「賢治と直子と極秘任務」火口のふたり Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
賢治と直子と極秘任務
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生活感があって、会話が楽しい。
賢治(柄本佑)が、ひとりでビール飲んで食べる描写は、ひとりでやってることを表現していて、直子(瀧内公美)と数年ぶりにやってからは、ふたりで一緒に食事をする。
直子だけが腹痛になるのは、将来の妊娠を描写しているようにも感じる。
小学生の3人組に見られていたことに直子は氣付いていないというシーン、「見ても何をしてるかわかんなかったと思うよ」と賢治が言っていた。極秘任務を覗き見した直子は富士山噴火の情報を知るが、自衛隊はセキュリティが甘くはない。翌日に自衛隊が避難誘導等をしているかのようにTVでやっているが、それは表向きの活動。きっと、本当の極秘任務が何なのかは知られていない。
ふたりはいつも後から本当のことを知るのだ。
ふたりに限らず、自分だってそうかもしれない。
ちょっと見たところ、ふしだらで不真面目そうな主人公達だが、素敵な関係であった。
他の登場人物は完全に脇役で、まるで二人が世界の中心であるかのようなラヴ・ストーリーであった。
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