天気の子のレビュー・感想・評価
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群がるスポンサー企業のせいで台無し
映画自体は悪くないと感じました。ただ、登場人物の言動と、最後のオチが若干かみ合ってない気がします。もう少し早めの布石が欲しかったかも。
それはいいとしても、前作のヒットに便乗しようとしたスポンサー企業の存在感が強すぎます。
スポンサーに配慮した数々の演出。事前にとあるインスタント食品会社の醜悪なテレビCMを観た影響かもしれませんが、最終的に長編CMを見せられた気分になりました。
「世界なんて、元々狂ってんだよ」
須賀のこのセリフが、1番印象に残っているかな。
短く纏めると、本当に音楽の使い方が上手い、、、!
RADWIMPSの作詞作曲のセンスもあるが、このタイミングでこの曲をぶち込んでくるかぁ~という、パズルのピースがぴったりハマったような感覚を覚えた。
内容は普通といったところだろうか。
多少ドキドキはしたけど、なんとなくの予想通りに事は進んでいったので、そこまで衝撃はなかった。
でもshotamalさんのネタバレレビューの考察を読んで、かなり驚いた。
もしこれが本当なら、ストーリーの奥がなんと深いことか…
後作画も本当に綺麗。
さすが新海誠作品だなと、感心した。
あまり比べたくはないが、正直「君の名は。」程の衝撃と胸が熱くなる感覚はなかったかな。
でも普通に面白かったです。
愛にできることってきっとあるって信じたい!
いつもの事ながら…(^^)
雨をこんなに美しく表現できる監督は他にいないんじゃないかな?
監督の集大成がここに完成した感じ。
目を閉じるとそこには、空の青さと、雲の巨大さと、雨の壮大さが蘇る。
雨、雨、雨、雨!
雨が、まぶたの裏に洪水のように押し寄せてくる感じにとても興奮しました!
そして、雨が上がって太陽が顔を出す瞬間もとても美しかった。
一筋の光が、東京の街全体をピカピカに黄金に照らしていく姿に感動!
RADWIMPSの音楽も相まって、完成度の高い映像美が生まれていました。
東京の巨大さに飲み込まれそうになりつつ、改めて東京の凄さを感じてしまった今作。
東京って凄い!
と心の底から思ってしまいました。
東京の魅力や汚さ、人間の優しさや悲しさをたくさん吸収して、一歩大人になっていく少年の姿が微笑ましい。
ダメダメな少年ですが、日を追うごとに徐々に強くたくましく成長する姿に、思わず応援してあげたくなりました!
今回、ストーリー云々言うと、色々な意見が出てくると思うので、詳細は言いません。
でも、この映像美は、映画館でないと味わえない!
今回は、池袋に新しくできたグランドシネマサンシャインで鑑賞!
巨体スクリーンと立体的な音の構成に、鳥肌が立つほどの興奮が溢れ出てきました!
音と映像のコントラストがとにかく最高!
雨が上がったり降ったり、晴れたり曇ったり、その天気の変化に圧倒されました。
途中までファンタジーだと思っていた作品でしたが、最後の最後の衝撃的な展開で突如SFに様変わり⁈
世界はもともと狂ってるんだよ。
このセリフが意表を突いた、なんとも劇的な終焉となりました。
個人的には、ただハッピーエンドで終わるのが嫌いなので、このラストには大満足(笑)
こういう終わり方は、新海感時ぽいなと思いました。
最後に…。
いろんな声優さんが出ていましたが、まさかあの人が出てくれるとは!
豪華キャストに、嬉しい悲鳴の連続でしたが、ここに来てサプライズな出来事が(^^)
今月誕生日の私にとって、まさに最高のプレゼントとなりました(^O^)
豪華キャストに、豪華映像美。
この映画は、それだけでも大満足できる作品。
君の名と、比べてしまうのではなく、1つの作品として純粋に楽しむことをオススメします。
そうしたら、新しい楽しみ方が出てきそうな感じ。
久しぶりに作品の世界に入り込んでしまったかのような、あっという間の114分でした(^^)
最高に楽しかった〜!
気になる
映像と曲で魅せた114分かと思いきや・・・
最初予告を見た時「いやこれRADWIMPSの歌といい雰囲気といいもろ君の名は。じゃん」と思い観客は沢山来ると思うけど評価は低くなりそうだなー、と考えてた。
だけど観に行ったのは曲が良さそうで意外にも評価が高かったから。
見終えたら君の名は。感はあるけどラストや伏線を回収しきらないところが新海監督挑んだなぁと思った。
しかし自分が考えるに新海監督はこういう映画を作りたかったのだと思う。
君の名は。が異例のヒットをし注目の集まる次作で新海監督本来の映画を作りたかったのだと
賛否分かれるラストについては自分的には賛成派だ
詳しくいうとネタばれになるので言わないが東京の結末と主人公達の思いは、作中にも出てる理不尽な世の中に対する天罰として新海監督がわざと選んだラストだったのだとと自分は考える。
そう考えると世の中に対する皮肉もこの作品にはあるかなぁー
映像はさすが綺麗で背景に力を入れていた。
曲はなんといっても三浦透子のグランドエスケープに鳥肌がたった!
