「??「わたしのお金を返して(><)」」犬鳴村 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
??「わたしのお金を返して(><)」
2020年映画館鑑賞17作品目
ホラー映画を映画館で観るのはチャイルドプレイくらいで邦画では初めて
『ダンスウィズミー』以来ファンになった三吉彩花が主演ということなので観ることにした
彼女の表情や太い眉毛に萌えた
いくら映画は虚構とはいえ設定がぶっとんでいる
それもこれもホラー映画なんて例外なく古今東西邦画も洋画もB級だから当然といえば当然
そのB級映画を受け入れないとホラーは楽しめない
それでもつっこみたい
まず犬と交わって子供は絶対にできない
チンパンジーのオリバーくんでも無理
動物園でライオンとトラとかの子供をつくられても生殖能力がなかったり病気で短命だったりする
それとも野犬の呪いか
ダムを建設するために村が沈むにしてもあれは絶対にありえない
コンビニとかで売っている消えた村を特集した本とか石川達三の『日陰の村』とか読んだことあるし
他にもキン肉マンなみにいろいろつっこみどころがあるが割愛
でもそれなりにうまくまとめたと思う
犬鳴隧道がタイムトンネルになっている
当時赤ちゃんのおばあちゃんを子供だったおじいちゃんの家に連れてきたのがヒロインという設定は好き
ヒロインの兄がダムで遺体として発見され足元には二体のミイラ化?した古い死骸がセットになっているのも好き
高島礼子の犬人間になっちゃう熱演ぶりは褒めたい
最後はヒロインも犬人間になっちゃう
犬の呪いってちょっと斬新かな
これが子供騙しなら全てのホラー映画は子供騙しだ
ポップコーンにソフトドリンクを抱えて椅子に座り適度の室温湿度で最高の音響で大画面のスクリーンでゆったりと観る環境に本当の恐怖なんてあるわけがない
もしホラー映画が物足りないならタイにでも行って地雷処理でも手伝ってこい
そこに本当の恐怖があり恐怖が虚構でなく日常になっている
映画で世界的な賞を獲得するより地雷を一個でも除去した方が人間として価値がある