劇場公開日 2020年2月14日

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「設定テンコ盛り。足せば良い・・・というものじゃないですね。」ドミノ 復讐の咆哮 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5設定テンコ盛り。足せば良い・・・というものじゃないですね。

2021年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

同僚を殺された刑事と、殉職した刑事の不倫相手だった刑事が、仇を求めて捜査する物語。

デンマーク発のサスペンスアクションです。
ハリウッド製作ではありませんが、逆に地味ながらしっかりとしたストーリー展開を期待して鑑賞。
結果、期待外れでした。

大規模テロ、IS、ISを追う元特殊部隊隊員、CIA・・・地味どころか設定テンコ盛り。でも、どんなに派手な設定を積み重ねても、予算は増えるわけはありませんから、大掛かりな設定と比較して「貧相」に思える内容になっています。
特に、クライマックスは「お粗末」の一言。
テロ犯にするにせよ、せめて単独テロ犯にすれば、こんなことにはならなかったように思いますが・・・

刑事二人の設定についても盛り過ぎに感じます。
主人公は、相棒を見殺しにしただけでなく、拳銃を自宅に置き忘れて直接的な原因も作る設定。
そして、女性刑事は被害者の不倫相手。
映画が進につれ、フューチャーされるのは、恋人を失くした女性刑事の悲嘆。なら、拳銃を忘れた設定など付けない方が余程無理がないように感じます。
二人がお互いを批判し、詰り合い、っていうなら、人間ドラマとして深みが出るのですが・・・その描写も殆どなし。

色々と欲張り過ぎて収拾が付かなくなった映画・・・と感じられ、評価は厳しめです。

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よし