「さすがテリー・ギリアム、長年待った甲斐があった....」テリー・ギリアムのドン・キホーテ アンディ・ロビンソンさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがテリー・ギリアム、長年待った甲斐があった....
最高ですね、特に(往年の)モンティ・パイソン好きには堪らないテイストです。
アダム・ドライバーって(SWで知って)あんまり好きになれなかったけど、今作の演技で見直したというか、逆に可成り好きになりましたね。
このような(難しい?)役柄をこなせるなんて、素晴らしい役者です。
少し前に観た、デニス・ホッパーの「ラスト・ムービー」にどことなく通じる所もあり、興味深かった。
「ラスト・ムービー」程イッちゃってはいないけど、別の意味でイッちゃってる感あるので、この手のが苦手だったら止めといた方が良いです。
あとの展開が読めないというか、「この先、一体どうなるの?」感でドンドンいっちゃいましたね(自分的には)。
それと、映像や音楽といった全体の構成バランスも気に入りました。
別に、今作に至るまでの(長きにわたる)苦労話を知らなくとも、作品の内容を左右するものでは無いので、興味を持ったら後から見れば良いんじゃ無いかと思います。
ただ内容的に、この映像を(スケール感の無い)小劇場や、自宅のTV画面でが初見だったりしたら、ちょっとキビシイかも知れませんので、出来るだけ早めに大き目のスクリーンでの鑑賞をお薦めしておきます。
因みに私は、関東圏ではスクリーンが一番大きいと思われた、川崎チネチッタの7番で鑑賞することが出来たので幸いでした。
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