劇場公開日 2019年3月29日

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「こじんまり感が否めない。受け継がれる極意の行方とは。」大脱出2 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5こじんまり感が否めない。受け継がれる極意の行方とは。

2019年5月12日
PCから投稿

単純

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:捕らわれた部下達が、主人公の教えを駆使して脱出に挑んでいく様や、それを支えるべく奔走する主人公の姿がカッコイイ。前作の知識は最悪無くても大丈夫そう。
否:今回はどちらかというと、部下達が主体的に脱出劇を演じていくので、主人公の活躍はあまり観られない。意外性や痛快さも、前作に比べると迫力不足な感が否めない。

 特段前作の知識は無くても大丈夫ですが、説明もしてくれないので、気になる方は観ておいた方がイイかも知れません。
 今回は主人公の一番弟子・シューが捕らわれ、コンピューター制御された謎の刑務所「ハデス」からの脱出に挑みます。ブレスリン達はどちらかというと外からのサポートが主として描かれていくので、主人公メインの活躍を期待していた人にとっては、やや拍子抜けかも知れないですね。
 脱出を試みていく過程も、コンピューター制御だと何でもありなせいか、やはり前作のような痛快さがあまりなく、こじんまりとしてしまった感が否めません。それでも、
「直感とエゴを混同するな。」
というブレスリンの言葉は印象的でした。
 ちなみにこの「大脱出」。3も製作されているそうなので、そちらにも注目ですね。

映画コーディネーター・門倉カド