ウーマン・イン・ザ・ウィンドウのレビュー・感想・評価
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よくある感じではある
広場恐怖症の女性が向かいの知人が殺されるのを目撃し、周りの人に信じてもらえるように証拠を集める話なので
証拠を集める過程がもう少しあるのかと思ったらそこは思ったよりも少ないなと思った。
後半のアクションシーンがまさかでしたがサクサク見れるのでよし。
裏窓の百番煎じ
何とか踏ん張った作品
オマージュでなく類似品
裏窓オマージュだろうか、詳しいことはわからないが、裏窓(だと思われる)シーンが(かなり唐突に)挿入されていた。
裏窓を意識しているなら、建物と、主人公が覗く位置が、もっとわかりやすくてもいい。俯瞰がないので、どこからどこを覗いているのか、ポジションがつかめない。双方の建物ぜんたいの俯瞰が、その間の道路などの情報ふくめ、およそ一度も出てこなかった。
それゆえに裏窓にある、ひとさまの生活を覗く──愉しさがない。記憶ベースだが、裏窓では冒頭から建造物の俯瞰があり、ジミースチュアートが、いくつも開かれた窓窓での人間模様に、目を移していく──シーンがあった。老婦の窓もあれば、若い女が下着姿でダンスをしている窓もあった。──それが裏窓の醍醐味だった。
この映画は窓をプロットにしているものの、覗きのパラメーターが機能せず、心身が不安定な犯罪目撃者の話に終始していた。と思う。
また気の毒な境遇を狙っているものの、彼女が家族を失い、引きこもりに至った自動車事故は、けっこうまぬけなよそ見運転だった。
が、それらプロットの欠損をエイミーアダムスの演技が拾い上げ補っていた。にしても、展開にも犯人にも陳套感はあった。
ホラーorサスペンス等の終局で、女性が「窮鼠猫を噛む」になることが(とても)よくあるが、偶然に奸を排除できるにしても、それには工夫がほしい。と思う。
また、ガーデニングでつかう三本鍬のハンディタイプので、顔を思いっきりブスッと三本刺されて、病院で横になってガーゼを当てていて、ラストシーンは跡形もないのは、わりと腑に落ちなかった。
ぜんたいが暗い画で、すくなくとも監督はヒッチコッキアンではなかった。と思う。
妄想か現実か、主人公と共に困惑
ハンディキャップのある主人公が特徴!!
向かいの家で何が行われてるかより、ハンディキャップのある主人公がまともに相手にされない事の方がリアルで怖かったです。それがエイミー・アダムスなのが良い。前半で助けてくれた女性(ジュリアン・ムーア)と過ごす時間が幸せでした。イーサンが老けていて少年には見えませんでした。
ニューヨークの素敵なタウンハウス
覗きでリハビリすると
豪華キャスト無駄使い"表"窓
裏窓モノというよりもはや露骨に裏窓すぎる表窓?かと言ってオリジナルの偉大さからは程遠く、デ・パルマが撮ったヒッチコックへのオマージュに溢れた作品の出来をさらに粗悪に、もっと悪くしたみたい。広場恐怖症で家に籠もった薬漬けのエイミー・アダムスがご丁寧にドデカい望遠レンズの付いたカメラまで持ち出して、向かいに新しく引っ越してきた隣人の不審な生活をのぞき見。好奇心はいいけど時に危険を伴う素人探偵。最近ではあまり作られなくなったタイプ・雰囲気の作品という点では嬉しいけど、肝心の面白さやワクワク感、映画的見せ場・盛り上がりにカタルシスは希薄。血の飛ぶ感じも昔を意識したのだろうけど異様にケバケバしく安っぽい。
現代きっての演技派である彼女が対するに相応しい久々にノリノリな悪役ゲイリー・オールドマンとジュリアン・ムーアのアカデミー賞受賞(& 個人的にも好きな)名優夫婦、からの入れ替わりジェニファー・ジェイソン・リー、つい最近ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で一戦交えたところのアンソニー・マッキーとワイアット・ラッセル(しかも役名デヴィッド・"ウィンター")、『チャイルド・プレイ』に続き刑事役(& 個人的にも好きな)ブライアン・タイリー・ヘンリーと、好きなメンツ揃い踏み超豪華キャスト × ジョー・ライト監督作品。
"I'm not crazy." 頭のおかしい妄想か現実か?エイミー・アダムス!ゲイリー・オールドマン!ジュリアン・ムーア!ブライアン・タイリー・ヘンリー!という見る前の期待値の高さから一転、多くの観客はきっとピシャッとカーテンを閉めたくなるだろう。キャストは頑張っているけど如何せん野暮ったい、選択の誤ったコテコテなオマージュとラッセル祭。濃いのに薄いを地で行くように、強迫観念的な内容とはまるで反対。子供は守らなきゃ……?
101番地
失礼ですが、ご家族は死にました
勝手に関連作『裏窓』『サイコ』『ガール・オン・ザ・トレイン』『レベッカ(2020)』『ヒルビリー・エレジー』『ノクターナル・アニマルズ』『フライト・プラン』
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