天気の子のレビュー・感想・評価
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初新海誠作品
君の名は。も予告編も見ずに話題という事で見てきました。
まずは率直な感想はキレイ面白い!
というのが前提ですが
細かく見ていきます😃
【シナリオ】天気を題材にしたことで
ある程度先は読めましたが、オチには驚きました。新海監督のメッセージみたいのが僕は感じられました。
ただ今年は雨が多く災害級の雨もあったのでフラッシュバックしてしまう方もいるのかなとも思いました
ただ物語は秀逸であることは
間違いないです
セリフも生きた台詞というか、アニメをあまりみないぼくがここまで心動かされる物語だったのは台詞一つ一つに思いが乗っているからかなと思いました。
【音楽】 RADWIMPSさすが
あと音楽が入ってくるタイミングと整音が
まじで良かった。音楽がなければ、星は1つ減るくらい重要なポイントやったと思いました。
サントラ買います(笑)
【絵】一つ一つ丁寧に書かれているのはもちろんのこと、リアルな東京の町並みはあったあったと思わせ、より没入できるようになっていました。新海誠監督のこだわりの1つだと思いますが、スポンサーを1つ1つ取るのはものごっつい大変な作業だと思うし、このチームは凄いなーと思いました。
あまりまとまってないですが、君の名は。も見ようかなと思います。
長文すみませんでした
ラストに向けて
途中までは確かにアニメーションは綺麗であったけど、何となく単調な(君の名はからの期待値が上がりまくってたことはあると思うけど)、流れだった。
しかし、物語終盤から、好きになった女の子を救うため?好きな女の子にもう一度会うため?主人公が疾走していくシーン、から一気に引き込まれていく。
そこに全てを経験済みであるが如くの須賀が待ち構え、廃墟ビルでのやり取りは鳥肌もの。
東京の平和を考えたら須賀が正解。好きな人を救うため突き抜けていくという意味では主人公が正解。何が正解か分からないまま物語が突き抜けていく。
そこから先は声を失うほどのアニメーションの映像美、音楽、セリフ、全てに吸い込まれていく。飲み物を飲むのもそこからストップ。涙が止まらなくなりエンディングまで突っ走しっていく。
エンドロールは余韻に浸り、エンドロールが終わっても収まらない感動の余韻。
夏の始まりとして最高の一本。期待値高い分、それを上回るのは至難の技。素晴らしい映画スタッフに拍手。
いい映画だった。
追伸。悟空登場?シーンはかなり笑ってしまった。
あえて言おう
大多数の高評価に反する感想に
「些事に囚われて大事を見逃した愚か者め」
と誹られる覚悟で言うが、人物背景の描写がスカスカ過ぎやしませんか…
少年の時分に、周囲や社会や世界さえも対価に出来るぐらいの恋の相手に出会うことは否定しない
ただ、帆高よ
お前なんで東京に出てきたんだよ…
親御さんらは、お前さんが死んだかもしれん…と夜も眠れぬ思いでいたかもしれんのに、滞在日数どれくらいか知らんけど東京に来て何がしたかったんだ?
(「とりあえず逃げ出したいだけの酷い環境」と感じさせる描写もない)
陽菜だって、天候を左右させる能力を得たのに
「何か願えば出来ちゃう感じ、てへ」
とばかりに、すんなり受け止め
それは置いとくにしても、自分のせいで落雷で爆発したトラックの周囲の人とか、大雨のせいで水害の犠牲になったであろう人を気づかう様子なし
お前…正気か?
3年も自分のせいで雨が降り続いて、東京が水没していくのを漫然と眺めていたなら、サハラ砂漠にでも行って緑地化に貢献しろ
こんなスカスカ少年少女の為に、公務執行妨害を犯した須賀と夏美にもポカーン…
その他諸々
平泉成さんが刑事役なんで「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」を思い出すやら、リーゼント刑事の不自然なリーゼントの理由とか、トカレフ安全装置かけてなかったんかい?等、色々あるが…
なんでラブホなん…?
