天気の子のレビュー・感想・評価
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わかってください
人それぞれ考え方は違います
ただこの映画は自分で考えないといけない映画かと思います
ただの受動だけのアクション映画や恋愛映画ではありません
考えれば考えるだけ楽しめますし、
つまらないと決めつけてしまえばつまらないでしょう。
他の方のレビューを見ると自分に無かった考え方を知ることができるので
難しくて★1だったわ!って人は1回他の方のレビューを見てみてください。
そしてまた映画を鑑賞してみてください。
なにが人生にとって大切なことか思い出させてくれる映画かと思います
また愛にできることはまだあるかいの歌詞はまさにこの映画のネタバレなるものかと思います
歌詞を1つ1つ感じながら聞いてみてください
きっとこの映画のこともわかります
絶賛も批判も人の主観。だからこそ観てほしい。
先日、普通の劇場で一度観て、本日二度目をIMAXで観ました。
結局は人それぞれの主観ですが、僕自身は素晴らしい映画だと思います。
メッセージ性も、映像美も、音楽も、全て素晴らしいものになっています。
ただ正直、一度目を観た後は、新海監督の過去作の方が好きでした。心にもやっとしたものがあったんです。新海監督らしいけども、これでいいのか、と。
でも、今は違います。二度目を観た今では、天気の子が一番好きです。心のもやがなくなって、澄み切った感情が残っています。
一度目は出てこなかった涙も、二度目では溢れてきました。新海監督が、天気の子を通じて伝えたかったことが本当に分かった気がするんです。
この作品に対して抱く感情は人それぞれです。さっきも言いましたが、その人の主観です。だからこそ、観てほしいんです。
神作か良作か駄作かなんて決めるのはあなたです。他人じゃない。だから一度、観てください。その後絶賛するも批判するもあなたの自由です。そしてできれば、二度目を観てほしい。きっと心が晴れ渡るから。
後に地上波で放送され、映画館で見れば良かったと後悔することがないことを願ってます。
過去の名作へのオマージュ満載、玄人向け作品
あえて、今回ののレビューでは、内容ではなく、新海監督が盛り込みたかった事について考察したいと思います。
まずは、映像美。
これは、新海誠名物とも言えるでしょう。素晴らしい再現度、そして聖地巡礼をしたくなるクオリティの高い背景。新宿が普段の活動拠点なので、自分が日頃通っている場所がそのままロケーションとして使われている事で、没入感を得られました。
JR大ガード脇の側道の落書きまで再現…すごい。
続いて、キャスティング。
これは本当に唸る配役だったと思います。
普段は声優ではない俳優さん、純粋に今をときめく声優さん、そして、ジブリに関わった重要な方々を起用した事!
とにかく、各方面の方を満遍なく散らしているので、思わずニヤリとさせられる声が出てくる。本田翼ちゃんだけがやはりちょっと浮いてましたが、予告ほどではないですw
次に、過去の名作へのオマージュ。
何よりも、ラピュタでしょう!
二人が手を繋いで落下するシーンのカット、巨大な雲の中には他の何かがいる…などなど。
良い意味で真似ている!
