劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明のレビュー・感想・評価
全135件中、61~80件目を表示
過激さにのぼせた自己矛盾
原作未読。アニメ視聴。
段々と死んでいくような“自殺的”旅路で描かれる死生感。隣り合わせる死の匂いと、引き返せない「アビス」という大穴の設定。アニメシリーズは非常に面白かったです。
ただしこの映画ではその「降りていく」という工程が描かれない。長いストーリーの一端を描くという構造上、仕方ないのかもしれないが、そこで何をするかというと、可愛らしいキャラクターでのゴア表現に終始する。そしてまぁこれが薄っぺらい。
可愛らしいキャラクターで重いテーマを描く、生々しいシーンを描くのは表現のギャップとしては面白いのだけど、それがメインになるのは本末転倒。この作品がゴア表現を楽しむものなのであれば、悪趣味であれ否定はしないが、死との距離感の中で命の質感を描く物語の本筋と相反しているのはどうなのか。
子供を解体してケースに詰めるという、恐ろしく過激な表現をしているにも関わらず、それに見合うだけの感情の重みを感じられない。必要性のない過激な表現は、過激であるための過激な表現は、軽薄な演出にしか映らない。B級ゴア映画の方が、随分と潔い。
あれだけの惨酷なシーンの連続の後で、笑顔で次の旅路に発つ3人はまるで白痴に見える。物語の本筋であるべき生命の質感を、この物語自体が軽んじてしまっているのではないか。
果てしない深淵、いよいよ佳境に
第5層・非道の宿敵ボンドルド卿との一戦。まさに劇場版に相応しい佳境。
これを見ておかないと2期を見ることができない。期待の一作。
アニメ1期で物語の裏側を暴いてしまったので、アニメほどの大きな衝撃はないものの丁寧に作られた作品でとても好印象だった。
特に迫力のバトルシーンがなかなか気合入っていてさすが劇場版と言ったところ。
グロ描写も言われている程は気にならなかったが相変わらず子供に非道いことをするのは少し気が引ける。
また、何度も起き上がってくるボンドルドは少しチート臭い。あっけなく倒してしまうのも面白くはないが、少し1キャラに対して引っ張り過ぎではないか。
ただただ私利私欲で子供達に残虐な実験を繰り返し命を奪うだけというのはうんざりしてしまう。悪役は分かりやすい方がいいとは言え、単調さが目立ったのが残念だ。
あまりにも分かりやすい悪党という印象が強すぎるので、もう少し非道な実験と引き換えに得られる対価があればよかった。
一方で不思議とリアリティを感じるのも確かである。
アヴィスの深淵を夢見て目指してやってくる若者は、現実社会の若者と瓜二つだ。
まるでアニメの声優やアイドルと言った夢に憧れてやってくる若者を食い物にする経営者のよう。
そういった現実社会の闇の構造をファンタジーにうまく落とし込んだように見える。
特に衝撃を受けたのは使える部分だけを切り取って残りは捨てる人間のカードリッジ。そのエネルギーの構造がイマイチ不明ではあるが、例えば労働力と捉えれば世の中の弱者からエネルギーを搾取し使い捨てするという構図とも読める。
それとも特定の民族を虐殺し臓器売買で利益を上げると疑われている某国だろうか。
この作品は我々に何か隠されたメッセージを発しているようだ。
呪いと祝福を凝縮した105分
テレビ版でハマってから、映画を待ちきれず原作一気読みした勢です。
やはり背景を含めた映像のクオリティは評判に違わず圧巻。
演出というのか、時間の使い方も絶妙。
第五層の話は情報量も多く、普通に映画化すると駆け足になりそうですが、
マンガから省いているシーン、尺を使って丁寧に描写しているシーンのバランスが絶妙な塩梅になっています。
例えば、序盤で花畑を焼かれる場面。
死体を含めた花畑の引き絵の描写を尺を使って丁寧に書いている。
こらからの不吉な展開を象徴するシーンとしてガッと気持ちを没入させられた。
逆に、地上メンバーのセリフや今後の伏線になりそうなセリフはバッサリ無くなってたりする。
後半のレグ対ボンドルドのバトルシーンから、プルシュカの最期のシーン(´;ω;`)等々見所しかない。
マンガを読んでからでもいいですが、
テレビ板だけ観てから、劇場で衝撃的な展開の連続を味わいたかった気もします。
グロに抵抗あって行けてない人、
アビスの世界は呪いと祝福が表裏一体です。
