天気の子のレビュー・感想・評価
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主人公の選択には確かに意見が分かれそう
雨降りの都内、晴れていく空、窓に跳ねる雨粒など、天気の描写がどれも美しく情緒的です。映画を観た後、見慣れた都内の景色を美しく感じられるのは新海監督作品ならでは。特に今回は雨と晴れのコントラストにより、どちらかにも違った美しさがあるんだということを描き、細かな風景描写とRADWIMPSの楽曲が彩りを与えていました。
映像の美しさやマッチした素晴らしい楽曲、疾走感は良かったのですが、主人公2人に好感が持てず、後半30分の展開に首を傾げてしまいました。うーん。
このあたりは合う・合わないだと思います。これはこれで一つの選択だし、若さ故の行動や考え方なんだと理解もできる。ただ、前半までの主人公と後半の行動を、選んだ答えとは無関係に、ただただアンマッチに感じてしまった。なので私は合わなかったのでしょう。。
せめて映像美だけでも
広告、宣伝、PRもあり、一度は見てみようと、映画館へ。
新海誠の映画は映像が綺麗で、これはテレビ等ではなく、真っ暗の大きなスクリーンでみるべきものだと思っていた。
雨の描写は言の葉の庭でも取り上げていてから、今回も綺麗だろと思っていた。
それらの期待をすべて過去形にしてしまう今回の映画。
みた位置が前回と違かったからだろうか、
いや、違う。
雨の描写もどこか言の葉の庭と違う気がする、あれは緑との対比が大きいのか、
今回は曇りが多かったからだろうか。
雨、一つ一つの粒はたしかに綺麗だった、魚の形をしているところはストーリーにのっとっていたが、空と魚(鯨)はどこか過去のアニメ映画と被る。
ストーリーにもっと妄想を掻き立てるような、ふくみのある話がほしい。
よくわからんものを見せられたが、新海誠の集大成か?
好きな新海誠作品は秒速と雲の向こうという新海誠ファンの個人的な感想をつらつらと書かせて頂きます。
私はずっと新海誠という人物はアニメーション映画監督だと思っていました。だからこそ、彼の過去作品は視聴者を選び、大衆受けしないという評価を受けていたと思います。
その中で、君の名は内容としては賛否両論あったにせよ、新海誠作品としては珍しい大衆受けするオチであり、実際の多くの視聴者の目に止まる所となりました。
そして今作の天気の子ですが、見終わった最初の感想は「よくわからないものを見せられた。テーマは何だ?」でした。
新海誠作品の共通のテーマとして私は遠距離恋愛だと考えていました。距離、時間、空間、立場……形こそ変えているものの内容としてそこは共通していたと思います。
しかし、今回の作品はちょっと一味違いました。
遠距離恋愛ものではないし、一体この作品は何だったのだろうと考えた時、一つの考えが浮かび、非常にしっくりきました。
「天気の子」はSFではあるものの「純文学」を映像化したものではないでしょうか。だからこそ、オチも無ければ山場もない。ただ、二人の主人公の日常を描き、それで終わり。
そう考えると、過去の作品にも合点がいく部分が出てきます。秒速では明里の結婚相手を貴樹は殴ったりしない(そもそも出会わない)し、雲の向こうでは佐由里が目覚めて終わり。純文学的には普通な気がします。
これまでの新海誠は、遠距離恋愛アニメーション監督でしたが、彼の本質は「純文学アニメーション監督」であり、その側面が彼の集大成として表に出来たのではないかと思いました。
内容的にはよくわからんが面白かったです。昔の作品と同様(笑)
awesome
新海監督の言う通り、評価の分かれる映画
タイトル通り評価は分かれると思う。
主人公があまりにもまっすぐなので、そこを評価するかどうかでこの映画の評価が決まる。
好きなことに全力で向き合ってる人は帆高くん(主人公)に共感できる。
かつて夢中になれるものがあってけど今は諦めてしまって、でも心の奥底で燻っているような人は須賀さん(ライターの人)に共感できるはず。
でも何か(誰か)に夢中になったことのない人にとってはイマイチどころか全く共感できないと思う。
個人的な想像だけど、子供たちに対する「好きなことにまっすぐ生きろ」という新海監督のメッセージなんじゃないかなーと。
あとヒロインの陽菜ちゃんが可愛すぎるからこれだけで☆2つ増えて実質☆7。
演技についてはPV見た感じでは本田翼さん演じる夏美さんにかなり違和感あって不安だったけど、終わってみたら特に問題なかった。
凪くんの声は知らない声優さんだなーなんて思ってたらまだ15歳の女優さんだったのか。陽菜ちゃん役の森七菜さんといい素晴らしいキャストを見つけてきますね・・・
アニメファンのしてはカナ(花澤香菜さん)とアヤネ(佐倉綾音さん)で笑ってしまいました。
長くなりましたが、個人的にはとても良い映画だったと思います
公開しても晴れない日々
天気の子が公開したら日本の天気は晴れるんじゃないかなって少なくとも私は思っていましたがそんなことはなかったですね。
まあこれはただの前置きなんですけど。笑
新海監督の君の名は。これはすごい好きでした
何回も見てしまってました
予告をみて今回も素敵なイラストだなって見ないとと思いました
きれいでした…
でも話はすごい好きというわけではなかったな
最近レンタルで見たペンギンハイウェイと何か重なるものがあって見たことあるような感じって思ってしまう私がいました。
結末は違うものだったのでこういう終わり方もあるんだなって思えたけれども、ちょっと残念でした。
大好きな子を思ってあそこまで行動するのは正直ひいてしまうところがある、行き過ぎちゃってたかな
そこまでしておいてなよなよすんなよほだか!
