アド・アストラのレビュー・感想・評価
全105件中、61~80件目を表示
冷たく暗い宇宙で温もりを探す為の旅路
なんかドン底にダウナーなレビューになってる気が
するので、そういうのを読みたくない方はご注意を。
大好きなドキュメンタリー映画に『LIFE IN A DAY
地球上のある一日の物語』という作品がある。
これは世界中から投稿してもらった2010年7月24日の
日常の映像を繋いで1日を構成するという作品なのだが、
この中で未だに僕の頭を離れてくれない言葉がある。
ある女性が涙を流しながらカメラに向かって語る言葉。
「孤独になるのが怖いから、孤独のままでいるの」
...
北極も月も観光名所や資源元として扱われ、
火星は薄汚れた地下鉄のようなハブと化し、
かつて憧れたような浪漫の消え失せた宇宙。
そこで淡々と任務をこなす主人公の心は虚ろだ。
分厚いスーツとヘルメットは
柔らかい心を守る為の固い殻。
にこやかに微笑み波風を立てず、
人と必要以上の繋がりも求めず、
どんなトラブルや悲劇も人生では
日常茶飯事だと諦めてしまえば、
心が激しい苦痛や喪失感に苛まれることも
無く、植物のように穏やかに生きられる。
だがその人生には、誰かを愛することで
得られる狂おしいほどの情熱も歓喜も無い。
宇宙のように冷たく空虚な心を抱えたまま、
目的を目的としてこなす機械のように駆動する。
...
しかし宇宙という究極の孤独に置かれ、
憧れた父に想いを馳せるうち、主人公
の鎮んだ心は再び激しく揺さぶられる。
世間からは英雄として持て囃されるが、
決して母や子を省みる人ではなかった
父への、愛憎入り雑じる感情。
そして突き付けられる“英雄”の真の姿。
母や子はおろか人の心を捨て去ってまで
己の使命に没頭し続けていた、怪物の姿。
終盤、己の硬い殻を形成した愛しい怪物と
対峙した主人公は、その憐れな姿に己自身の
孤独な心がやがて行き着く先を見たのだろう。
叫んでも叫んでも決して届かない叫び。
宇宙の果てまで追い続けたのに、
決して“人”としての自分を求めて
くれなかった父への巨大な悲しみ
(あの父親も己の頑なさを呪いの
ように感じていたと僕は信じたい)。
そして同時に、きっと彼は感じたのだろう。
自分を“人”として求めてくれて、遠い遠い
彼方から自分の身を案じてくれる人の温もりを。
...
陰影の強烈な月や火星の光景の他、
建築物は幾何学模様をねじったようなデザインや
シンメトリが美しく、同時に使い古された設備を
そのまま持ち込んだような薄汚れた現実味がある。
最後に訪れる海王星は、残されていた
未開の地のように幻想的な青が印象的だが、
美しければ美しいほどに募るその空虚さ。
「すぐ傍にある美しさを決して見ることの
無かった」父を越え、地球へと帰還する主人公。
遥か彼方の天へ(Ad Astra)の旅は、彼が
誰かと繋がること、痛みと共に生きること
への勇気を得る為の旅路だったのだと思う。
むしろエンターテイメント要素をもっと抑えた方が
良かったと思える部分もあるのが僅かな不満点だが、
詩的で美しく、心揺さぶられる映画でした。
4.5判定で。
<2019.09.21鑑賞>
途中のエピソードが全く意味不明
たくさん殺してええ話もないもんや
ここ数年で最低の銭失い映画
ブラピフィーチュアにすらなっとらん
駄作
カーチェイスの意味は?
火星の所長の意味は?
火星からの通信はどうなった?
何一つ回収しとらんし
アホか
ブラピもよく出たなこんな脚本
よく分からない...
これはSF ?遠くばかり見て、近くにある愛を見てないってことか?しかしなぜか時間の長いのは全く気にならなかった サージ結局どうなったの 猿が一番衝撃的だった
つまらない!
発車直前のロケットってあんな簡単に侵入できるの?
父が海王星で悪さしてる。→息子が止めに行く。→道中ゴタゴタを見せられる。→海王星で父発見し帰還を説得。→父、帰らず自殺。→データ持って1人で帰還。
これを無駄にびよーーんと伸ばしただけ。
父に会っても大した発見は無い。「父は驚くほど詳細にデータを残していた」的な事を言ってたけど、特に説明は無い。人類で一番遠い所で活動してたんだから何か報告してくれてもいいんじゃないの?