グロシーンも美しいシーンも含めて素晴らしいという稀有な映画なので、アニメ好きなら観ないともったいないと思います。
(参考になるかは分かりませんがグロレベルは旧劇場版エヴァ位かなと思います。あれが問題なければ平気かと。)
余談ですが、劇中になくてマンガにはあるセリフや補足情報がけっこうあります。
逆に映画は観てマンガ未読の方は、読んでみることをお勧めします。
みんなで深界六層へ。ハッピーエンド
プルシュカが無残にもカートリッジにされる様子が漫画のまま描かれていて大満足です。
メイドインアビスをここまで好きになれたのは、この話があってこそだと思います。
アビスの深淵の不気味さ、上昇負荷という設定ライザから届いた手紙のなぞ、そして何より可愛い絵柄に似合わないエゲツない描写。
他の作品には無い良さがこの作品にはあります。
カートリッジになったプルシュカも白笛としてリコやレグと一緒に深界六層に行けて良かったです。
ある意味ハッピーエンドです。
ボ卿…マジで許さんが…愛してる
アニメ総集編を鑑賞済み
原作は未読
メイドインアビスとTwitterで打ったら地獄とかサジェストに出るから
「地獄?メイドインアビスで?あんな可愛い感じで地獄?」
ってなって見ました…
結論から言うとオールタイム・ベストでみるのがきつかったです。とにかくキツい。もうキツすぎて成れ果てになってしまいました
ストーリーはプルシュカの可愛いく無邪気な姿で光を見せてからボ卿にジェットコースターの急降下並にズドンと堕とされます。 ボンドルドを許すな ボ卿を許すな パパ棒を許すなもうエグすぎ、見てられない。よくこれを映画に100分の中に自然に落とし込めたな製作陣最高かよ…
更に畳み掛けるボ卿演じる森川智之さんの演技の一つ一つ。語られる残酷なセリフの数々が後半の絶望を加速させ我々の胸にグサリと刺さる。これはサノス以来の純粋な悪役かもしれない。
そこにとても素晴らしき音楽が合わさりあるシーンでは相乗効果で更にメンタルにダメージ
まぁ、こうやって絶望みたいに言ってますが
マジで最高の映画です。
音楽、作画、声優、キャラ、ストーリー。どれをとっても最高です。
今度原作買おうかな…
とりあえず今後鑑賞する方は体調万全の状態でグロ耐性つけて見た方がよき。
ワイは疲れた状態でナナチの「ンなぁ」を聞いて癒されに鑑賞し、ボンに底無しの地獄を味わう羽目にあい上昇負荷で4時間ちょいグロッキーになりましたw(ただし作品は最高だから最高。)
追記 ガヷ亻゙亻゙デズネ゙ェ゙ナ゙ナ゙ヂ!
公式はナナチ1/1ぬいぐるみはよ
もしくはボンドルド1/1フィギュアはよ
出来なければボンドルドマスク&祈手マスクか、ボンドルドの手のアーマー+ナナチぬいぐるみを…(ナナボン《ナナチとボンドルドのカップリング》Loveが故の追記)
劇場からの帰路という上昇負荷
今作はボンドルドというキャラクターがいわば主役です。彼が何をしでかすのか見ていてハラハラします。R15故に残酷なシーンもありますが、それも作品に必要なスパイスです。
冒険は夢や希望だけでなく痛みや悲しみもあるんだよって教えてくれる良い作品です。
大人のキャラクターでなく、幼い少年少女がその痛みや悲しみを受けて乗り越えて先へ進むことで私たち視聴者も命の強さを感じることができるのではないでしょうか。
映像化にあたり、私が見たかったボンドルドの武装(ギャングウェイ、スパラグモス、etc.)は想像以上の出来栄えでした。スパラグモスの高温と高音で焼き切るような表現はとてもよかった。
いやー、ほんとに劇場では時間も忘れて見入ることができました。それゆえに上映終了後の現実に戻る際の負荷はすさまじかったです。
視聴の際はカートリッジ持ち込み不可ですので、なるべく耐えてくださいね。
とてもとてもとても良かったです。
さ~て!来週の次回予告は~?!🥺💕
監督とりあえず表出ろ? 😫🤮
終わった後何故か無でパンフレット買っていました🤔🧐 (グッズは全て売り切れだった)
胸糞悪ぃな!!ほんま胸糞悪ぃよ!😭🤮
の三本です!お楽しみに~~!
早く続きを。彼女に幸せを
アビス好きなら絶対見るべき!!
今まで見たアニメ映画の中で1番良い作品だと思います!
まず、原作に忠実で作画が神です!
戦闘シーンは鳥肌が立つぐらい素晴らしく
手抜きも一切ありません。
エンドロールはMYTH&ROIDの曲が採用されていて、映像とマッチしてしんみり映画の余韻を堪能できます。
DVDで見るより映画館で見た方が
絶対いいと思う作品です!!!
