「特に女性には、心に染みるのでは?」第三夫人と髪飾り ペットはマメルリハさんの映画レビュー(感想・評価)
特に女性には、心に染みるのでは?
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そう思うのは、自分も女性、しかも年齢でいえば第一婦人に近い(汗)から、かもしれません。
第一婦人、第二夫人にしてみたら、競争相手でもあり、でも感覚的には娘、妹、のような感じ?
人間て単純じゃないですよね。誰だって清濁持ち合わせ生きている。
第一婦人が、メイの赤ちゃんを取り上げるのを手伝うのも。
第二夫人が不義密通をするのも。
メイが、第一婦人の妊娠を知り、自分の子が最後の男児であるようにと願うのも。
その後流産した第一婦人を見て、良心の呵責に苦しむのも。
自殺した第一婦人の長男のお嫁さんに涙するのも。
生まれた女児の口元に、毒の花を持ってくるのも。
あるがままの営みが、北ベトナムの風景と、美しい音楽と共に。
時代も国も違えど、こうやって生きてきた女性たちの延長上に、私たちは生きているのかなあと、心打たれました。
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