「盛り上がりに欠けるが…」騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!! 財団DXさんの映画レビュー(感想・評価)
盛り上がりに欠けるが…
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上堀内監督初となる戦隊映画。
昨年の『Be The One』も惜しい作品だっただけに、今年こそはと期待を込めた本作。
だが、結論から言うと『物足りないな…』というところか。
本作は6500万年前のリュウソウ族とリュウソウジャーが時空を超えて交流する。マッドサイエンティストと化したたちを止めようとするユノに加勢するのだが…短い尺のせいかこれ以上のことは起きない。いや、そもそもこの至極シンプルなお話すらなんだか冗長な語り口となった気がする。
コウたちが何度もタイムスリップを繰り返し、場当たり的に戦っているのだが『少々行き来する頻度が多くないか?』と感じた。
また、『ユノのマイナソーって誰が作ったの?クレオンいたっけ?』や『コウが帰ってこれた理由が杜撰すぎない?』などアラが多すぎるのが目に余る。
とはいえ今回も“上堀内カット”ともいうべく見所が多い。いざという瞬間はあえて無音にして画面や行く者の演技に全て託す演出、コウがヴァルマを睨みを効かせる直前の滴る汗、キシリュウジンやキシリュウオーのあっと驚くアクロバット戦闘など光るものもある。
総じて上記の点数となったが、今後もリュウソウジャーを見守っていきたいと思う。
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