バースデー・ワンダーランドのレビュー・感想・評価
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とても良質な佳作
大人向けか、子供向けか?
おすすめはしない
錬金術??
前向きなメッセージが心に響く
誕生日前日に謎の大錬金術師に請われ自分に自身の無い少女アカネがカラフルな不思議な国で救世主となる冒険ファンタジー作品。
キャラクターデザインにロシア出身のイリヤ・クブシノフ氏の独特なタッチのキャラクターや美術デザインがより異国感のある不思議な国の世界を描いています。
大人も楽しめますが、前向きなメッセージが心に響くので親が子供に見せたい作品という印象を持ちました。
動く絵本を観ているみたい
序盤の日常風景はちょっとした仕草や室内の小物のセンスがジブリっぽかった。
異世界はさながら美術館でいろんな風景画を鑑賞している気分になった。
ただストーリーが最後まで予定調和でご都合主義で子供だましで、盛り上がるはずの終盤でウトウトしてしまった。
騒動を起こす王子と魔法使いに全く感情移入ができなかった。
こどもには楽しめない?
原恵一監督の主要作品は「クレヨンしんちゃん」から観ています。
宮崎駿監督ほどファンタジーな表現でなく、新海誠監督ほどのリアルさのないサジ加減が個人的には気に入ってます。特に人物の顔の描写は他に似たもののない独創性があって好きです。しかし、作品を追う毎に表情はリアリティーを増し、今回はシャドーの付け方も大きく変わってきているような印象があります。そのせいか今作はファンタジーとしながらもやや現実的な部分が目立ってしまったような思いもしました。
チラシには「おとなも泣ける」とありましたが、この映画は大人にこそ共感され、子供には難解で楽しめないのではないでしょうか?実際、GW期間中であるのに場内はまばらで子供の姿はありませんでした。同時に公開中の「クレヨンしんちゃん/新婚旅行ハリケーン」が母子であふれていたのとは対照的でした。
一人の創造性で作り上げる部分のおおいアニメ作家という人達はどうしてもエゴが強くなり、観客の目線からそれてしまっているのではないでしょうか? 原監督にしても「クレヨンしんちゃん」と言う縛りの中でおとなにも楽しめる作品に作り上げたり、また、「クレヨンしんちゃん」の家族構成をそのままに子供も楽しめながら自分の作品として消化した「河童のクゥと夏休み」という実績があるだけに残念です。。
「アニメ大国」と言われる日本において巨匠と言われる方が、今更「子供相手のアニメ映画が作れるか」との思いもあるでしょうが、現在の日本映画はアニメが実写に寄り、実写がアニメに寄せ過ぎているような気がします。
作画の力を得て素晴らしいファンタジー・アニメとなっていますが、この作品が実写映画としたらおとなは楽しめるのでしょうか?
私の様な「テレビ漫画ばかり観ていると馬鹿になるよ」と言われながらも夢中で観て育ってきた世代にはやはりアニメは子供にも楽しめるものであって欲しいと思います。
最後に、多くの皆さんが指摘するようにキャストは最大のミスだったと思います。
大人はどこから大人になるのか
物語は4.5なのにキャストがなぁ...