「必ず、見つけ出す。」ってキャッチコピーだから、見つけたからチャンチャンなのかな。
父の宇宙船(?)から自分の宇宙船に戻る時に、狙いを定めてジャンプしてたけど、、。無理がないか?何キロも離れてる場所にジャンプでピンポイントで移動できるの?
外壁を盾にして冥王星の輪(?)に突っ込む。岩石がガンガン当たるけど、腕もげないのかな。
やっぱインターステラーか。
いや、単体で考えても面白くない。
宇宙を舞台にした人間再生ドラマとしては・・・
「残念!!」というのが率直な感想です。
ネット情報では「2001年宇宙の旅」「インターステラー」「ゼログラビティ」「惑星ソラリス」などを引き合いに出して論評されていたので、期待半分不安半分で見ましたけど。
結果、それらの作品の足下にも及ばない浅さと軽さが印象に残るだけでした。
良かったと思うところは、
ブラッド・ピットの演技自体は、前半から終盤にかけての変化を抑え気味ながらじわっとしっかり表現していて、拍手を送りたいと思いました!
トミー・リー・ジョーンズの、短いながらもインパクトのある演技も、あざとくない狂気の表現で、人間味を感じました。(一部、怪しい印象のアップが異常に長く映されていましたが、これは監督の判断ミスだと思いました)
宇宙まで届く超高層な塔や、垂直に着陸するロケットなど、現実に今実現化されつつある最先端の設定がふんだんに描かれていて、面白く見られました。
残念に思うところは、
哲学的(?)ムードを高める意図なのか、主人公のモノローグが最後まで時々入るので、ストーリーの流れに集中できずに終わりました。モノローグの内容自体が段々深くなっていくとか、主人公の心境の変化を巧妙に表現しているとか、それ自体に魅力があればまだ良かったかも知れませんけど。
宇宙空間にいるというムードを高めるためなのか、とにかくセリフのない時間が長くて、正直飽きてきました。これも、映像だけで緊張感が高まったり感情移入ができるようなレベルだったらプラスに働いた演出になったんでしょうけど。
物語の主軸が「父の人格の影響に縛られて自己否定感の固まりになり、厭世的にもなっていた主人公が、父と対面したことによってその呪縛から解き放たれ、自分や周囲を愛する気持ちを得る」というものだとすると、設定とのサイズ感がアンバランスだと思いました。「ゼログラビティ」よりちょっと長いぐらいの映画にした方がよかったのでは?
総じて感じたのは、脚本作りから制作に至るまで、作品の方向性を客観的に判断する冷静さが足りなかったんじゃないかと思います。「これだけの情熱と予算と出演者が揃えば、良い映画になるはずだ」という、希望的観測に流されてしまった感じ。
監督に絶大な知的力量があれば結果は違ったんでしょうけど。
SF映画で人間の奥底を考察するというジャンルは大好きなので、これからも見続けたいです。
今回は、好きなだけにガッカリ感も強く、批判じみたことを延々と書いてしまいました。
映画館のDolby Cinemaは良かった…。
暗闇とか黒の表現が黒いです。
映画自体の感想。
事前情報なしで、宇宙、壮大そう、そこそこの人間ドラマもありそうだったので観てみました。
近い将来こうなりそうな現実感ある近未来の設定ですかね。
地球と月の間の宇宙ロケット移動が現在の旅客機搭乗レベルまでになってます。
機内サービスはLCCっぽい(笑)
機内サービスシーンはあった方が良かったのかどうか微妙ですね。
火星から飛び立つロケットの噴射ノズル付近?に内部に入るハッチがあるんだ〜?とか、
地球に帰還して直後に素手でハッチを開けるシーン(大気圏突入で熱だけでも相当な熱さじゃない?)など、
所々に突っ込みたくなるシーンもありますが(笑)
テクノロジーもすすんでいる時代の中でも、
43億キロ以上離れた場所でも、大切なもの
向き合うべきこと、なんかを考えさせられる作品ですかね。
ひどい映画
SFなら公開日に見に行った自分を未来から止めてやりたくなる映画。個人的に初めて途中で映画館を出ようかどうか迷った映画。
映画のテーマは父親とのエディプスコンプレックスのような、要するに幼少期に親父を失ったことによって父性を得られず、家族の良さや人への思いやりなどが理解できないと訴える中年男の個人的葛藤なのであるが、SFである必要があったのか??
