「"業者"」テリー・ギリアムのドン・キホーテ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"業者"
異国の地での映画撮影、そして住む民の人生が狂い、主人公は現実が幻日?となり、映画の世界から抜け出せなくなるような!?
D・ホッパーの「ラストムービー」と近いものを感じてしまう、T・ギリアムが撮りたかったドン・キホーテはラストを含め堂々巡り?全然、ドン・キホーテは終わらない?
自分が観てきたT・ギリアムの作品はドン・キホーテ要素が必ずチラホラと、撮りたかった情熱は理解出来るが、まだまだ?次の作品もドン・キホーテを撮りたいのだろう?と、思わせるエンディングのオチが!??
そして、救いようがない哀しき男の末路が描かれる印象が強いT・ギリアム、彼の作ってきた映画自体がドン・キホーテそのまんまなのでワ?
突飛な描写がメチャクチャに繰り広げられるファンタジー要素を含めたブラックな展開、突き抜けた感じが足りないようにも思えたが、J・プライスの滑稽さの中にある爺さん特有な可愛さに癒され悲しくもあり、でも笑えたり老体に鞭打った演技にアッパレ!!
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