キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
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前作までとは作風転換して、重厚なつくりに
キングスマンの1作目は、最近の007シリーズから失われたスパイ映画の魅力たっぷりで大好きなのですが、続く2作目は空回りした感じでまったく好みではありませんでした。
今作は、キングスマン結成の頃の話なのねといった程度の情報しか入れずに鑑賞したのですが、今までのおちゃらけた感じから一転、史実を元にフィクションを交えるなどやや真面目な感じ。
教育係のポリー演じるジェマ・アータートンは慰めの報酬ではあまり活躍しませんでしたが、今作は準主役くらいの存在感で、とってもいいのだけれど、さずがに1作目を超える興奮はありませんでしたね。
マーベル映画みたいに、エンドロール後に少し話があるのですが、もう少し似ている役者はいなかったのかなぁ。
エンドロール途中に
本編見終わり、まさか主人公と主人公の息子がキングスマンを誕生させると思っていたらそうではなく、想像以上に重苦しい背景でこの組織が出来たと分かりましたが。。
エンドロール途中の短い映像は必見です!!
これの前に席を立って帰ってしまった隣りの方もったいなかった。。(T_T)まさかレーニンに紹介されたのがあの歴史的人物だったとは!!
それにしてもメイドの御姉さんは紅茶入れるだけでなく、平然と銃が使えて敵を撃てる、命中率も高い!!凄腕ハンターメイドの御姉さんがかっこ良かったです。
運転手の方も飛ばされた途中で飛びながら敵を仕留めるとか剣の達人!!この方の活躍も凄かったです。
なかなかに見応えのある作品でした!!
反戦映画を見せられるとは!
007と同じくコロナで延期に次ぐ延期となり1年3カ月待ちに待たされての公開である。そして驚くことに前2作の「キングスマン」とはかなりかけ離れた大真面目な反戦映画であった。なので気楽なおバカアクションスパイ映画を期待していくと前半は間違いなく裏切られる。第一次世界大戦の西部戦線の悲惨な攻防をがっつり描いていて、いや「1917命をかけた伝令」を見に来たわけじゃないんだけれど‥という感じで笑いたくても笑えないのである。しかし、一英国貴族がこれだけの秘密スパイ組織を結成するにはこれくらいの動機付けが必要であったのだなと納得させてからの後半は怒涛の「キングスマン的アクション」が炸裂しやっと解き放たれた気分で「殺し合いを楽しめ」る。今後間違いなく続くであろうシリーズの立ち位置をはっきり示すために必要であったエピソード0なのだろう。
中盤までは「これ、キングスマンじゃない!」って思いながら観てたけど、終わってみればめっちゃキングスマンだった!(笑)
キングスマン誕生の瞬間を刮目して見よ!
1作目ですっかり虜になったキングスマンの最新作。公開延期が続き散々待たされましたが、ついにこの日がやってきました。今までとは少々異なるテイストの作品でしたが、キングスマン誕生の秘密をしっかり見届けた、もうそれだけで大満足です。
本作は、1900年代初頭から話を起こし、当時のヨーロッパで繰り広げられる第一次世界大戦を背景に、平和主義を掲げるオックスフォード公の悩み、苦しみ、悲しみから、キングスマン誕生を描きます。過去作と直接的な繋がりがないとはいえ、やはり現代のキングスマンの活躍を知った上で観ると感慨深いものがあります。
けっこうな数の人物が登場し、中には歴史上の有名人もいるのですが、視覚的にわかりやすく描いてくれるおかげで混乱なく理解できます。また、史実に絡めて展開し、その裏側ではキングスマン前身のオックスフォード公らが、戦争終結のために力を尽くしていたという設定もおもしろかったです。
その一方で、愛国心から戦争へ前のめりになっていく息子コンラッド、彼を決して戦地に送りたくないオックスフォード公を対比的に描きます。戦争映画さながらの塹壕戦は、息が詰まるような緊迫感があり、戦争の悲惨さや愚かさが伝わってきます。その後のオックスフォード公の心情も察するに余りあり、それがキングスマン誕生に繋がっていくことも自然な流れのように感じました。
主演のレイフ・ファインズは、もう若くはないのですが、体当たりの演技で魅せてくれます。クライマックスのアクションもよかったですが、今作で最も印象的だったのは、ラスプーチンとのアクションシーン。そういう意味では、ラスプーチン役のリス・エバンスの怪演も光ります。そして、それ以上に魅力的だったのは、メイド・ポリー役のジェマ・アータートン。キングスマンの諜報参謀として、また本作のヒロインとして抜群の存在感を放っていました。
ただ、過去作で魅せたスタイリッシュなアクションやさまざまなギミックを持つガジェット類は登場せず、シュールでぶっ飛んだ殺し方も本作では見受けられず、心情重視の展開も前半のテンポを落としていたように思います。期待していたのとはちょっと違っていて、いろいろな意味で過去作と差別化されているように感じました。だからつまらないということはないですし、誕生秘話としてはこれでよかったとも思いますが、やはりキングスマンの魅力は1作目のコリン・ファースが体現した姿に尽きます。ラストで意味深なシーンがあり、まだまだ歴史の裏側で活躍する姿が見られそうですが、次作ではギアをもう一段上げたキングスマンの活躍を期待します。
全部を理解しきれませんでしたが、楽しめました♪名優がいっぱい。リス...
