劇場公開日 2019年3月9日

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「今からの「女、いのち、愛」の形。強くて優しい。」たちあがる女 xmasrose3105さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5今からの「女、いのち、愛」の形。強くて優しい。

2019年4月27日
iPhoneアプリから投稿

本当に、これ、面白いと思えそうな人には全員観てもらって、感想大会したい映画です。何?これ?新しいですね、BGM担当要員の音楽隊が終始付きまといます。ユーモラス。テーマは深くても、悲壮感は軽やかに振り切って。ランボーのような、とありましたが、私はエイリアンのシガニー・ウィバーが頭をよぎりました。自然、子ども含め人間もその一部ですが、そうした守りたいいのちのためにひたすら闘っているんです、主人公が。でも私たちも、皆そうかもしれません。時にはそれが思い込みと紙一重で。滑稽なようでもあり、思わず笑いがこぼれます。でも凄いんです、行動するんです、この人は。ぼーっとしてません。メソメソもしません。ぐちゃぐちゃ言わず、行動。愛があるから、諦めない。だからどこまでも強くなっていく。ひたむきなので、またそれを思わず応援してしまう男と家族、神の采配?で巻き込まれる人まで。周りの人や関係性に目に見えない変化と糸が出来ていく。活動家、ってこういうことでしょうか。男と女のレンアイじゃないですよ。血縁だけの家族愛でもなく。そこを超えていく愛を描いてみました、という映画。時代も、性別や血や種の問題含め、愛というテーマは、新しい章に入りましたね。邦題がちょっとだけ勇ましすぎかな。活動家だから?でもしなやかな強靭さです。

xmasrose3105