「監督自身がまた一つステージを上げた傑作の誕生」テリー・ギリアムのドン・キホーテ あさちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
監督自身がまた一つステージを上げた傑作の誕生
「ゼロの未来」から約6年ぶりの新作は天才、鬼才、映像の魔術師などと称される監督の新たな傑作。構想30年、企画頓挫9回という話題性なんか邪魔なだけ。寓話を借りて人の尽きぬ欲望の曼陀羅を緻密に構成。アダム・ドライバーの一皮剥けた演技、彼が夢うつつを行きつ戻りつスペインの寒村と荒野を舞台に描ききった。エンタメと芸術的映像美を高次元で見事に融合させた点も特筆すべき幻想的な紛れもない傑作誕生。こんな映画をテリー・ギリアム監督以外に一体誰が撮れる?撮れないね~😁
コメントする