「マタハリ!」キングスマン ファースト・エージェント kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
マタハリ!
マタハリという名は聞いたことはある程度で、多分、おじいさんたちの世代だとセクシーな女スパイと思われていたのだろうか。子どもの頃は「股貼り」という意味だろうと思い、どこか淫靡な響きに妄想していたものでした・・・ついでに前田美波里の名前まで思い浮かんでしまうアホな感想です。また、またぁ・・・
そんなマタ・ハリも登場するキングスマンの誕生物語。第一次世界大戦の辺りの歴史を知っているとより一層楽しめる内容となっていました。ラスプーチンが暗躍する帝政ロシア。イギリスとドイツの関係などを実在したキャラを使って戦争を起こしてしまう秘密結社。ラスプーチンなんてその黒幕の一つのコマにしか過ぎないという大胆な設定なのです。
これが大戦勃発となったサラエボ事件なのか?!とか、レーニンによるロシア革命も秘密結社の指示によるものだったのか?!とか、これがアメリカ参戦の経緯なのか?!と、ちゃんと辻褄も合うようなストーリーテリング。また、最後の最後に、見た目はスターリンなのにあの人だったとは!!と、笑っていいのかどうか困ってしまうキャスティングまで。
戦争映画とも思えるほど、凄惨な現状や運命の皮肉も描かれ、オックスフォード公(ファインズ)のアクション以外にも見どころ満載。ただ、戦争の起こし方の一部分しか見せてないことや、市民感情なんてのも描かれていないため、ちょっと不満も残る。
そんな中で最も良かったのはショーラ役のジャイモン・フンスーだったかと思います。彼がカッコいいと思えた作品は久しぶり。またラスプーチン役のリス・エバンスが不気味で印象に残りすぎ!青酸カリ飲んでも平気だからなぁ・・・凄いよ。山羊を飼ってる切り立った山も印象的だけど、他の映画にも出てたような・・・何だったか忘れた。
今年初めての映画館鑑賞。帰り道ではボニーMの「怪僧ラスプーチン」のメロディを口ずさんでしまったのは言うまでもない。
贈ったり託したりするシーンが何回も出てきましたね。成人のお祝いにスーツを作ってもらったり、 英雄として勲章を授かったり、英国の運命を託されたり。父親への伝言に白い羽根を同封してましたが、村人が無言で羽根を渡す、なんてシーンがあってもよかったなと思いました。
えっ?コンダラってあのローラーの名前じゃないの?ということで、だいぶ前ですが、ラジオ番組に”こんだらコーナー”というのがありました。もちろん、思い込み勘違いを投稿するんです。
kossyさん、金沢は雪で大変みたいですね。
kossyさんってば、○貼り(あれ?伏せると、かえって妖艶?w)だけならまだしも前田美波里まで押されたら笑うしかないじゃありませんか〜w
しかも、見た目スターリンって、そんなスターリンの若い頃の写真って見慣れてないぞ〜?と思い、調べたら確かになんとなく似てるw
劇中でボニーMが流れなくて本っ当に良かったですよ。
鑑賞後にネット検索したら、リスasラスプーチンのみピックアップしまくった予告?(番宣か)動画のBGMがボニーMで、これまた大爆笑でした。
いやはやレビュー、笑わせて頂きましたぁ。私の中で、kossyさんのレビューがファーストエージェントレビューNo1賞ですぅ〜♪