「超スピードのカーレースと、肝っ玉が据わったクセのある中年男性の凄さ。」フォードvsフェラーリ M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)
超スピードのカーレースと、肝っ玉が据わったクセのある中年男性の凄さ。
車好きにはたまらない映画だろう。私はこの手の映画は関心がなく劇場公開を見逃したのだが、期待に反して、とてもスリリングでとても面白かった。
24時間の命がけのレースに臨むドライバーとエンジニア、それに対するフォードという巨大企業の現場を無視した官僚的な発想の上層部のぶつかり合い。要所要所に意外な展開になり、ストーリー展開に面白さを加えている。
マット・デイモンよりもケン・マイルズ役のクリスチャン・ベールが、扱いにくいが職人気質で車と一体となったドライブセンスを持つ中年役にぴったりで、すごくうまくはまっていた。この映画の良さは彼を起用したことだろう。素晴らしい。
日本人として思い出されるのは、マツダが1991年、ロータリーエンジンで世界初、日本メーカーでは初めての総合優勝を遂げたこと。いかに凄いことだったのかと。
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