LOOP ループ 時に囚われた男のレビュー・感想・評価
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ハンガリー発のSFスリラー
何度も同じ時間を繰り返す男。運命を変えて繰り返されるタイムループから抜け出したいが…。
同じシーンが何度も繰り返されるのですが、毎回少しずつ違って来るのが面白かったです。
ラストはもう何回繰り返されたのかも分からなくなって頭がこんがらかりますが伏線回収されます。
それなのにまだ違和感が残り不穏な空気。
きっと二度観たくなるというキャッチコピーどおりもう一度観てしまいました。笑
スリープの常識を破る
時間をスリープする系の話は、辻褄が合わない事が多いから、どうしてもアラ探しをしてしまう性格の悪い私ですが、この映画は、何度もループするという離れ業に挑戦してて、最後の方はかなり複雑になってます。
良い意味でも悪い意味でも「あれ?あれ?」が連発して混乱必須。そもそも、今、何回目のループだっけとか、このときアンナは生きてたっけ?とか悶絶しました。
ちょっと時間の感覚を飛ばし過ぎててエグいです。
難解なようでシンプル、ゆえに中途半端か
この手のストーリーは難しければ難しいほど玄人向きだけど、玄人好みなほど難しくなくライトな人に理解できるレベルでもない。私は後者なのでちゃんと理解できなかったがもう1回観ようと思うレベルではなかった。
と言いながら、全体的に悪い出来ではなかった。
さりげなく表現されるアナロジーはすごくよかった。自己否定や複数の未来の収束など。
幾重にもなっている現実を、困惑しつつ理解していく感覚が新鮮。
脚本と設定がとても面白く、過去のタイムループ作品とは一線を画している。【オール・ユー・ニード・イズ・キル】の様な分かりやすいタイムループではなく、きっかけとなるトリガーや、既存の(?)ルールは一切無視した展開が低評価の一因だと思う。だが、ここだけ目を瞑れば非常に興味深い作品。
時間軸を敢えてブレさせて、幾つもの時間を、幾つもの自分が、幾つもの未来にしていくので、何が本当の現実なのか。これは完全に確信犯の脚本で、鑑賞者を分からなくさせている。目立った見せ場は無いのだが、意図的にキャストを少なくして物語に集中しやすくしてくれており、個人的にはまぁ満足なほっこりするエンディング。
後半の衝撃的な展開に、驚くか、呆れるか(笑)
足りない
率直に言って期待はずれ。
名前の通りタイムループものなんだけど、
ループって言うより螺旋かな?っていう。
難しいとこではあるんだけど、
「なんでループが始まったか?」もしくは「どういうきっかけで発動するか?」とかに
納得できる説明なり描写がないと消化不良感が否めないなって。
僕が見過ごしてたならすみません。
でも似たジャンルで言えば「プリデスティネーション」の方がメッセージ性も完成度も高かったし
エンタメ性なら「オール・ユー・ニード・イズ・キル」だし
なんなら「ハッピー・デス・デイ」の方が振り切ってて面白かったしっていう。
なにか光るものがあれば印象にも残ったんだけど…、うーんっていう。
70
これは確かに二度観たくなる。タイムループものとしては異例で、普通はループするトリガーやループ先のポイントがあるがこの作品にはそれがない。
それがモヤモヤするところであり、この映画の面白いところでもあると思う。
もう一度確かめたくなる仕掛け作りが上手い。
自分が殺されるビデオを見るが、時間軸がずれて何回も繰り返し同じ空間...
自分が殺されるビデオを見るが、時間軸がずれて何回も繰り返し同じ空間をさまよう。
同じ場面を何回も見せられるがなかなか上手くいかない。
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