すわ!新海誠監督の初の濡れ場描写?!しかも少年ポルノ?!と危惧した心的キロカロリー消費を返せよ
もうなんか…陳腐でチープなオンパレードに、失笑250回やったわい
あ、花火は綺麗かった
絵が凄く綺麗だった
・背景の絵が物凄く綺麗で良かった。
・積乱雲が一種の湖だからそこに別種の生態系っていう話が面白そうで変種の魚の所から様々な生物が降ってくるのかなぁと思ったらなくて少し残念だった。
・穂高とかが人柱を当たり前に解釈してて少し驚いた。
・天気の世界がどういう世界なのかが曖昧で主とか神様みたいなのがいるのかなぁと思ったら居なさそうだった所に神社から穂高が行って結構普通に連れて帰れて拍子抜けした。
・拳銃を本物と知らずヤクザに向けて撃った辺りが何か無理あるなぁって思った。本物って知ってないと向けてもしょうがないじゃんっていう気がした。
・ラストの雨が降り続いて3年…の所は驚いたけど良いと思った。
・東京としての都市機能終わってそうだったけど大差ない感じでえ?って思った。
東京って怖ぇ、、
ふつうに面白かった!
結論から言うと、思った以上に話が重い。犯罪事には巻き込まれないで欲しかった。
陽菜が消えるだけでもつらいのに警察にも追われるってほんとに胸が痛かった。
それでも、ホテルで三人仲良くご飯を食べていたシーンはとてもグッとくるものがあった。
あと謎があって
・なぜ陽菜は歳を偽ってたのか?
・須賀は警察が来た時なぜ泣いていたのか?
・陽菜への指輪はどうした?
・男子中学生くらいの子たちが見たあの大量の水の塊はなに?
これ誰か教えてください!
なんだかなあ
正直な感想はなんだかなあ…です。
周りの友人や世間での評判の良さから、新海誠作品はあんまりだけど、今度こそは面白いのでは?」と思って観に行きました。
作画が綺麗、音楽がいい、というのはわかるのですが…物語に共感もできなければ引き込まれもしなかったです。食べ物も飲み物も一瞬でなくなりました。
主人公・ほだかの家出の理由も描かれず、周りに迷惑をかけてばかりなところにイライラしたのが一番の要因かな?と思いました。
ひなの苦しみを無駄にしているようにも感じてしまいました。
家出の理由など、物語にとって大事なところを描き忘れたように感じました。それが「あえて」描かなかったと言われても納得はできません。
それから、話の展開が「君の名は。」に似ているな、と少し思いました。失って、取り戻して、再会。前作である「君の名は。」もさほど好きではなかったので、「ああ、この監督さんの作品は私には合わないのだな」と改めてわかりました。
追記:家出の理由を気にしすぎと言われたのですが、そこは細かいところ、というより物語にとって大事なところだと思ったのでどうしても気にしてしまいます。
「ふーん、で?」となるので、細かな点はつっこんではいけない。
見終わった感想は、「ふーん、え、だから?」。
正直、主人公ふたりに感情移入できなかったので、特に後半からはただただ「ふーん」となってしまった。3年以上降り続く雨のせいで東京が水没したシーンもギャグに見えてしまった。それは、私の心が大人になって汚れているからかもしれない……。
そもそも主人公のほだかくんが家出した理由が謎。行方不明届が出されていても帰りたくないとは、よっぽどの理由があって家出したのだろう。しかし、いろいろあった挙句、警察に捕まって島に帰ったあと、「意外と普通の生活だった」のようなナレーションがあったため、余計に「早く家に帰ればよかったのでは…?」と思ってしまった。
16歳前後で家出したことのある人、家出したいと思ってことがある人なら、ほだかくんの心情に寄り添えるのだろうか。少なくとも私はほだかというキャラクターに好感を持てなかった。
それは、今作のヒロインしかり。3日連続マックに来ていたほだかにバーガーを差し入れするあたり、面倒見のよい性格なのだろうが、それが実は15歳で年下でしたって判明したところで「だから?」としかならなかった。その事実に対してほだかくんが感情的になっているシーンも、「おーおーわめくねえ」としか思わなかった。
『君の名は。』と違って展開は地味。しかし、演出はまったく同じ。いい感じのところで流れる、「どや感動するやろ?!」と言わんばかりにいい感じの歌詞のRADWIMPS。
前半のほだかくんが東京で生活するシーンや、晴れ女として活動するシーンなどをもう少しテンポよくして、もう少し具体的にキャラクターのバックボーンに触れていたら、感情移入した上で鑑賞できたかな…?
