「宇宙空間と男女と性と罪と」ハイ・ライフ Jiroさんの映画レビュー(感想・評価)
宇宙空間と男女と性と罪と
2001年宇宙の旅を彷彿とさせるような均整のとれた美しい閉鎖空間
特にファッションや主舞台となる宇宙船内部のセットが、「閉鎖空間での臨床実験」という設定と相まって、非常に得体のしれない感じを演出していて、それが非常に美しい
また、宇宙船または宇宙空間での「音」についても非常に宇宙的な響きがあり、無常観を出していてよい
画面と音に関しては非常に気に入りました!
シナリオに関してはエンターテイメント的なプロットが弱いため、サスペンス的な楽しみ方をしようとすると肩透かしを食らう
閉鎖空間で、無限の時間を前にした男女が「性」と「罪」を抱えてどう生きていていくのか
視聴者は自身の経験にある「性」と「罪」とを照らしながら、ラストシーンがハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、それぞれが異なるストーリーを紡ぐだろう
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