「オリジナルの問題点もそのままリメイク?!!」ミュウツーの逆襲 EVOLUTION バフィーさんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナルの問題点もそのままリメイク?!!
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テレビアニメの劇場版第1作『ミュウツーの逆襲』をCGリメイクした作品ではあるが、良くも悪くも元の作品に忠実となっている。
『ミュウツーの逆襲』はアニメシリーズの人気と比例しての大ヒットとなり、アメリカなど世界でも記録的ヒットとなったが、映画として腑に落ちない点がどうしてもあって、それはミュウツーが逆襲をやめるきっかけである。
ポケモンを守るために人間であるサトシが犠牲になったことで涙するポケモンたちの姿を見て、逆襲を唐突にやめるミュウツー。
当時からこの唐突さが腑に落ちなかった記憶がある。人間でもポケモンでもなく、作られた存在であるミュウツーが追い求める存在意義という言ってみれば哲学的な投げかけをしているわりには、ラストはあっさり終わってしまうという温度差が妙に違和感を残すのは今回も同じ。というかこの作品、新たな解釈を加えたリメイクではなく、単にCG化したに過ぎない作品なのだ。
そのため、作品自体の問題点についてもそのままリメイクしているのだ。
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