも茶化している。
怪僧ラスプーチンにロシアダンスのような格闘技をやらせたり、推定50歳くらいの主人公に激しいアクションをやらせたりするのも、ある種のパロディだろう。おかげで笑いながら鑑賞できた。マシュー・ヴォーン監督はなかなかやる。
チョー面白かったです!
ヤギさん助演賞。
二つの大戦は未だ洒落にならない。
礼節が人をつくる?
実は、裏ではこんな事だったのかも・・・
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