とりあえず、細かなところにつっこんで見てはいけない映画なのだ。『君の名は。』と同様に。「15歳の子どもが小学生の弟と2人だけで東京で暮らしていけるもん?」とか、「明らかにガキ3人やのにラブホ入れるもん?」とか、「16歳の思春期真っ只中でそんな世界より優先するほど誰か愛するの?」とかは、決して考えてはならないのだ。
賛否が分かれる中でも、「賛」の方のレビューは優れた洞察力で鑑賞されていて、そういう見方もあるのかと気づけて楽しい。ただ、それを踏まえてもう一回見たいとはならないかな。いかんせん映画を見ている時間が長く感じられてしまうから……上映中も座っていてお尻が痛くなった。
今回は、いろいろな人が制作に関わっていろいろこねくりまわした結果、いろいろな要素がごちゃごちゃになってしまった印象。ストーリーとしての軸はあるだろうけど、それ以外が複雑なので、さまざまな解釈や考察が生まれるのだろうなあと感じた。
ちなみに、上映前から話題になっていた本田翼は、そーつぉーどーりをはじめ、ところどころ滑舌があやしい箇所があったが、それほど悪くはなかった。むしろ、キャラとうまくマッチしていたように思う。本田翼は女優ではなく、声優として使うほうがよいのかも。肝心の表情や仕草といった演技は、画面の中のキャラが代行してくれるから……!
この監督は大衆映画を作るのに向いていない
この監督は大衆映画を作るのに向いていない
その一言に尽きると思います。
初見の感想としては、主人公のホダカに全く好感を持てませんでした。自分勝手な行動に他者を巻き込み、自分が幸せになれるのであれば他者はどうなろうともかまわない。
ホダカがこんな行動をするのには何か理由があるに違いないと、彼をフォローする情報を探そうとするのですが、ホダカの過去の描写がほぼ描かれないので、なぜ頑なに故郷に戻りたくないのか、なぜ東京にこだわるのか、なぜ自分本位な行動ばかり取るのか、それはわかりません。
色々考えたのですが、たぶん監督はホダカを観客に好きになってもらおうというつもりは全くないんだろうな、と思いました。
今回監督がこの映画でやりたかったことは、大衆映画という媒体を使い、「他者の幸せを犠牲にして、自分は何も失わずに自分が幸せになるという選択をしてもいいんだ」というメッセージを発することなんでしょう。
(また、これは余談ですが、今作には監督の前作『君の名は。』のキャラクターが出てきます。つまり、前作と同じ、地続きの世界が描かれているということです。前作の主人公たちは未曾有の大災害から多くの人たちを救うという選択をしますが、今作の主人公のホダカとヒナは真逆の選択をしています。私はこれは、「前作は自分の本当にやりたかったことではないから全否定したい」という監督のメッセージなのかなと思ったのですが、『君の名は。』を称賛しタキやミツハが好きだと言っている人たちが、今作に彼らが出てくることを喜んでいるのが不思議でなりません。全否定されているのに……と思うのですが……)
賛否両論出る映画になるだろう、と監督はおっしゃってますが、恐らくそれは、この選択の結果をいいと思うか悪いと思うか、で分かれるということかと。こういう前提で作られている作品なので、ホダカに好感を持ってもらうことは重視していないと感じました。最後の選択を見せたかっただけなので、ホダカもある意味被害者です。
私は、ホダカがその選択のどちらを取ろうと別にどちらでもいいと思います。作品は自由です。こういうエンディングにしなくてはいけないという決まりはありません。「自分の幸せのために他者を犠牲にしてもいい」というメッセージが肯定されてもいいと思います。道徳的である必要も、教育的である必要もありません。
ただ、それを『大衆映画』でやったことが、悪だと強く感じます。
大衆映画で、このメッセージを発したことが新しい、という意見を見ました。それはそうでしょう。
大衆映画でこのメッセージを見せ、作中で誰にも批判させず肯定することの危険性を、これまで他の大衆映画を作ってきた映画監督はわかっていたからです。
これが大衆映画でも夏休みのアニメ映画でもなければ、私はこんなに怒りを覚えなかったと思います。インタビューで監督は、思春期を過ぎた大人に見てほしい映画なのだとおっしゃっていました。でもこの時期に、あんなに大々的に宣伝をしているということは、(監督の意思は関係なく)子供をターゲットにしているでしょう。予告で大人に見て欲しい作品だとも言わず、年齢制限もつけてもいません。前作の『君の名は。』を面白いと思った多くの大人や子どもたちが見に来ることは容易に想像できたはずです。
にも関わらず、いいこと、わるいことの判断がまだはっきりとわからない子どもたちがこれを見て、そのメッセージを正義だと受け取ってしまうことの危険性について、監督は考えなかったのでしょうか?