それにしても三浦透子の歌声は名前の通り透き通っている。
ドルビーアトモスかドルビーシネマをオススメします!
新海誠監督らしかったです
感性と才覚を問われる作品
※自分なりに真っ直ぐ公平な感覚でレビューします
普通の人が普通の感覚で観たら低評価になる可能性が高い。(と、個人的には思う)
少なくとも大衆映画として観たら確実に憤慨。
高評価している方は非常に感性が優れてるか、非常に頭が良いか、非常に変わり者のどれかだと思います。
この映画をつまらないと思った自分は才覚のないただの凡人なんだと思う。
ただし新海作品をずっと観てきた身としては新海さんがこのような作品に仕上げたのには何かメッセージや裏テーマがある気がする。ずっと考えてるけどその答えが出ない。紐解くには難解過ぎる。描かれてる様をそのまま受け取っていては観ている事にならない。そんな作品。
秒速五センチメートルの哀愁も、君の名はのハッピーエンドもどっちも好きだけど(2作とも7回以上観てる大好きな映画)
天気の子はそれらと全く異なる作品。
確実に議論を呼ぶと思う。
もしやそれが新海監督の狙いなのか…
覚悟して観てほしい。
[備考]
※デートでは観ない方が良いと思います
※映画でも観るか〜という軽いノリで映画館に行くなら別作品を推奨します
※個人の見解です。本作ファンの方々には申し訳ないです…
※散々書いちゃったけど一度は観てほしいです
※映像と音楽は最高です
ファンタジーなストーリーと、現実的な描写。珠玉の音楽と共に描かれる、青春物語。
【賛否両論チェック】
賛:家出少年と天気を変えられる少女の、切なくて心温まる物語に、観ている側も心揺さぶられるよう。RADWIMPSの音楽の数々も魅力。
否:内容がファンタジーな割には、拳銃や風俗のスカウト等現実的な物が多数出てくるので、意外にも子供向けではない印象を受けてしまう。
居場所を失くした家出少年と、天気を晴れに出来る不思議な少女との出逢い。そんな2人の関係性によって紡がれていくファンタジーな物語に、観ていて心躍らされたり、切なくなったりと、まるで天気のように様々な感情を体感することが出来る、ステキな作品です。
ただ少し残念というか、違和感ともいえるのが、そんなストーリーの割には、登場するのが風俗店だったりラブホテルだったり、スカウトマンが暴力を振るったり拳銃が出てきたりと、嫌に現実的な描写が多いところでしょうか。その辺りは、親子で観るのには意外と向かないのかも知れません。
そして何といっても特筆すべきは、RADWIMPSが担当した珠玉の音楽の数々。中でも主題歌の「愛にできることはまだあるかい」は、この曲だけのために映画を観てもイイくらい、本当に圧巻の世界観です。
賛否両論はあっても話題作であることは間違いありませんので、是非ご覧になってみて下さい。
君の名はには劣る
雨は悪なのだろうか?
雨や水、光の素晴らしい描写力、圧倒的な現実感など
君の名はを凌駕している部分もある
登場するキャラも魅力的でアニメらしいすがすがしい
いろいろ気になったけど
一番矛盾を感じたのは
これだけ精魂込めて描写した雨は「悪」なのだろうか?
雨が続くことは不幸なのだろうか?