その個人的葛藤の内面を描くにしても主人公の人生を細かく追ったりはほとんどないので、主人公の内面が薄っぺらいものにしか感じず、特に共感を呼ばない。描かれる生活といえば嫁さんに愛想をつかされて出ていかれるシーンぐらい。親父に電波を送るシーンでやたら感傷的になるシーンが出てくるのであるが、これも主人公の内面が描かれる過程が足りなすぎて、視聴者はその感情に置いてきぼりをくらう。
階級に比べて実績も特に披露されず、ワーカホリックで凄腕の宇宙飛行士という感じも出ていない。もっとも、極秘任務に行くのに護衛もろくにつかず海賊と同等のバギーで月を移動して襲われるぐらいの扱いだから、本当は仕事は大してできない扱いなのだろう。
そしてそして脚本のイマイチっぷりをブラピの演技だけでゴリ押そうとするからブラピのアップばっかりのシーンで繋がれる。しかも今回はブラピの演技も完成度が特に高いものではなく、顔芸と独白だけで主人公の内面を描き、視聴者の共感を得ることには成功しているとは言い難い。
さらにSFとしても超ド級のB級で、科学的考証なんぞは一切ない。そもそも知的生命の探査にわざわざ太陽系辺縁に行く必要があるのか?ここまで科学的に発展した未来に??観測技術も発展するだろう常識的に考えて。
ハードSFぶっているのに、離陸と同時のロケットに侵入したり、海王星についた瞬間に広大な宇宙なのに親父の宇宙船とすぐにドッキングできたり、挙げ句の果てには鉄板持ってリングに突入して宇宙船に帰還なんて到底科学的に考えたら絶対不可能と思われるガンダム技見せられ、圧倒的に冷める。
とにかく見る価値は強いて言うなら映像が綺麗なことぐらいで、SF映画や、哲学的な意味のある映画を期待してみに行くのはやめたほうがよい。
ヒューマンドラマ
父親(孤独)と離れて、地球(愛、寄り添い)を求めたってことですよね??
結局、孤独では生きていけないよねって話か、と認識しました。人によっては海王星まで行かなきゃ気付けないこともあるよ。
たまにはこういう映画も良いかも
普段は、派手なザハリウッド映画を鑑賞し楽しんでますが、アド・アストラの世界観は壮大であるものの控えめな内容で、たまにはこういう映画の鑑賞も良いなと思いました‼️
世界観としては、少し未来の話で、この時代では、月は開発されていて子供たちが普通にいるし、月から火星まではロケットで比較的安全に航行可能のようだ。
ストーリーはシンプル?
主人公(ブラッド・ピット)が死んだと思ってた父親(トミーリージョーンズ)に会いに行くだけ。ただし、会うと言っても居場所は海王星。
主人公も父親も優秀な宇宙飛行士。特に主人公は海王星に行って父親に会うまでに、いくつかのトラブルに巻き込まれるが、優秀過ぎるので解決してしまう。例えば、計器が壊れた?ため、宇宙船が傾いてしまい着陸が危なくなるが、手動操作で乗り越えたり、宇宙船を乗っ取ったり、海王星から無事に帰ってきたり。
折角、父親に会ったのに、父親が戻りたくないのか宇宙に消えたのは何故なのか、よくわからない。
内容は、ちょっと難しく感じました。
話はつまらないが、ブラッド・ピットと共に太陽系旅行をしている気分にさせる。それも一つの映画体験でしょう。
この映画を観ている間中、ユーミンの『青い船で』の一節“♪木星を金星へ~と導いていくように~♪”がリフレインしておりました。メインのストーリーは予定調和的で、もしかしたら最後に一ひねりしてくれるか?と期待しておりましたが、結局予想した通りに終わってしまいました。途中のエピソードも実験用猿が発狂する件以外はどうでもよい話ばかりだし…ただ地球⇒月⇒火星⇒木星⇒土星⇒海王星と太陽系旅行を映像体験させてくれたので、採点はそんなに悪くしていません。
SFであり、心の旅
映画を観ることを決めたのはポスターのデザインに心引かれたからだが、なんとなく『ゼロ・グラビティ』の様なサバイバル物かと思っていた。確かに、劇中で主人公は何度も破滅的な局面に直面するが、恐ろしい程の冷静さで全て対処してしまうので、サバイバル物とは少し異なる。
