「呪いと祝福を凝縮した105分」劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明 Duchampさんの映画レビュー(感想・評価)
呪いと祝福を凝縮した105分
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テレビ版でハマってから、映画を待ちきれず原作一気読みした勢です。
やはり背景を含めた映像のクオリティは評判に違わず圧巻。
演出というのか、時間の使い方も絶妙。
第五層の話は情報量も多く、普通に映画化すると駆け足になりそうですが、
マンガから省いているシーン、尺を使って丁寧に描写しているシーンのバランスが絶妙な塩梅になっています。
例えば、序盤で花畑を焼かれる場面。
死体を含めた花畑の引き絵の描写を尺を使って丁寧に書いている。
こらからの不吉な展開を象徴するシーンとしてガッと気持ちを没入させられた。
逆に、地上メンバーのセリフや今後の伏線になりそうなセリフはバッサリ無くなってたりする。
後半のレグ対ボンドルドのバトルシーンから、プルシュカの最期のシーン(´;ω;`)等々見所しかない。
マンガを読んでからでもいいですが、
テレビ板だけ観てから、劇場で衝撃的な展開の連続を味わいたかった気もします。
グロに抵抗あって行けてない人、
アビスの世界は呪いと祝福が表裏一体です。
グロシーンも美しいシーンも含めて素晴らしいという稀有な映画なので、アニメ好きなら観ないともったいないと思います。
(参考になるかは分かりませんがグロレベルは旧劇場版エヴァ位かなと思います。あれが問題なければ平気かと。)
余談ですが、劇中になくてマンガにはあるセリフや補足情報がけっこうあります。
逆に映画は観てマンガ未読の方は、読んでみることをお勧めします。
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