「オチが謎」テリー・ギリアムのドン・キホーテ サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
オチが謎
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ストーリーはどこかの解説を読んでもらうとして…
普通、うぬぼれ屋が変人に振り回されるのなら、変人ならではの世界観に打ちのめされて本当に大切なものに気づく…というプロットになるはずだが、どうもそうではない。
しかし途中まではそんな雰囲気を纏っていて、娯楽映画としてとても面白かった。ずっと飽きずに観ることができる。問題なのはオチにかけての最後の数十分だ。
うぬぼれ屋(あるいは自分勝手)のトビーは打ちのめされはするが、自ら世界観を変えることはなく、何とも後味の悪い目に合って終わる。
自身をドン・キホーテと勘違いした老人ハビエルは…最期に正気を取り戻したんだから元から正気だったんだかよくわからない。
ヒロインのアンジェリカも、行動原理や思考がよくわからない。
そして、オチだ。
頭を打ち、ハビエルを死なせてしまったトビーはアンジェリカとどこかへ旅立つ途中でドン・キホーテになってしまう。
風車を巨人に取り違え、アンジェリカを従者のサンチョと呼んでしまうのだ。アンジェリカはそれを微笑みながら受け入れて、それで劇終。
なんで???どういうオチ???全然わからん!!
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