(子どもだけに限りませんが)
自分の幸せのために、欲望のために、他者を犠牲にしていいと思った人間が起こした事件のことを、私はどうしても考えてしまいます。だからどうしても、大勢の人間が観るとわかっている作品でこのメッセージを肯定することを、私は称賛することができません。
新海監督は、大衆映画を作ることに付随する責任を無視し、放棄し、自分のエゴを優先させているという点で、大衆映画を作るのに向いていないと思います。
他者を犠牲にして自分の幸せを第一に考え、それを誰にも否定されず、最終的に自分の選択は間違っていなかった、「大丈夫だ」と罪悪感を持たずに肯定してしまったこの主人公ホダカは、どんな大人になるのでしょうか。
せめて、この映画を見て監督のメッセージに賛同した人たちの周りには、このメッセージの危険性を理解し、そういう選択もあるけど、こういう別の選択もあるんだよと教えてくれる優しい人がいてくれることを願うばかりです。
一人ひとりの為の映画
まず、よくわからなかったという人には是非小説を読むことをオススメします。感情描写が細かく、内容理解が桁違いにできます。須賀、夏美が取った行動、陽菜の想い、最後の『大丈夫』の意味が全て理解できた時、この映画は完成するのです。生きていく上で選択ってのは絶対必要で、それに対して必ず代償ってのはあるけど、それで世界が変わってしまったとしても、信じる人がいれば、愛する人がいれば“大丈夫”だ。そういう強い想いを感じました。令和元年を代表する傑作と言って良いでしょう。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
瀧ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
三葉ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
元気そうで良かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
新海誠監督も粋なことするなぁ
え?終わり?
びっくりしました。
家出した理由に何の説明もない…?
最初顔に怪我してたから、暴力とかあったのかな、という想像はしました。
けど描写がない…刑事さんが持ってた写真も気になったけど怪我もしてない普通の青年だし…。
拳銃を打ってまで逃げようとしたのなら描写が欲しかった。…空に向けてるんじゃない、人に向けてるんだから。それなりの覚悟があったんでしょう?(実際に打ってない、脅しだとしても人に向けてる事実は変わりない)
けどけど、青春というものはこういうものかな、何か論理的な理由があるわけではない衝動というものなのか…ひたすらに言い聞かせる。
東京水没に関しては…
そういう結末もありだとは思いました。
神主さんやおばあちゃんの言う通り。
今だって十分異常気象で、こんな未来だって十分あり得る話です。
そこを上手いこと生活していくのが、人類でしょう。脳みそもらったんだから。
そこで愛を選んだ彼を責めようとは全く思いませんでした。
裏設定を読み解いていらっしゃる方も見て、本当にすごいと思います!なるほど、それならストーリーが繋がる。
しかし裏設定がないと繋がらないストーリーって、ありなんでしょうか。
裏設定ってストーリーに深みとかクスッと笑える面白みを足してくれるスパイス的なものだと思っていました。
その考えも大人の凝り固まったものなのかなー。
自問自答が止まらない。笑
まぁ、スッキリしない映画でした。
私の足りない想像力には、もうちょっと説明が欲しかった笑。
観る時の気分によっても感想は変わりそう。
また別の機会に観たらもう少し面白さを感じられるかもしれません!
今回は正直、たまったポイントで観て正解だった、と感じてしまいました…
少年
須賀さんと同じ年齢(42歳)で、5歳と2歳の娘もいる立場で鑑賞。
「君に貰った勇気だから、君のために使いたいんだ、君の大丈夫になりたい」 という真っ直ぐな少年の物語。
映画館での鑑賞中は、後半に須賀さんが泣いた意味が直ぐには理解できなかったが、「失った大切な君にただ会いたい、君の力になりたい」という少年の強い意志に過去又は今の自分を重ね、また「亡き大切な妻が柱に可愛い娘の成長を記してきたことを想い、自分が妻に対して力になりたかったこと」を重ねての涙なのだ と理解。
RADWIMPSのグランドエスケープのサビが流れる瞬間の爽快感はまさに鳥肌モノ。
最後に、陽菜の祈る姿を目にし自分たちの責任を認識しながらその重みを感じながらの「大丈夫」。本当に美しい映画でした。
評価が意外に低いので確かめてきました いやー、良かったですよ 映像...