良いか悪いかというと納得いかない感じ
このレビューで星をつけるときに私は、決めていることがあります。
3.5以上は良い。3.0は並。2.5以下は悪いです。
でもこの作品、並の作品とは言いがたいところがたくさんあります。
それはいいところもたくさんありますが、悪いところもたくさんあります。
そういう意味ではバランスが取れていると言えるのかもしれません。
だからの3.0と言えるでしょう。
冒頭から、10分くらいはとても良かったです。
エンドロールのラストまでの最後の15分くらいもいいでしょう。
異世界モノというのはわかっていることだと思うので、その異世界の描写も良いと思うんです。
悪いのは、
・失敗しているところ。
・だらだらと長いところ。
大きく分けるとこの2つかなと思いました。
失敗しているのは、ある意味しょうがない。
失敗なんだもの。多すぎるというのはありますが、人は誰でも失敗しますから、しょうがない。
やりたい事とやった事の食い違いややれる事の間違いを直せばどうにかなります。
でもだらだらと長いのは言い訳できないと思います。
冒頭と最後の15分以外は30分乃至は40分くらいで済む話ではないかと思いました。
つまり最大で65分の作品です。
監督自らおっしゃるように引き算が必要なのであれば、65分でもよかったのではないでしょうか。
ただこれは監督のせいにだけしていい話かなとも思います。
この作品を120分程度の映画作品にしなければならないという日本の映画システム自体に問題もあるのではないかと思うのです。
というのを色々考えてみて、総合的にこのような星になりました。
もっといい映画を気楽に作れて、気楽に見れる環境が世の中に整いますように。
微妙の一言に尽きるが酷評されるほどではない
新宿ピカデリーで鑑賞。まず言いたいことは、新宿ピカデリーはおすすめできません。音響の調整が悪いのか、主人公たちの声がキンキン響いて耳障りすぎる。ここでコナンを見た時もそうでした。東宝系やバルト9での鑑賞をおすすめします。
【良かったところ】
登場人物たちの作画がまず素晴らしい。特に食事などの日常の所作は上手く動かすことが難しいと言われているなかで、すばらしいクオリティで描いてくれていました。また魅力的すぎる背景美術も、上手く異世界の雰囲気を形作っていたと思います。
【イマイチポイント】
この映画は要素を無駄に詰め込みすぎ、もしくは詰め込まなさす過ぎだと思いました。
思春期の悩み、その家に生まれたがために背負わされる宿命、文明社会への警告、などなど…
それらが上手く繋がっていれば良かったのですが、お世辞にも繋がっていません…。見終わったあと結局何を伝えたかったのか?自分は何を見たのか?疑問が頭をぐるぐる回りました…。
また、エンタメ作品としてぼーっと見ても、今度は内容が足りません。眠くなる人も多いと思います。
映画館で退屈するというのは、映画館で映画を見るものにとって最も辛いことです。予告編の時点であまり心を動かされなかった人は見に行かないほうが賢明でしょう。
声優については賛否両論あるようですが、些細な問題だと思います。なぜなら、声質によって主人公が小学生に見えなくとも、ストーリー上全く問題ないからです。主人公が小学生~高校生どの世代に設定してもあまり本質は変化しないでしょう。
【まとめ】
迷っている方はまず予告編を見て下さい。そこで心を動かされたらきっと適性があります!映画館に行く価値があるかと思います。
逆にちょっと違和感、何かを察してしまった人は見に行かないことをおすすめせざるを得ません。
絶賛する程ではないが、酷評に値するものでもない
役柄と声優が合ってない❗
ファンタジーの中で力の無い主人公はどう動くのか
アニメを作るにおいて、
他ジャンルと比べてかなり難しいと
言われるのが「ファンタジー」。
世界観の構築を一から行うという
芸術にも似た難易度の高い創作を
今作は見事にこなしている。
しかし、この作品はそこら辺の
ファンタジー作品とはモノが違う。
この話がよくあるファンタジーと違うのは
「主人公が何の力も持たない」という点。
ファンタジー主人公といえば何かの力を授かったり、主人公が派手に動き回るのが当たり前。
そうしないと主人公をファンタジーという
派手な世界に放り込んだ意味がないからだ。
しかし、この作品にはそれがない。
特別な役職を授かりながらも特殊な能力はなにひとつ持たず、活発に動く事もない。
それは主人公があくまで
「こちらの世界の住人」だからだ。
あちらの世界に心が冒されないままに冒険していき、
全ての問題が解決した後も
こちらの世界に戻る事を躊躇わない、
しかしあちらの世界を去る頃には
しっかりと成長しているという
今までのファンタジー作品とは
明らかに一線を画す作品だと思います。
しかし、今作の評価が高くないのを
見てもわかる事だが、
万人受けはしない作品だとも感じた。
現代のいわゆる「ウケる作品」は
もっと単純でわかりやすくて、
見終わった後に何の謎も残らない作品が
好まれているからだと思う。
この映画を鑑賞してモヤモヤした
気持ちを抱いた人は
ラジオで原監督や松岡茉優さんの
この作品に抱く思いを聞くと
そのモヤモヤは解決すると想います。
そしてクライマックスのあるシーン、
あれは最高としか言いようがない。
今までに体感した事がない、
新しい感動を教えてくれるあのシーンを
見るだけでも映画代を払う価値がある。
どこのシーンの事を言っているかは見れば必ずわかります。
この作品が評価される事を祈ります。
「松岡茉優、山ちゃんの教えバッチリ」
なんだこれ。
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