「夢も希望もない映画」アド・アストラ kouhei1813さんの映画レビュー(感想・評価)
夢も希望もない映画
ブラッド・ピットの独白から始まったその声は、まるで「2001年宇宙の旅」のHALの声のようだった、そして映画の雰囲気もそのまま引き継がれたようで静謐な映画は進行していく。しかし残念ながらストーリーの方はブラピが海王星で遭難している父親トミー・リー・ジョーンズを迎えにいくというだけの映画で、トミーはサボっていただけというオチ。実際は宇宙に生命を探しに行ったがそんな物はおらず、自分の卑近なところで幸せを求めよと言いたかったようで、人類にとって夢も希望もない映画であったわけだ。相変わらず映像技術だけは素晴らしいがただあんなボロ船で何十日も過ごすのは無理じゃないかい、その辺はリアリティに欠けていたし宇宙軍の隊員なのにちょっと無能すぎたんじゃない。
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