⚠️注意⚠️
この映画はアニメ『メイドインアビス』の続編となっております、アニメを見てない方は話が分からないかもしれません。
そして、グロい表現がありますので
苦手な方はお勧めしません。
かわいいグロい痛いエグい
覚悟はしていたが、劇場で何度か両手で顔を覆ってしまった。
変な人がいるって感じで周りのお客さんに迷惑かけたかも。
綺麗な絵で滅茶苦茶よく動きました。ストーリーも相変わらずよく出来ています。
続編が楽しみです。
続編としての完成度
可愛らしい絵柄と正反対なダークなストーリ、前作のアニメシリーズから更に映像、音楽の質が上がっており作品として素晴らしい
ダークな面はこの作品の魅力でもありますがそういった作品が苦手な人はやめましょう
それが平気ならなみて損はないはずです
( I ) <製作者達の愛ですよ、、愛
結局ナナチがかわいいってことだよ
原作未読なのでアレですが、プルシュカの描き込みが役割をこなす以上のものになっていないのが残念。うん、それは知ってた。って感じで。
バトルシーン等々、大変な良作なのは間違いない。が、欲を言えば、5層前にもっとアビス観光シーンが欲しい。生き餌描写だけでなく!
まあ、美味しいナナチが観られるだけで至福ですわ。
あとEDクレジットめちゃめちゃイイです。
1ピコメートルでも興味ある人は観るべき
映像、100点
音楽、100点
アクション、97点(アクション途中で作画が完成してない場所があった気がする・・・狙いかもしれないけど)
グロさ、もう少し激しくてもよかったかな
やるせなさ、すこし足りない気がする
内容、原作読んでない人はちょっと解らない名称が出てくる所もある
1ピコメートルでも興味を持った人は劇場で観ておいた方が良い。後々はまった場合後悔するから!
TVシリーズのファンにはオススメ!
面白かったです。初見さんはTVシリーズ観ないとなんのこっちゃわからないと思います。
グロは人によると思いますがTVシリーズ並みかな?
個人的に1番涙腺にきたのはレグの「ナナチの敵は僕の敵だ」のセリフでした。
内容は原作通り。この映像化は評価されるべきです。
残念ながら、原作やTVシリーズを知らない方からの低評価が見られます。
R-15指定なので、グロい描写がそこそこあります。また、子供たちが
酷い目にあいますが原作通りです。
確かに気持ちいい表現とは思いませんが、この物語には必要な表現と
受け取っています。ここらが好き嫌いが現れるところと思います。
さて、見る前に知っておいたほうが良い事として、完全に「TVシリーズの
続き」という事。
なので、原作を読むかTVシリーズを見ていないと、グロい描写が必要な
理由や、ナナチの心情やレグの怒りなど、物語の大事な部分がイマイチ
分かりません。
※原作の単行本は4巻途中からの内容がこの劇場版なので、そんなに多く
読まずとも追いつけます。この物語について好き嫌いもわかりますので、
可能ならば映画鑑賞までに読んでおいたほうが良いと思います。
TVシリーズでの放送ならの制限上で表現が難しいところ、「劇場公開なら
R-15指定にすれば完全再現できる」という制作側の英断が、この映画の
完成度を高めたと思います。
私の評価は「★4」でしたが、1~4週目まで映像特典の「マルルクちゃん
の日常」がありますので、+★0.5の「★4.5」としました。
惹き込まれる
通常スクリーンで鑑賞。
久々にほぼ満席であった。青ブタ以来か。
星5個をつけざるおえないでしょう。
TVシリーズ放送時は非常にインパクトを受け、魅力を感じ、コミックで出てる分は全て読みました。とはいえ映画上映したらこんなに人気がある作品とは思いませんでした、ファンの多さにビックリですが、やはり、いいものはいいと言うことでしょうか。
まず、ストーリーに惹き込まれますね、ワクワクと怖いもの見たさの入り交じった感じでしょうか。 今まで聞いた事のない物語、大穴深く潜って行く過程で、驚きの世界観を見せてくれる設定や脚本はアビスの世界にグイグイ引きずりこまれます。加えて登場人物の幼児キャラ度とグロいシーンのアンバランスさ、アビスの斬新で見たことない情景を魅力的に見せる背景、美術。そしてナナチや釣り上げたグロい魚みたいな個性的なキャラ。独特の作品なのは間違いないと思います。
あと、BGMも非常に良いです。本当、アビスの世界観にピッタリです。
私にはまだ、奈落の底で待つものの意味、この物語の本当のテーマがはっきり見えません、人の探究心や未知なるものへの興味なのか、命の意味や尊さなのか、その他なのか、でもそれが解らない事もこの物語の先を見たい強い欲求になります。
次回作を心待ちにして、必ず見に行きたいと思っております。
全135件中、61~80件目を表示