劇場公開日 2020年1月10日

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「敵はフェラーリではない。フォード社内に居る!」フォードvsフェラーリ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5敵はフェラーリではない。フォード社内に居る!

2020年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

1966年のル・マン24時間レースで、フォードが1位、2位、3位を独占するまでの物語を描いた作品。

タイトルが「フォードvsフェラーリ」となっていますが、(他の人も言っていますが)レースの現場vs会社の管理職と言うのが正しい戦いの場では無いでしょうかね?あの経営層の様子を見ていると、その後、フォードが苦境に陥っていくのも理解できます。

劇中、キャロルとケンの理解者?として、リー・アイアコッカが出ていますが、彼はその後、フォードの社長になった後にヘンリー・フォード2世によって解雇されと思ったら、クライスラーで会長を務めたその人物ですね。ここで彼が出てくるとは思いませんでした。

この作品の魅力は、何と言ってもキャロルとケンでしょうね。どちらも、破天荒ともいえるような人物。こういう、いっちゃぁ何ですが、ねじが一本跳んでいる様な人間でないと、あれほどの事は成し遂げなかったのではないかと思います。

レースシーンも、中々凄い。それもそのはず、可能な限り、実際に車を走らせて撮影したという。そうじゃないと、あそこまでの迫力は出ないですよね。2時間半を超える作品ですが、あっという間でした。

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勝手な評論家