評価が意外に低いので確かめてきました
いやー、良かったですよ
映像美や場所がリアルですぐわかるし
前作と少しかぶったところも小憎らしいですw
場所が全て見たり行ったところだからなおさら
の人も多いでしょうね
ラストの東京水没は特に良かったです
東京一強や若者が古里を捨てて東京三昧への
監督のアンチテーゼでしょう
また、最後にどんな気象でも
二人の絆は消えないというところも
監督の強いメッセージでしょうか
気象的にはよく勉強されていると思います
たかだか100年の気候
江戸時代には真夏に降雪の記録や
南岸低気圧による品川2メートル積雪
1951年冬から春に千葉県で広範囲にメートル級の積雪が
実際に観測されていますから(気象庁の観測には無いが実証済
全てが良かった
この作品は映像や声も全てが良かったな〜
雨の絵や人物も良くその人の心情も捉えられていて何度も泣けた。
陽菜の運命に逆らおうとしている帆高の様子も上手く描かれていて帆高の一途な思いも伝わってもう3回も見た
今作は何度見ても泣ける
オススメな映画です
申し訳ないが、、、
まず率直に、内容が薄いなと思った。
私のように、現実的ではないことが度々起こる映画を好まない人や内容が濃い映画を好きな人には間違いなくおすすめできない。逆に、内容の濃さよりもただただ映像が綺麗な映画が好きな人や、少女漫画でキュンキュンし、脳内お花畑な人には 美しい純粋な素敵な愛の映画として良いのではないか。
熱狂的な新海誠ファンでもアンチでもないし、映画をこよなく愛する映画ヲタクでもない。一般的な映画好きなため、細かい情景描写、映像の美、その他詳しいことは分からないが、シンプルにつまらなかった。
唯一良かったのは 目の付け所は面白いなと感じた。100パーセントの晴れ女。これは今まで勿論無く 誰もが気になる設定であった。
しかし内容は、 大人になれない、まさに厨二病を患っている男の子の物語だ。一見、自分の愛する人と一緒に生きられればそれでいいという純粋な愛を描いているように見えるが 私には自分さえ幸せならそれでいいという あまりにも身勝手な幼稚な考えにしか思えなかった。この二人のせいで雨が続き、自分の住んでる町が沈んでいくなんて許せる訳がない。 最後大学生くらいに成長した主人公が出てくるが 未だに 前半の中学生の時と、中身、考え方が変わってなく 驚き、また幻滅した。
天気の子になったヒロインは人柱となり、生きているうちは世の中の天気は異常気象になってしまう。異常気象を元に戻すには 消えるしかない。
これがこの映画の論点になってくるのだが、結局最後まで解決策はなく、異常気象はこの先もなおることはないが、これからも二人は一緒に居られるという 終わり方だ。微妙すぎる、、、呆気にとられた。
何故かたまたま拳銃が落ちていて拾ってしまい、警察に追われる身に、、途中では激しい警察との追いかけっこ、封鎖されてる線路を走る主人公を 何故か声をかけるだけで止めない 修復作業の人たち。よく分からない。きっと、この映画はそんなに深く考えてはいけないのであろう。
君の名は で期待して見た人も多いと思うが、今作は残念であった。ただのいつまでも厨二病を患っている犯罪者の話であった。中高生たち、銃は持ったらいけないよ 入ってはいけないところに入ってはいけないよ ラブホに泊まってはいけないよ 愛の力が無限大でも法律を侵すことは絶対に許されないんだよ。勘違いしないでね。
最後に、他のアニメ映画にも言えるが、みんなが見るアニメ映画にアニヲタが好きそうな 「気の強い女に尻に敷かれる主人公、童貞っぽい照れ屋な主人公、アニヲタが好きそうな男女の掛け合い」 などは個人的にやめて欲しい、
気持ち悪いし興醒めする。そっちの層がターゲットであるなら残念である。
感想というかメモ
「君の名は」が新海誠のベスト盤なら、今回はそれを経た上での一歩先に進んだ代表曲みたいな感じ。
予告編を観た感じ、いつもの新海誠作品の男子女子が、いつもとは違って積極的に外の世界と触れあってて、「新海誠セカイ系やめたん?」とか思ってた。
