「淫靡な二人劇」火口のふたり トシくんさんの映画レビュー(感想・評価)
淫靡な二人劇
昨年の邦画の賞レースは寂しいかぎりでした。そんな中異彩を放ち映画芸術、キネマ旬報ともにNo.1になった作品が火口のふたりです。以前高橋伴明監督が赤い玉という作品の舞台挨拶で「今日本映画はエロスから逃げている」と言っていました。その時に壇上に一緒に上がっていたのが柄本佑でした。それから5年後立派なAV男優に...というのは冗談ですが凄いエロスを表現してます。
相手役の瀧内公美の脱ぎっぷりは前作の「彼女の人生は間違いじゃない」から凄く、キネマ旬報の最優秀主演女優賞は多くの専門家筋に認められたのだから本物の映画女優になりましね。
作品としてはロマンポルノ級の濡れ場のオンパレード。二人劇で裸裸裸のこの作品がテッペンとるくらい昨年の日本映画はパワー不足だったのでしょうね。
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