「少し笑った。感動なし、面白くない。」テリー・ギリアムのドン・キホーテ SHさんの映画レビュー(感想・評価)
少し笑った。感動なし、面白くない。
名を成した人が自由に思うがままに何かを造り上げることは素晴らしいことだと思うけれど、劇場映画という形を取るならば、多くの人を魅了するものを目指してほしい。この作品は・・・面白くしようという試みは伝わってきたけれど、自分にはそれを十分に理解するには至らなかった。ひどい言い方をしてしまうと、贅沢なお遊びに見えてしまい、後半の観賞は辛過ぎた。らしいといえばらしいと思えたわけで、だからこそなおさら、テリー・ギリアム作品すべてが駄作に見えてしかねないような、ある意味結構やばい作品にも思えた。
作らせてもらえなかったものを、ようやく作らせてもらえたのでしょうか、テリー・ギリアムという名のもとに・・・まぁ自分もそれにつられて見に来たわけだから─。
作品の内容を全く記さず締めようと思うのだが、見ようかなと思っている人には、セルバンテスをよく読んで時間が余りに余っている時にこそ見るべきものかもしれないと申しておきます。無理してこの作品を観賞するよりは、原作を丁寧に読むことがよっぽど身のためになると思います。
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SHさんのコメント
2020年1月29日
ブラジル、バロン、フィッシャー、12の時期は神がかっていましたね。
ブラジルを見て過去のモンティーパイソンものを貪って、勝手にがっかりした記憶が蘇りました。
(^_^;