劇場公開日 2019年9月20日

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「海王星まで行って気付いたのが、それ?」アド・アストラ roadyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0海王星まで行って気付いたのが、それ?

2019年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

30年前に知的生命体探索のため深宇宙に向かって行方不明になった父を探す、仕事一筋な宇宙軍中尉のブラピというのが大まかな話なんだが、壮大な予告の雰囲気にのせられて期待したものの、う~ん…

最初はおもしろかったんですよ。
時代設定は「遠くない未来」と言いつつ、月の開発が進みヴァージン航空の定期便もあるんだから、何年後のことなんだろうか。CAに毛布を頼んだら、追加料金を請求される場面で。LCCかぃと笑ってしまった。

月面でのカーアクションは目新しかったけれど、全体的には動きの少ない絵で、ブラピのモノローグが続く内省的な映画で、背後ではイビキも聞こえてきたw
後半、もっと何かあれば地味だけれど佳作SF作品となったかもしれないだけれどねぇ。最後はそれなの?

しかし、ワンス・アポン・ア・タイム~で色気ムンムンだったブラピも、今作は老けて見えてお疲れモードでしたね。

矢吹 貴