決算!忠臣蔵のレビュー・感想・評価
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赤穂藩のお取り潰しから吉良邸討ち入りまでを経済の切り口で描いたコメ...
赤穂藩のお取り潰しから吉良邸討ち入りまでを経済の切り口で描いたコメディ作品。切り口の斬新もさることながらコメディとしても面白い。岡村隆史があえてシリアスな役どころで作品に重みをあたえていたのが良い采配だったのかもしれない。武力を司る番方と経済を司る勘定方との争い。面子を気にして市井の外聞に怯える番方と、かたや討ち入りまでの武具や旅費や生活費に奔走する勘定方との駆け引きはあまりにも卑近で緻密でスリリングでさえある。似た系統の作品に武士の家計簿があるとおもうが、比べてもエンターティメントとして完成度の高い作品だと思った。
井上順と堺正章によるかくし芸大会の目玉企画
何事も銭や、銭!
一言「松竹✖️吉本=こうなるわな」
◎よかった点◎
・世の中何をしようにも、お金が必要。
「ご利用は計画的に」しないと、肝心なときにお金が足りない。
当たり前のことを、「忠臣蔵」に当てはめた内容(原作あり)というのが。
時代劇に親しみのない人(私)にも、とっつきやすい。
・関西弁が多用されている所が、どうよ?と思ったけど。
赤穂浪士=赤穂=関西、っていうことを考えると納得もいく。
・お金にかかることで、上司(内蔵助)に話が届いてない案件続出。
「聞いてないよ〜」な、とほほ場面。今にも結構当てはまる。
・実に豪華な俳優陣。その中心・大石内蔵助に堤真一さんを起用したのが👍。
真面目と笑い、どちらにもうまく対応してました。
下手に吉本の芸人さんでなかったのが、吉でしょう。
△いまいちな点△
・忠臣蔵の熱烈ファンには、どう映るかなあ・・・。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「銭の勘定もできへん侍は、何をさせても“でくの棒“」
討入りは割愛。これも経費削減?
堤と濱田の掛け合いが心地よい
吉良邸に討ち入りを目論む赤穂浪士を、お金の側面にフューチャーして描くコメディ映画。
最近良く作られるコメディタッチの時代劇映画です。
「忠臣蔵」という著名なストーリーをなぞる安心感に、まったく違う側面を魅せる「斬新さ」と「新鮮味」のバランスが心地よく感じられます。
笑いは、その「斬新さ・新鮮味」に「ボケ」と「突っ込み」。今までの大石蔵之介のイメージを覆す新鮮味に、キャスト全員が繰り広げる「惚け」、「突っ込み」がテンポ良くが笑いを誘います。
特に、大石を演じた堤と、大高を演じた濱田の二人が秀逸でした。正直、邦画もドラマも殆ど観ない私は、濱田岳の演技を観る機会は殆どありませんでした。しかし、この映画を鑑賞して、とても良い俳優だと認識することが出来ました。
コメディ映画が比較的苦手な私ですので評点自体は少し抑え目にしましたが、それでも楽しく鑑賞出来た一作でした。
コメディタッチの忠臣蔵は興味深い。 忠臣蔵でありながら肝心の討ち入...
忠臣蔵を新たな視点で
赤穂浪士の裏話。
脚本の流れは良いが、芸人をこれだけ使った良さが分からない。
そば一杯16文 一文は30円
殿利息でボロ泣きしたので、もっと何かあるはずだと思ってたが最後までそのままの調子で終わってしまった。最初の方だけだろうと思ってたのだけど、堀部安兵衛駆けつけましたぞ!旅費72万円✖︎3人分シャリーンみたいな。もっと感動したかったんだけど。前半は割と良かった。
お金方面から見る忠臣蔵
芸人起用で新喜劇化したなぁ
忠臣蔵を面白おかしく作ったらこうなった…と赤穂の武士の物語。
討ち入りをチャリーンと銭計算したらこんなに滑稽になる。
で、吉本芸人が大量に並んどる。
「ちいさな事からコツコツと」と新喜劇のようなネタが初っぱなからぶちこまれとる。
現実的に金銭を計算すると無駄金遣いまくりの赤穂浪士の面々。
金遣いの荒い様を見るとアホやなぁ…としか思えんのやけど、夢見る少年少女みたいな敵討ち推進派もど阿呆なら、元々からもアホな大石たちも同様。
こんなん見たらサムライはアホかと思うけど、面子や名誉に拘ったらこんなもんやろなぁ。
赤穂浪士をおもろーにしょうと思たらこれくらい振り切ってやらなアカンわな。
コテコテの笑いを映画化した赤穂浪士を笑える人にはオススメですね。
討ち入りするって
単純に楽しめた。
超豪華キャスト集結。お金の観点で描く、斬新な忠臣蔵。
【賛否両論チェック】
賛:「お金」という観点で忠臣蔵を描いているのが、斬新で楽しい。豪華なキャストも魅力。
否:討ち入りまでの物語なので、殺陣のシーン等はほとんどない。お金の話も多いため、興味がないと退屈してしまうかも。
「忠臣蔵」が題材というと、どうしても似たようなお話が多い中で、本作は「お金」という今までになかった視点で描いている、斬新で面白い作品です。言われてみれば、確かにただ一言で「討ち入り」といっても、旅費や装備等、先立つものがないと実際には出来ないことですよね(笑)。
そのため逆にいうと、忠臣蔵で期待してしまうような殺陣等のアクションシーンは、ほとんどありません。そしてお金関係の難しい話も結構あるので、人によっては退屈してしまうかも知れません。
そんな好き嫌いは分かれそうな作品ですが、予算内での討ち入りを果たすために奔走する主人公達を、コメディタッチに描いたステキな作品ですので、気になった方は是非。
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