「最高のストーリーと最高のスタッフが贈る今年度最高傑作」劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明 小沢式部さんの映画レビュー(感想・評価)
最高のストーリーと最高のスタッフが贈る今年度最高傑作
2017年ベストアニメに数多く選ばれるメイドインアビス の続編。
アニメ最終話からそのまま続く今作は、アニメ版のスタッフ集結かつ、終盤のバトル描写のために「僕のヒーローアカデミア」や「血界戦線」、「Fate/Grand Order」など様々なアクションアニメでエフェクトを手がける橋本敬史氏をエフェクト作画監督として起用するという気合いの入れっぷり。アビスを縦横無尽に駆け回り、「火葬砲」と「枢機へ還す光」が火花を散らす戦闘描写は一見の価値ありです。もちろんストーリーも原作とほぼ変わらず、重厚かつ余韻が後をひく仕上がりになっております。そして特筆すべきは映画館サウンドで聴けるケビン・ペンキン作曲の豪華なサウンド!オープニングとエンディングがアニメ版第一話のように彼の楽曲で静かに始まるのがとても良いです。演出、サウンド、作画、そして声優さんたちの熱演など、これほどまでにメイドインアビス に愛を込められる人は制作スタッフを差し置いて他にはいないだろう!と思える作品でした。パンフレットもそれぞれの作品愛に溢れてて非常に良いです。リコ達一行の旅の続きを期待してしまう、そんな一作なので是非とも多くの人達にアビスの魅力に溺れてほしいですね。続編が待ち遠しい!
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