傑作見参!
キングスマンの名で恥ずかしく無いの‼️❓
超過激というより超びっくりw
『キングスマン ファースト・エージェント』鑑賞。
*主演*
レイフ・ファインズ
*感想*
クリスマスの日に観に行ってきました!
キングスマンは過去二作品の方はすでに鑑賞済みです。コロナの影響で何度も延期になっていたキングスマンの最新作がついに公開されることになって、嬉しいです!
キングスマンが誕生するまでのお話で、前半は、あまり盛り上がらずちょっと退屈でしたが、後半からがめちゃめちゃ面白かった。
アクションシーンはありましたけど、そんなになかったような、、特に前半は、息子をフォーカスした内容だったので、あまりド派手なアクションはなかったです。しかし、後半からの急展開、さらに驚愕の事実を知った時、お!?と唸りました。
オックスフォード公のアクションもキレが合って、おじさんカッコ良かったですよ!ラスプーチンが良い具合に気味が悪かったですw
あのダンスアクションシーンは見事でした。
後半の盛り上がりは、興奮しました!どんでん返しもありましたし、まさかのまさかでしたね~。
総じて、最初は退屈でしたけど、後半はどんでん返し!アクションあり!おじさん紳士がキレッキレッ!爆上げ状態でしたw
超過激って書いてあったけど、そこまで過激じゃなかったかな?
超過激というよりか、超びっくりしましたw
なんだかなぁ、わりとク○!?
秘密諜報組織の誕生譚。シリーズで一番好きかな。歴史エピでガジェット...
真面目な映画でした
公開日初日、同日初日の呪術廻戦は若者カップルが列をなしてました。
キングスマン、真面目な普通の映画でした。
はて?私はキングスマンに何を求めているのだろう、と。
英国紳士たるもの、の本髄と茶目っ気かな?
おバカなストーリー?
今作はキングスマンを観ているという気分ではなく、自分の知っている歴史の場面,場面を映写された,という気分。
怪僧ラスプーチンはイメージ通りで、とても良かったです。
1917を思わせる戦場シーン。
エニグマを思い出させる暗号解読。
羊飼いの立ち位置が謎でしたが、あれがもしかして秘密結社の総本山的な感じかしら?
歴史の裏にキングスマン。
なるほどね。
レイフ・ファインズは007のMといい、英国紳士の裏役がピッタリなのね。
アーサー、マーリン、円卓の騎士の名前とのかかわりが描かれていて納得しました。
キングスマンの成り立ちが親子愛からだったとは。
英国紳士、素敵です。
WWⅠ〜キングスマンの成り立ち
スピーディー
戦闘シーンがかっこよすぎた!
個人的にシリーズ最高傑作
キングスマン1、2鑑賞済みで大好きな作品なので期待を込めて見に行きましたが期待を遥かに超えた作品でした!
とにかく良かったのがストーリーです。
キングスマンシリーズなのでストーリーよりアクションや英国紳士のかっこよさに目がいくのかなと思っていたら、前半部分はストーリーが重厚に作られていて親と子の愛や葛藤、メイドや執事との関係、キングスマンの物語から見た第一次世界大戦の裏の話等。今までの作品にない面白さがありました。後半は逆に今までの前作のキングスマンらしい話で求めていたものも見れて本当に良かったです。あとやはり、なぜキングスマン達が円卓の騎士達の名前で呼ばれているか、なぜキングスマン達が紳士にこだわるのか、キングスマンの設立の経緯等は心にくるものがありました。
キングスマンといえば戦闘シーンですが今作も前作のように迫力がありかっこ良かったです。特に良かったのが『戦争』のシーンです。キングスマンシリーズの戦闘シーンは大人数を少数で倒したり、超人的な闘いで爽快感や躍動感を感じましたが『戦争』のところは残虐さや1人の無力感など『物語としての戦い』と『現実の戦い』を区別して撮られていた感じがしたのでそこが本当に心に残りました。
あと主題歌がめちゃくちゃ良かったです!