さすが新海監督っていうところは映画館が満席でした。
次の回でも人が溢れててあんなに混んでる映画館初めて見たかもしれない
劇場で見るべき映像美!
楽しみにしていた作品なので、ちょっと奮発してIMAXで鑑賞してきました。そして、その期待を上回る圧倒的な映像美に息を飲みました。街並みの描きこみ、雨の質感や表情、空や雲の広がりなど、視界いっぱいに広がる映像に吸い込まれるようでした!もうこれだけでも、劇場で鑑賞するべき作品だと断言できます。
ストーリーは、多感な10代の少年が直情的に突っ走る感じで、単純でわかりやすいです。かといって派手な展開が続くわけではなく、クライマックスまではスローテンポでむしろ平坦な印象を受けました。それでも、帆高や陽菜の微笑ましい様子と美しい映像のおかげで、全く退屈に感じませんでしたし、むしろいつまでも穏やかに見守っていたいと思いました。
しかし、終盤に向かって、厳しい現実の前で帆高と陽菜の思いが受け入れられないシーンが続き、胸が苦しくなってきました。そして、ラストはそう締めたかと、納得と驚きが同居したような決着でした。16歳ならではの帆高の決断は十分に理解できるのですが、本当にそれでよかったのかと共感できない自分もいます。その一方で、あんな決断ができる帆高をうらやましくも思い、自分が大人側の世界にいることを痛感しました。
本作では、主人公の帆高や陽菜の背景があまり描かれず、他にも伏線かと思いきや回収されないものもいくつか見受けられ、鑑賞後にモヤモヤしたものが残りました。しかし、これも新海監督のねらいで、理屈や常識や建前に縛られるのではなく、理屈に合わなくても非常識でも、自分の思いを貫く強さや尊さのようなものを、見る者に訴えかけているのかもしれません。若い世代はもちろん、若い頃を忘れかけた大人世代にも、見て感じてほしい作品だと思います。
ストーリーよりも色付けが気になって集中できなかった
前作今作、互いに補完し合う作品
19 期待しすぎたかも
監督からのプレゼント
君の名は。が、スピード感にあふれた映画だとすれば、今作は丁寧に描き出す作品だと言えよう。レビューには、伏線が回収されていないだとか、主人公がなぜ家出したのかはっきりしていないだとか、そういう旨の事が書かれている物が見られる。確かに、それも一理あると思う。それでも、それらを気にするよりも、この映画は新海監督が観客に伝えたいことにあふれた豊かな作品だと私は思った。
私は君の名は。を何度も見た。何故なら、あの興奮をもう一度味わいたいから。今作をリピートするとしたら、その理由はこの映画に対する理解を深めるためだ。きっと、初めに見た時とは別の言葉が、シーンが、情景が、心に響くことだろう。
ぜひ、この作品を見て、何を感じたか自分に問うてほしい。
そして、ぜひ、最後まで見てほしい。エンドロールまで。なぜ、そのような構成にしたのか、意図が無ければあのような構成にはしないはずである。某名探偵の映画の様におまけのあるなしで、最後まで見るか否か決めるのは浅はかではないだろうか。
天気の子はただ、「楽しかった」「良かった」で片付けられるような作品ではない。
中高生の頃に見たくて、中高生に見せたくない映画
セカイ系の傑作映画。
賛否が別れると聞いていたのでドキドキしながら見たが結論としてどこで賛否が別れるのかわからなかった…。
・00年代ギャルゲ
・80年代ロードムービー
を足したような印象。
公共施設の広告にも使われている作品なのに、内容はとても反社会的で笑ってしまった。スカっとした!
君の名ははエンタメに振りすぎていて設定に整合性が取れていないところが気になってしまい、キャラクターに感情移入しづらかったが天気の子は見やすかった。
君の名はが合わなかった人はぜひ見てほしいし、
整合性がなくても泣ければいいんだよ!それで!という人にはオススメできない。
大人の自分としては中高生の頃に見たくて、中高生に見せたくない映画。
めちゃくちゃヤンチャしてる内容なので。
「君の名は」を超えた❗️
「君の名は」を超えたというのは数字の問題ではない。作者が超えたのだ!前作は時間がある意味テーマだったが、今回は気象だ!このような普遍的なテーマを見つける事ができるのは天才だけである。天才とは何か?普遍的なのである。バナナとかユリとかをテーマにすることも出来るのだ!そしてぼく自身この作品に一番感じたのはアナーキズムだった!このレビューを書いている時に既に酷評があると小耳にしたが、多分、反社会的な要素があることに対する若者の反発を想像した?自分も見ながら、これツッコミ入れられへんかな?と思うシーンはあった。しかし、そのシーンこそ大切なのだと改めて感じている。平かなものは傾かないことはなく、往くものは復らない事なし。悪いことをしたとしても戻って来れる豊かな社会に成りたいです!
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