最高ですよ。
新海監督自身の前作とも時間軸を合わせてあって、ちょくちょく関わってくる。これもいい。
そして、主人公が歩む道筋とは別のIF設定として大人になってしまった男、須賀。
彼には物凄く思い入れを込めて作ってますね。
物語最終盤で発するセリフ「世界は元々…〇〇〇」
これは、生きる事に疲れた現代人(大人)に突き刺さります。それでも生きなあかんな、と思わされました。
キャラ達のセリフもよく練られていて、聞いてて心地いい。あんまりこんなセリフあったとか言っちゃうとネタバレなるのでやめときます。個人個人で伝わる思いも変わると思いますし。
追記。物語には関わってこないが、主人公が上京してきてからずっと持ち歩いて読んでいる本「ライ麦畑でつかまえて」。これ、読んでるって事は島で生活していて、鬱屈してたんだろうな、と想起させる。結構この部分だけでも空想で帆高のサイドストーリーを膨らませられると思います。
とにかく、おれの中では「君の名は」よりもはるかに身近で起き、そして現実に起きてもおかしくないこの映画の事件、お天道様のいたずら。
すごい入り込めたし、いちいち刺さりました。
面白い、深い。
最後にマイナス点。
多分、もっと詰め込みたかったと思います。やむなく切り捨てた設定や展開の早さで気になる所がありました。
映画って、仕方ないってのもわかるんですがね…
そして、新宿がメインロケーションなので、風俗や拳銃など、ちょっとアングラな設定です。子供に、見せたいか、と言われると、見せないかなー。大好きな街ですけどね、大人になった自分としてはw
総評。
「君の名は」で取り込んだ若い層への訴求力のみならず、大人達へのメッセージ性、コアなアニメファンまで取り込もうとする貪欲さ、そして舞台をまさに生きている現在の大都会にしておきつつも、ファンタジー色を壊さない。素直に拍手。
内容を完全に理解させるために全てのピースを提示するという方法ではなく、断片的に欠片を散りばめることで、観ている側が想像し、補完して欲しいというメッセージもある気がします。
これは、賛否あると思いますが、非常にうまい。
鑑賞後に観た人と語れる要素が多くなるので、チャレンジとは思いますが、自分は賛成派です。
好きな映画です。
感情移入できるか否か
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頑張って事前情報を入れないよう努力したのだが...難しかった...。SNS時代...。
ともあれ、事前評判どおりの紛うことなき「セカイ系」を押し出してきたのが「天気の子」。ありとあらゆる要素を詰め込みつつも「僕たちは世界を変えてしまった」に全て集約されるという。そのためには細かい整合性は気にしない。気にしてはいけない。
私は歳を重ねた上にかなり冷めているため、家出少年があのように割とさっくり疑似家族を形成し、「晴れ女」たる運命の女の子に没頭していく様がよくわからない。なぜにあそこまで圧倒的に彼女を求めるのか。それは彼が「異界」東京で「運命の少女」に出会ってしまうからであり、すべてはシチュエーションの魔力だ。そして若さだ。若くないとあの感情についていけない...。
そもそもなぜ彼は家出したのだろうか?あんなにも帰りたくない家出...?分からない。その時点で既に主人公にビタ一文共感できず、展開もラストまではほぼ予想どおりに進んだため、ひたすらに苦悶であった...。
しかしラストは白眉というか、私だったら最後の最後は入れないなと思ったが、終わり方自体は腑に落ちた。変えてしまったものは元には戻せないのである...。
それにしてもどれだけのスポンサーを得たのかと思うほどの東京の描写であり、ある種豪華なCMを見ているのに近い感じを覚えた。歌舞伎町...家出少年が最初に行くのは歌舞伎町なのは全力で止めたいが...歌舞伎町だった。
描写はアニメを存分に活かした精緻さと美しさであり、これは大きなスクリーンで存分に堪能していただきたいところである。
あと前述のように、細かい描写がすっ飛ばし過ぎとは思う。詳細は省くが、いい大人が観るとあんなにうまくいくわけないだろみたいな場面が頻出でいちいち突っ込んでしまいたくなる。だが大きな物語の前ではそれを論うのも野暮というものだろう...。
感情移入の難しさを感じる映画体験であった。そういえば「君の名は。」もずっと突っ込んでばかりいたから私はそういう嫌なやつなのだろう。
「君の名は。」を劇場で観れなかったのを悔やみ、朝イチで観に行きまし...
周りに合わせなくても良い!
久しぶりの新海監督
あともう一度だけ、観てほしい。
おもしろかった、つまらなかった、よくわからなかった、すきだった、
何かしら思っただろう1回目を終えた方にこそ、願わくばあともう一度だけ、観てほしい作品です。
このお話は必要なもの以外は潔く切り捨てられています。
何も足さず、何も引かれていない、「僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」。
それを知っているあなただからこそ、もう一度観た時に気付くもの、気付けるもの、気付いてしまうものがそっと息をひそめているんじゃないか、
なんて誰彼構わずに嘯きたくなっている「3度目を観た人間」からの、ちょっと大それたお願いです。
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