「サイコスリラーではない。」ハウス・ジャック・ビルト shigeshigeshigeoさんの映画レビュー(感想・評価)
サイコスリラーではない。
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本作はサイコスリラーと紹介されているが、全くサイコスリラーではない。
たくさん殺人シーンが出たり、家族殺しや、少年の残虐シーンもあるけど、全てはメタファーだと思う。
これは、神と人間の領域の話。
善と悪の定義の話。
全ては、人間の原罪についての物語だととらえる。
それにしても、この監督自体、取り上げるテーマと描き方が、悪魔的思考で凝り固まった変態だと確信した。
しかし、現実世界では到底許されない世界からドラマをつむぎだそうとする努力は買います。
アメリカで全編上映できないのは、日本より勧善懲悪の思考が、民族や人種によって、はっきりとしているからだと思う。狩猟民族の映画。
最後の赤いガウンは、キリスト受難の日、そのものではないか。
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