「日本国憲法は“國”じゃなくて“国”」犬鳴村 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
日本国憲法は“國”じゃなくて“国”
POV映像から始まり、映像は全体的にしっかりした作りでした。やはりハリウッドを経験した監督は違うのかなぁ。ツッコミどころも少ないし、トンネルの出口(入口か)の風景が違ってたくらいしか思い当たりません。
想定外のところで幽霊が出てきたりして、Jホラーで鳥肌が立ったのも久しぶり。特に顔がでかくなった幽霊の場面では声が出そうになりました・・・「顔でかっ」と。
そんな予測不能なキャラの性格がとても良かったし、まさか犬鳴村の血を絶やさないようにしようとする基本線はわかりました。ただ、その血が女系であり、犬の血は女性のみに受け継がれるのか?男は殺されてもどうなってもいいのか?という意味はわからず。弟が犬鳴村のジオラマをどうやって作ったのかもわかりませんでした。また、そこまで家系にこだわるのなら、完全にタイムスリップものにしても良かったんじゃないかとも思う。
それにしても電力会社の横暴さという社会派メッセージまで込めてましたが、実際は人柱にするとかの犯罪はないだろうし、立退料が少なくても転居先が決まるまでは最低限の補償はあるだろう。また逆に、温暖化対策が叫ばれてる中、水力発電が現段階ではもっともいいのだろうなぁ・・・
コメントありがとうございます。
確かに終盤は、名前とか親子関係が分かりづらかったですね。それでも、Jホラーに復活の兆しが見えたのでよかったです。2019貞子がひどい。
高島礼子が吠えるところは、迫力がありました。悪霊島の岩下志麻のあのシーンほどではないですが。