実際、中盤ぐらいまでは家出した少年の東京での家族の形成だったり、恋愛未満のヒロインとの付き合いだったり、自分で金を稼いで生活できるようになるまでがなんならジュブナイルっぽく描かれてて、セカイ系が無理な僕は新海誠監督作で初めて乗れた。
「でも俺が乗れるってことは新海誠っぽさが薄れてるって事だよな…『君の名は』売れてひよっちまったのかな…」とか思ってた。
そしたらば、終盤に行くに連れ結局いつも以上にいつもの新海誠っぽさが全開の話に。
しかも今回は、主人公が開けた世界を経た上でセカイ系の世界を選んだり、登場人物の大人がセカイ系とか新海誠作品の青臭さをメタく批評してたり、実際に劇中の二人の行いで割とディストピアな世界になっちゃったりした後を見せてる分、その「新海誠っぽさ」がより強固に。
「俺はコレが本気でいいと思ってるし、コレで飯食ってるから!」感をドン!とやられたみたいでデルトロ的なジャンルに対する偏愛を感じた。
コレは、「君の名は」で自信のやりたいことがある程度一般の眼に触れた後にその本質を自分から語り直してるようなものだと思う。
生きづらくなったとこで生きるとか言うてはりますしね。
セカイ系に対するメタな批評にもとれる。
俺も須賀さんと一緒で「新海誠青臭くて食えたもんじゃねぇわ」派だけど、そこまで言うんだったら勝手に生きろ!くらいには感心しました。
特に、閉じた世界と開けた世界とを主人公が選ぶっていうのはよいですね。
そういった、開けた世界とセカイ系の世界の対比はSNSだったり公の象徴の警察だったり、ちょこちょこと小出しにもされてる気がします。
生きづらくなった東京も、それを暗示する雨も決して綺麗には描かれてないのもよいし、そらでも最後のカットに咲いてる花、っていうのもベタだけどいいじゃない。
それ以外だと、観光地以外、特に代々木側を含めた新宿がリアルな東京の風景も観てるだけで楽しいし、最終盤の東京も多摩とか小金井とかが地価上がってそうとか思いつつ、アトラスのゲームみたいでいい。
あと生きづらくなった東京も結局市民は普通に暮らしを営んでるらしいってのを描いてるのがよかった。
天気予報とか。
天気の子は愛の讃歌だ
特に良くもないし特に悪くもない
自分としては君の名は。が4点なので天気の子はそれに劣るので3点
この作品を観ていたらエディット・ピアフの愛の讃歌を思い出した
愛のためなら
主人公の数々の犯罪行為も
ヒロインが雷をおこしてトラックを大破することも
キャラの過去の情報が皆無に近いことも
降り続く雨で水位が大幅に上がった東京も
ベテラン刑事の声が平泉成だと誰でもわかることも
そのほかいろいろな?も
どうでもいいのである
人を愛するということは素晴らしい
若いって素晴らしい
アオハル万歳
自分には合わなかったです
無理だった
ヒントを投げて考察させたいのだろうが、そんな気力も起きないぐらい、観るべき点、ツッコミどころ、考えなくてはいけないことが多すぎる
おそらく1回観ただけでは追い切れない
計算されていないようで計算しつくされてる、みたいな評価をしているサイトがあったが、普通に計算して欲しい
テーマについては、社会からの脱却、恋愛、おじさんの成長(信じる勇気・諦めない心みたいな)で良いのか
ラストは何が大丈夫なのか全く分からず呆然
主人公の選択については否定する気は無いですが
主人公達は事の次第が分かっているのでそりゃ大丈夫なのかもしれないが、二人以外の事は本当にどうでもいいんだな、と
暴力のようだと感じた
この映画を観て泣いていた方もいらっしゃったのですが、何も感じることが出来なくて正直焦りました
二度観る気にはならないが
こういうことを書きにくるぐらいに考えさせる内容ではあった
これを観て自分は何かを得たのか
この先、監督の作るものとわかり合うことは無いのかもしれない
前作や何かの映画で観たようなシーンばかりだが、絵や音楽自体は綺麗
最高でしたっ!
