「フォードの幹部を扱き下ろす映画」フォードvsフェラーリ ミッチさんの映画レビュー(感想・評価)
フォードの幹部を扱き下ろす映画
原題もそのままフォードvsフェラーリだけど、ただただフォードのクソ幹部に立ち向かうマット・デイモンとクリスチャン・ベイルの熱い演技映画。
当時のフォード幹部が本当にこんな奴らだったのか知るよしも無いが、映画の悪キャラとしてはこれ以上分かりやすいものはない。
だからこそ痛快で面白いのだ。
脇役も家族もしっかり描かれてて安定感も抜群だが、やはりなんといってもカーレースシーンがかつてスーパーカーに憧れた世代にはど真ん中の豪速球すぎて目眩がするほどシビれる。
ザコ車をいとも簡単に抜いて行って、もはや空気カー状態なのはご愛嬌だが、ブレーキ、ギアチェンジ、ハンドルさばき、アクセル全快と矢継ぎ早に繰り返されれば嫌なこと全部忘れて熱中しますわな。
あぁ、やっぱり・・・の悲しいラストも男の生き樣を見せつけられたようでグッときました。
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