「後半は年寄りのやるミッションインポッシブル」キングスマン ファースト・エージェント 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
後半は年寄りのやるミッションインポッシブル
始まりと終わりで別の映画になってないかと思うほど、ストーリーが変わる映画。第一次大戦前後の歴史に沿った前半は割と真面目路線で、私はこちらのほうが好み。でも、真面目一辺倒というわけでもなく、ラスプーチンとの場面などアクションも楽しませてくれる。
戦死が判明してからは、まるでミッションインポッシブル。ハチャメチャぶり、これはこれで楽しい。でも、それなら本家ミッションインポッシブルと同じように、最初からぶっ飛んだ設定にしてほしい。まあ、ストーリーとしてキングスマンができるまでの話らしいから、真面目路線→現実離れのスパイ物で合っているのかもしれないけど。
ところで、あの時代のロシア・ドイツ・イギリスの皇帝・国王が従兄弟同士あるいは又従兄弟だったとは知らなかった。ヨーロッパの王室がこれほど近い親戚同士でできてて、近親憎悪もあったと初めて知った。アメリカの参戦きっかけのくだりは全くの作り話だろうが、帰宅してウィキペディアを見るまで、これら王室が従兄弟同士というのも脚本上の作り話だと思ってたわ。従兄弟で戦争をしていたのか。第一次大戦って大きな家庭争議、なんかスゴい戦争だわ。
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