最後付近のクライマックスで、帆高が皆の協力を経て屋上に駆け上がるシーンで涙が止まりませんでした。。銃を売ってでも大好きな人を助けたい、何がなんでも助けたい。その強い気持ちに失恋した自分を重ね、自分はあそこまで強い行動が出来なかった。
色々な感情や記憶を思い出して涙が自然に溢れました。
大人になるにつれ、痛みから自分を守る術を覚え、自分を見失なわないようにして。。でも、ホントは帆高みたいに全力で好きな人に向き合いたいって思ってる。。そうやって、普段気づいてるけど蓋をしている自分の心に改めて向き合える。そんな素敵な映画でした。
次回作も期待しています!これまでの新海さんの作品で1番好きです!
構成の失敗・メタファーの不明確を感じました(超絶ネタバレなので映画見てから読んで下さい)
超絶ネタバレなので映画見てから読んで下さい。
この映画を見ながら、映画としての構成に失敗している、との思いを強く持ちました。
まず、前半がすごく退屈で、その理由をずっと考えていました。
前半退屈な理由は、この映画の目的が最初に明確にされていないことから来ると思われました。
例えば、
<最近の日本の天候は異常気象が続いている、その天気を回復する存在として天野陽菜という少女が現れた>
と映画の目的を例えば、(普通の天気でなく)異常気象(世界の異常)を陽菜が回復する物語だと一番初めに示せば、観客はそれを目的に大きな物語を見ることが出来、前半の退屈さは劇的に解決したと思われます。
次に、ずっと映画に深みがないな、と感じていました。
その理由は、悪天候が何を表しているのか、陽菜が天気を回復させることは何を表しているのか、明確に描かれてなかったからだと思われます。
つまりメタファー(暗喩)の不明確さです。
例えばこれも、
<異常気象(悪天候)は、今の日本の世の中が(小さくとも)狂ってるというメタファー>
<陽菜の天気の回復は、狂ってる世の中を回復させるというメタファー>
と明確にすれば、物語に深みが出たと思われます。
そして例えば物語の進行として、
<実は異常気象(悪天候)は、狂ってる世の中を洗い流す作用もあった>
<異常気象(悪天候)を陽菜が回復させたことで、かえって世の中の狂ってる部分が白日の下に明らかになるようになった>
と物語が展開していけば、
(例えば、須賀は帆高らにも知らせていない過去に拳銃交えたとんでもない犯罪を犯していて、陽菜の天気の回復がなぜか作用し過去の犯罪が白日の下にさらされ、帆高たちを交えて切迫した事件に後半巻き込まれていくなど‥)
映画の後半の大転換につなげられたと思われます。
感想結論としては、
1.物語の目的が、特に前半明確でなかった
2.悪天候や天気の回復が何を表現しているのか、明確ではなかった
ことによって、かなり食い足りない、前半退屈で描かれているストーリーに深みがない映画になってしまった、と思われました。
これは非常に残念な鑑賞後の気持ちでした。
もちろん新海監督の描きたかった、両親を亡くした子供や、田舎の価値観に違和感を抱えている若者、ネットカフェ住民や安易な風俗勤務など東京での裏側に隠れた貧困、離婚後の家族の想い、など、小さくとも「狂ってる」今の日本の世の中の部分は伝わっては来ました。
しかしそれらの描写も残念ながらこちらをハッとさせるような切迫感や深みやリアリティがなかったと思われます。
これらの(小さくとも)「狂ってる」描写の深さ問題も、上に書いた天気に関するメタファーの不明確さと相まって、物語を薄く感じさせた要因だと思われました。
新海監督の映画『君の名は。』は紛れもない傑作だと今でも思っています。
それは(入れ替わりの謎を解くストーリーだと)何を目指した物語かすぐに明確であったこと、入れ替わりのメタファーが(震災や、観客にとって大切な人との)描写として深く明確であったこと、後半への展開に予想外の驚きがあったこと、などが理由だったと思われます。
今回の映画『天気の子』はそれに匹敵するアイデアがあったと思われます。
ですが構成や深さの問題によって大変惜しすぎる中身になってしまっていたと思われます。
もちろんアニメーションの世界ではこのレベルでももしかしたら満足度が高いのかもしれません。
しかし勝手な個人の思いからは、普段アニメーションを見ない一般人々の日常の深さにも届く傑作を今回も期待していました。
勝手な思いからは、次作でのリベンジを願っています。
(今回も、アイデアや映像の素晴らしさはもちろん前提として‥)
全734件中、481~500件目を表示