この映画の本質は、父を巡る旅に出る主人公の思索の物語なのだと思う。劇中、何度も現れる心理検査の場面は、最初平静を保っていた主人公が、地球から離れていく(=父との距離が縮まる)につれて、隠していた想いを吐露する様を写し出している。映像が主人公のみを写すカットが多いため、観る人も主人公の想いに考えを巡らせるようになっていく。
父を巡る旅がどうなったかは是非ご自分で確かめて頂きたいが、表情や仕草で魅せる描写が美しく、時間を忘れて観入った、傑作。
難しかった
最初の30分ほどは とても楽しく、ただ 後半にいくにつれて ストーリーに置いてけぼりにされた感がありました。
父が 本当に望んだこととは、父の思いや、父とロイの対話シーンなど、もっと 知りたいこと、観たいことがあったのだが、気づいたら 終わってしまっていた。
映像はとても綺麗だが、私には この映画がいわんとすることが 受け取れなかった。残念。
映像は壮大。結局は、父と子の小さなお話し。
もし、ブラピが行かなくても、リマ基地は爆破されて、お父さんは死んじゃう、という事でいいんでしょうか? じゃあ、クルーの死の意味は?とか、奥さんとより戻せて良かったね、でいいのか!?とか、いろいろモヤモヤ。
心理検査
やたらと出てくる心理計測シーンは、常にロボットのような無機質さを宇宙飛行士に課しているのと同時に、ストーリーとして主人公のその瞬間の心理描写を表わしているのだろうと思うのだが、逆にそれがしつこい位に差し込まれるので何かこのテストそのものが伏線なのかと思いきや、管理社会、又は他者評価的なものをフワッとした暗喩めいたものとして表現しただけだと感じたのだが違っているのだろうか・・・。それ位物語の遠心力とは成り得ないカットが続くのが疑問な作品である。
展開としては、主人公心の闇のトラウマである父親が実は生きていて、海王星からのサージ電流に因り地球への被害が酷くなっている原因をもたらしていると分ったアメリカ宇宙軍が、実の息子を火星基地から説得させて攻撃を止めさせる計画を立てるところからスタートである。途中、遭難船を救助しようとして実験動物のヒヒに襲われたり、火星降下中にサージ攻撃に会い、制御不能なロケットを主人公が見事な操縦手腕で無事到着させたり、月での資源採掘権を巡って各国の無秩序な争いに巻き込まれたり、結局呼びかけない応じない父親を片付ける為に向かうロケットに主人公が忍び込み、攻撃してくる搭乗員を全員殺してしまうし、等々、イベントをこなしながら、文字通りラスボスの父親の船へ辿り着く。で、もうすっかり自分の世界に閉じ籠もってしまった父親は帰るよりも、取憑かれた様に未知の生物への遭遇を負うことを望むが、結局主人公は、父親を捨てて地球へ帰還するという粗筋だ。ほぼほぼ全部話してしまったので、話として複雑さはない。テーマは人と人との結びつき、信頼みたいなものが当てはまるであろう。ラストに主人公が別れた奥さんとのよりを戻そうとするシーン等も含めて、『人に心を委ねる』という協調性みたいなものを重要とするメッセージを幾つかモノローグで説いていた。
さて、感想なのだが、近年の哲学的、難解なSF作品に比べた大変分かり易いシンプルな構造である。ただ、果たしてそれをブラッド・ピットやトミー・リー・ジョーンズが出演してまで映画化する価値のある作品なのかといったら、正直なところ答えに迷う。難解で意味深な作品が高尚だという評価自体は諸手を挙げて賛成は出来ない。しかし、もう少し味付けに深みが欲しいと思う自分も否定できない。しかもあれだけの有名俳優が演じるのだから、そこに物語を鑑賞する意味を求めてしまうのは勝手な客の我儘なのだろうか・・・。テーマが教育的な、もっと辛辣に言えば“説教”、又は宗教上の“説法”みたいな内容故に、奇を衒わずストレートに伝えたかった意図は感じられるが、もう少し外連味溢れるイベントや登場人物との絡みも欲しかった。
映像的にはVFXの本場らしくリアリティを以ての作りと何故かしら匂うレトロフューチャー感が漂う作りで、尖ったモノは無く、安心して観られるといってもこれもまた物足りなさが…。