そしてラストは茶番に感じてしまった
最後はオカルト非現実をごまかすためにオカルト非現実の上塗りなってしまった
ハリウッド映画ばりにこれなら宇宙人でも登場させたほうが良かったかもしれない
この監督は作画と描写に専念して
きちんとしたシナリオライターと協力したほうが良い思う
オカルトならオカルトなりの上手な説明と解決を用意して欲しかった
2回目見に行きます(^-^)!、
世界は元々狂ってる
東京に希望を抱いて上京してきた私自身、
東京をテーマにした作品は、主人公の気持ちがよくわかる。
田舎を振り向いちゃいけないと、必死に前を向く、
そこまでしなくていいと言う人には分からないだろう
胸の奥の熱い気持ち。
一人で生きていきたい、何も恐れたくない、何かを成し遂げたい。
あの時の希望は、この作品の美しさがぴったりと表わしている。
やっぱり東京は特別なんだ。ここに来なきゃ、刺激が足りな過ぎる。
また、大人に銃を突きつけてまで大切な人を守りたい気持ちも
そこまでしなくてもいいのにと言う人にはわからないだろう。
まさに、愛は無敵。人脈は大切、自分の信じる道に真っ直ぐ進めばいい。
天気は誰にも動かせないけど、たしかに晴れたら気分が晴れるし、雨だと沈む。その大きなものを動かす力に若さのパワーがこもっていたと思う。
須賀さんがすごくいい役割。
あんな大人になりたいと強く思う。
定年過ぎの男が観て
東北復興事業を必死にやった定年過ぎの男が観て、率直に涙し考えさせられてしまいました。
映画は素人ですが、この長編を通して圧倒的な描写力はなお健在、それがこの作品の世界に引き込んでくれました。でも問題はそこではない。細かな矛盾点や無理さは有るでしょうが、それも問題ではない。私が突き付けられたのは、
「一人の男として、たった一人の女の為に、自らの住む社会や自分の将来を犠牲にまでして、強く一途に愛する事が出来るか。」
と言う一点でした。私は、人は誰でも、強い意志と知力・体力の限界まで全力で努力し続け、己が命をも厭わなければ、社会に対して何某かの影響を与え何かを残せると信じるものです。
しかしこの作品の主人公は、決して強くも賢くも無いのに必死に動き、数百万人の公共の益を犠牲にして、唯一人の女を愛するのです。その決断を下せる勇気と愛に、小人である私は率直に感動させられました。「この作品を笑うのは自由だ、だがそのお前は、この決断を下せるだけの度量が有るのか!」と突き付けられていました。
ひたすら学び、全力で仕事をし、60余年を社会で生きて来た男として、社会の常識や大人の知恵を「それは本当の人の愛か?」と考え直させる、力強い作品だと思います。
是非、劇場のスクリーンで、細かい事は気にせず、素直に物語の中に入って、長い歳月を生きて来た大人として「自分に出来るか?」と自問しながら観て頂きたいと思います。私はもっとちゃんと考える為に、もう一度スクリーンで観るつもりです。
愛にできることはまだあるよ。
新海誠監督作品は最初期の頃より認知していて感銘を受けてきました。(全ての作品をその時々の学生時代でほぼほぼリアルタイムで遭遇し、体感することが出来、大人になり、現在に至ります)
まだそれは『OtherVoices』の旧HPだった頃からです。なんだかその頃の一部アニメーションファンの驚き加減であったり、連帯感だったりが今はもうすっかりと懐かしいです。
映画『君の名は。』の記録的大ヒットにより、これまでの新海ファンではない、数多くの一般ピーポーが新海誠監督作品に雪崩れ込んできた事が良くも悪くも、新海監督の作品創りに影響を及ぼしていると日々感じています。
『天気の子』
映画館で初日公開日より、これまでに5回観てきました。
それくらい個人的には面白かったし、映画を観ていてなんだか嬉しかったです。(隠れミッキーマウス的な要素があちこちに潜んでいるので、映画のリピートにもすっかり貢献。場面場面の情報量が多いシーンがけっこうあるので最初に観た時は集中力が必要になりました)
「君の名は。」で大衆化路線へ邁進した作品創りから、今作の「天気の子」では大衆向けの映画としつつも、作品に内包されている物語の展開や演出、音楽の配置や音楽の歌詞など、それはどこかこれまでの新海誠監督作品に立ち返っているようで、これまでのある種実にマニアックな仕上がり方を魅せていて本当に嬉しかったです。
『ほしのこえ』や『雲のむこう』
『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』『Z会CM』etc.
そして、前作の『君の名は。』
それら全てに通じる新海監督の想いや眼差しが『天気の子』に継承されていて感動しました。
特に前作の「君の名は。」からの設定的継承は純粋に面白く、遊び心に溢れていて驚きました。
平成(君の名は。)~令和の物語(天気の子)として。
彗星と結び、天気と世界の選択。
二つの作品のモチーフの融合がとても興味深いものでした。(監督の作品はどれもそういったモチーフや物語的な繋がりの継承がみられてとても興味深いですよね。どこか全ては繋がっているんじゃないか?と映画を観ながら、小説を読みながらはっとしています)
初期の天門さんとの音楽
近年のRADWIMPSさんとの音楽
新海誠監督が手掛ける映画は音楽との親和性が非常に高く、空や雲の描写、日常の背景美術の美しさと相まって、新海監督の「作家性」「画家性」「唯一無二のオリジナリティ」を獲得しているように思います。
レビューが長くなりましたが
新海誠監督作品『天気の子』
エンターテイメント性に富ながらも、これまでの新海作品に見られた「新海らしさ」を獲得し直していっているこれからのターニングポイントになっているであろう快作を一ファンとして非常に嬉しく思い。レビューとさせて頂きます。
追伸
『天気の子』
声優陣の演技が素晴らしく
特に「先輩」の声の演技は本当に見事でした。またこれからも先輩の声をどこかで聴きたいです。
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