劇場公開日 2020年1月10日

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「迫力あるレースシーンと胸熱な人間関係」フォードvsフェラーリ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5迫力あるレースシーンと胸熱な人間関係

2020年1月13日
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鑑賞方法:映画館

カーレースに全く興味がないのてカーレースの映画もあまり期待しないで見る癖がついている。いい映画だなと思ったのはRUSHくらいかも(これも実話ベース)。
本作の舞台はルマン24時間耐久レース。絶対王者フェラーリに勝つため雇われた人間たちの人生大逆転劇。こんな書き方をすると池井戸潤原作のTBSドラマっぽいが、基本構図はそんなもん。
日本のドラマのように敵(フェラーリ)がそこまで嫌なやつじゃないし、味方(フォード上層部)の嫌がらせや妨害も大したことない。実在する企業の名前でやってるから仕方ないだろうけど。
それでも主人公2人がぶつかり合いながら、勝利のために試行錯誤していく姿はやはり感動的。ドライバー・ケンの家族(特に妻)がとてもいい。ラストの重みが全然違ってくる。
あとはレースシーンもよかった(カーレースは全然観てないけど)。手を変え品を変えいろんなアングル、撮影方法で迫力あるレースシーンを描いてくれた。あの迫力があってこその胸熱な展開だったんだろう。

kenshuchu