「設定・属性てんこ盛り、忙しくて怖くない」犬鳴村 ヌルハチさんの映画レビュー(感想・評価)
設定・属性てんこ盛り、忙しくて怖くない
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知人二人と観に行って、全員、「怖くない」という感想でした。
「夜の電話ボックスに男二人、何も起きないはずはなく」…なんてアホなこと考えられるぐらい、心に余裕が持てる怖さ。
心霊モノかというと、犬化?した女が出てきたり、ヒロインが霊にも触れたり、過去の因縁に家族愛も絡んでくるし、挙句にタイムスリップするしで、展開が忙しくて怖がってる暇がなかった。
キャラと犬鳴村の設定が多すぎて、かつほとんど説明がされないので、全体的に薄い印象だった。
それから、中盤以降まで、ヒロインが呪われるような行為を一切してないため、観てる側は、まったく冷や冷やしない。(いうなれば、リングでビデオみないで、貞子の調査だけしてる女性がヒロインの状態)
いくつか家族愛みたいなのも見せてくるが、その一つが、ヒロインの兄とその恋人でこれが致命的。
ヒロインの兄:オラオラ系DQN
恋人:妊娠中に山奥の心霊スポットに行くユーチューバー
この二人が子供に関してあーだこーだしても、感情移入できる人っているのかな…。
全体的な映像は綺麗で、演出も悪くない。役者の演技もいいので、観れはするが、怖くはないし、観てる間は展開についてけなくて、わけわからんうちに終わる…そんな感じでした。
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