キングスマンファンは必見ですし見た事ない方は前作を見てから行くべきだと思います!
熱い! 無茶苦茶なのがキングスマンらしさ!
荒唐無稽、成り行き任せ、派手なアクションは健在。
これまでのシリーズでは事件はすべて創作だったけれども、本作ではオーストリア皇太子暗殺のサラエボ事件、ラスプーチンの暗殺、ニコライ2世の退位とロマノフ家の処刑、レーニンの革命など、歴史上の人物と実際の事件を絡めて描いているので、でたらめさはパワーアップ。
いくらなんでも、無茶苦茶だよとツッコミどころばかりの展開でしたが、どんどん「『キングスマン』だしな」と納得していっちゃうのが、やっぱりキングスマン。
そして、おっさん度UP。
主人公オックスフォード公の燃え上がる平和への思いが熱い!
かっこいい!
宣伝ポスターでキングスマンメンバーに見える並びにいるが、強敵のラスプーチンとの殺陣は必見。
ぶっちゃけ、この戦いを観るだけでも、この映画を観る価値はあり。
マシュー・ボーンの胸の内?
第二次世界大戦における独ソ戦での犠牲者は、ドイツが900万人、ソ連が2000万人(と、ラストシーンから思い出しました)。
右と左のバランスを取る闇の指導者連盟?の前に、キングスマンは第二次大戦の勃発を防ぐことも、膨大な数の若者を救うこともできなかったことになります。
次回作はいったいどんな戦いが待っているのか。
マシュー・ボーン監督は、人間が人間を理不尽に殺してしまうことへの嫌悪と怒りが強烈なのだと思います。
現実の世の中でどんな事情があったとしても、すべての犠牲者と残された家族からすれば、なんでこんなことで命を落とさなければならなかったのか、というのが戦争だと思います。
であるならば、キングスマンの役割は、〝なんでこんなことが〟を未然に防ぐことですが、そのためには張り巡らせた情報網から情報入手、分析、アクション(時には暴力的手段で)を起こすことが必要です。
だからスパイ組織なんですね。
って、今さらなに言ってるの?
という感じですけど、今の社会のリーダー層には、このような観点から導かれる戦略的な構想があるようには見えないので、目端の利く人だけが得をして、救われるべき若者のことは本当は誰も考えてないんじゃないか、そんな気がしたものですから。
見かけ(高級スーツの紳士が強いはずない)で舐めてきた相手を鮮やかにかつ軽やかになぎ倒す、という前作までのお約束だった、スカッとするアクションシーンはありません。
むしろ、『1917 命をかけた伝令』を再現したかのような臨場感溢れる戦場のむごたらしさが印象に残ります。
想定外にヘヴィで、いつものマシュー・ボーンに比べるとシリアス。
それでもアメリカの参戦をヒーローが救いにきたようには描かず、あんな理由での腰砕けからイギリスこそが救ってあげたかのように描くあたりは皮肉屋の性格となにがしかの屈折した心持ちが窺えるようで、たぶん監督自身の人間臭さの表れなのだと私は思ってます。
当てずっぽうな想像ですが、個人的に体験してきた様々な苦い思いを映画作りのエネルギーとアイデアにすることができる人。
『キック・アス』以来の大好きな監督なので、引き続き好きなように映画を作って欲しい、そう願ってます。
重厚な前日譚。本編とはテイストがかなり違う
非常に重厚な前日譚です。僕は非常に楽しめました。
所々に出て来る背景や単語にはニヤリとさせられますが、キングスマン1作目2作目とは全く違う雰囲気の作品で、洋楽好きにはたまらないBGMのチョイスや華麗でスタイリッシュなアクションやファッション(時代的にしょうがないですが)は全くありません。メインキャスト達のように地味目だけど、重厚で真摯な展開が続きます。
構成もラストの結成シーンのように時々「?」という説明不足のところはあるにせよ、2作目と較べると比較的丁寧になっています。
ただ、キングスマンのメインシリーズの軽さがないので、何度も観られる作品ではないかな?と(僕は1作目は10回以上、2作目もその程度見てます)。2回、せいぜい3回が限度かなぁ。
そして(いい意味で)呆れたのが、悪の手先にあのレーニンを連れて来たこと。おいおい、と。共産主義に否定的な僕ですら「ゲバラ等、その理想に命を賭けた人もいるんだぜ…」とちょっと可哀想になりました。が、それも含めてマシュー・ボーンなので納得です。監督にセキュリティをしっかりつけて欲しいと心配になりました。次回作も期待してるので。
全462件中、401~420件目を表示