SFホラーとしてはヒヒ襲来のシーンだけで、月面のカーチェイスは西部劇、そして、月や火星、又はオープニングシーンのステーションのシーンが“落下”というアクションで対になる編集が多用していて、意図が狡賢く映ってしまうのは鼻白む気持になってしまうのは残念である。化学調味料が入っていないから安心なのだが、しかしパンチに乏しいボヤけたラーメンといっては言い過ぎか…。“インターステラー”を対比させるのは酷なのだろうけど。
鼠の嫁入り
鼠の嫁入りの様な映画でした。
この世の全てに絶望したロイ/ブラピが父親/トミジョンを探しに海王星を目指す物語。
疲れているときに見たら中盤で寝ていたんじゃないかと思うほど何も起きません。
何も起きないのが見せどころだったのかも知れませんが。
伏線っぽいものを沢山散りばめて一つも回収しないので、これを大胆さと捉えられれば良いですがそうでなければただ話がブレブレなだけの様にも感じました。
という作品の大部分が間延びした感もありますが、一つ一つをゆったりと自分を見つめ返す作品だと思えば面白く見れると思います。
どんな時も平常心を保てるロイが隠していたトラウマの様な父親との関係や、そのことが原因でうまくいかなった元嫁?や嫌いだったこの世の全ても長い間宇宙で一人になったことで大切さを感じる様になります。
この作品では、先ばかりを見ずに大切な物は近くにある当たり前なことだというのが言いたかったのですかね。
評価は星2にしましたし見る人をかなり選ぶ作品だと思いますが、個人的には楽しめました。
期待していたのとは違いました
予告でも地球外生命体を強く押し出していたので、SFミステリー的なものを期待していましたが、期待していた内容とは路線が異なる映画でした。
SF×ヒューマンドラマ的なものですかね。
基本的には父親を救出に行くまでの苦難の描写が多く、最後は他人の振り見て我が振り直す的なオチになっています。
ヒューマンドラマ目線で初めから見直せば、評価変わった気がしますが、もうちょっと予告などではヒューマンドラマっぽいニュアンスほしかったですねー。
世界観が最後までわからない映画
予告で結構面白そうだと封切り日に期待して観た映画です。
その結果大いに期待を裏切られる作品でした。
まず、世界観がわからない。
近い未来とか文章で出て来ますが、説明になってない。
やたら旧態依然の宇宙服やロケットが出て来る
割には月や火星に基地があるので混乱してきます。
だんだんレトロフューチャ的世界かとわかりかけてくると
今度は月で盗賊が襲ってきたりするシーンがやって来て
ますます混乱してきます。
だから生きているかも知れない父に火星からメッセージを
読み上げるシーンも技術的な限界でそうなのか
あえてそうしているのかわからなくなります。
地球で録音したヤツを流してみるのではだめなのか。
そしてやってることは認知症で徘徊しているおじいちゃんを
連れ帰そうとしてできませんでしたってだけで
宇宙という舞台を使う意味が全くない。
そして何より宇宙の表現が非常に乱暴。
宇宙を題材にした映画で重要なのはリアリティだと思います。
地上と勝手が違う人間が踏み入れてはならない領域を
画面上に徹底して描写することで、登場人物の心理や
行動の意味が引き立つと思いますが、そこがガンダムより
いい加減なのでどうでも良くなってきます。
ガンダムの宇宙もいい加減ですが世界観として
描ききっているので問題ない。この作品は問題あり。
なんだあのアステロイドベルトの突破方は。
必然性がどこにもないから何ら移入できません。
そもそもブラピを起用する理由もわかりません。
かっこいい彼が観たいならワンス・アポン〜を観た方がいいでしょう
ブラピとトミーリーにギャラを支払ったら予算が尽きたのでしょうか
この監督の映画は二度と見ることはないでしょう。
途中まで良かったのに・・・
後半・・・宇宙空間での描写がおかしくないですか?。それとも見落としてるのかな(汗)。思った方向に跳べるし、あっさりと宇宙船見つけるし・・・あんなの使って希望の方向に跳べるか?。だいたいからして、おと~ちゃんの反乱も話として弱くないか?。あさり帰ろうとするし。好きな方向に跳べるなら、強引に連れて帰っても良かったのでは?。
前半がリアル思考で、かつピットの演技がとても良かったのに・・・後半で一気に粗探ししてる自分がいて、話にのめり込めなかった。
全105件中、61~80件目を表示