天気の子のレビュー・感想・評価
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君の名はには劣る
映像も歌も悪くは無いが、君の名はの時ほどはそれらの見どころが少ないため感動が少ない。
主人公の男の子が自分勝手というか子供っぽすぎたので全く好きになれず、応援する気になれなかった。
この監督は「俺はただ、もう一度君に会いたいだけなんだ」っていうセリフが好きなんだろうなと思った。
凪くんが可愛かった。
雨は悪なのだろうか?
雨や水、光の素晴らしい描写力、圧倒的な現実感など
君の名はを凌駕している部分もある
登場するキャラも魅力的でアニメらしいすがすがしい
いろいろ気になったけど
一番矛盾を感じたのは
これだけ精魂込めて描写した雨は「悪」なのだろうか?
雨が続くことは不幸なのだろうか?
そしてラストは茶番に感じてしまった
最後はオカルト非現実をごまかすためにオカルト非現実の上塗りなってしまった
ハリウッド映画ばりにこれなら宇宙人でも登場させたほうが良かったかもしれない
この監督は作画と描写に専念して
きちんとしたシナリオライターと協力したほうが良い思う
オカルトならオカルトなりの上手な説明と解決を用意して欲しかった
2回目見に行きます(^-^)!、
とても面白かった!!見に行った人全員が君の名は。より天気の子がよかったみたいです。私も天気の子の方が好きで、物語もわかりやすくてすーっと入ってきた感じです。そして絵が本当に綺麗!!見とれるくらい繊細で美しくてこれは映画で見るのをおすすめします。声優も特に違和感なく、バランスがとれてると思います。ストーリーは家出やバイト、未成年の壁みたいなのが主で自分が学生なのもありとても共感しました。クライマックスもすごかった!泣きました。終わり方もすっきりしててよかった印象です。
世界は元々狂ってる
東京に希望を抱いて上京してきた私自身、
東京をテーマにした作品は、主人公の気持ちがよくわかる。
田舎を振り向いちゃいけないと、必死に前を向く、
そこまでしなくていいと言う人には分からないだろう
胸の奥の熱い気持ち。
一人で生きていきたい、何も恐れたくない、何かを成し遂げたい。
あの時の希望は、この作品の美しさがぴったりと表わしている。
やっぱり東京は特別なんだ。ここに来なきゃ、刺激が足りな過ぎる。
また、大人に銃を突きつけてまで大切な人を守りたい気持ちも
そこまでしなくてもいいのにと言う人にはわからないだろう。
まさに、愛は無敵。人脈は大切、自分の信じる道に真っ直ぐ進めばいい。
天気は誰にも動かせないけど、たしかに晴れたら気分が晴れるし、雨だと沈む。その大きなものを動かす力に若さのパワーがこもっていたと思う。
須賀さんがすごくいい役割。
あんな大人になりたいと強く思う。
定年過ぎの男が観て
東北復興事業を必死にやった定年過ぎの男が観て、率直に涙し考えさせられてしまいました。
映画は素人ですが、この長編を通して圧倒的な描写力はなお健在、それがこの作品の世界に引き込んでくれました。でも問題はそこではない。細かな矛盾点や無理さは有るでしょうが、それも問題ではない。私が突き付けられたのは、
「一人の男として、たった一人の女の為に、自らの住む社会や自分の将来を犠牲にまでして、強く一途に愛する事が出来るか。」
と言う一点でした。私は、人は誰でも、強い意志と知力・体力の限界まで全力で努力し続け、己が命をも厭わなければ、社会に対して何某かの影響を与え何かを残せると信じるものです。
しかしこの作品の主人公は、決して強くも賢くも無いのに必死に動き、数百万人の公共の益を犠牲にして、唯一人の女を愛するのです。その決断を下せる勇気と愛に、小人である私は率直に感動させられました。「この作品を笑うのは自由だ、だがそのお前は、この決断を下せるだけの度量が有るのか!」と突き付けられていました。
ひたすら学び、全力で仕事をし、60余年を社会で生きて来た男として、社会の常識や大人の知恵を「それは本当の人の愛か?」と考え直させる、力強い作品だと思います。
是非、劇場のスクリーンで、細かい事は気にせず、素直に物語の中に入って、長い歳月を生きて来た大人として「自分に出来るか?」と自問しながら観て頂きたいと思います。私はもっとちゃんと考える為に、もう一度スクリーンで観るつもりです。
愛にできることはまだあるよ。
新海誠監督作品は最初期の頃より認知していて感銘を受けてきました。(全ての作品をその時々の学生時代でほぼほぼリアルタイムで遭遇し、体感することが出来、大人になり、現在に至ります)
まだそれは『OtherVoices』の旧HPだった頃からです。なんだかその頃の一部アニメーションファンの驚き加減であったり、連帯感だったりが今はもうすっかりと懐かしいです。
映画『君の名は。』の記録的大ヒットにより、これまでの新海ファンではない、数多くの一般ピーポーが新海誠監督作品に雪崩れ込んできた事が良くも悪くも、新海監督の作品創りに影響を及ぼしていると日々感じています。
『天気の子』
映画館で初日公開日より、これまでに5回観てきました。
それくらい個人的には面白かったし、映画を観ていてなんだか嬉しかったです。(隠れミッキーマウス的な要素があちこちに潜んでいるので、映画のリピートにもすっかり貢献。場面場面の情報量が多いシーンがけっこうあるので最初に観た時は集中力が必要になりました)
「君の名は。」で大衆化路線へ邁進した作品創りから、今作の「天気の子」では大衆向けの映画としつつも、作品に内包されている物語の展開や演出、音楽の配置や音楽の歌詞など、それはどこかこれまでの新海誠監督作品に立ち返っているようで、これまでのある種実にマニアックな仕上がり方を魅せていて本当に嬉しかったです。
『ほしのこえ』や『雲のむこう』
『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』『Z会CM』etc.
そして、前作の『君の名は。』
それら全てに通じる新海監督の想いや眼差しが『天気の子』に継承されていて感動しました。
特に前作の「君の名は。」からの設定的継承は純粋に面白く、遊び心に溢れていて驚きました。
平成(君の名は。)~令和の物語(天気の子)として。
彗星と結び、天気と世界の選択。
二つの作品のモチーフの融合がとても興味深いものでした。(監督の作品はどれもそういったモチーフや物語的な繋がりの継承がみられてとても興味深いですよね。どこか全ては繋がっているんじゃないか?と映画を観ながら、小説を読みながらはっとしています)
初期の天門さんとの音楽
近年のRADWIMPSさんとの音楽
新海誠監督が手掛ける映画は音楽との親和性が非常に高く、空や雲の描写、日常の背景美術の美しさと相まって、新海監督の「作家性」「画家性」「唯一無二のオリジナリティ」を獲得しているように思います。
レビューが長くなりましたが
新海誠監督作品『天気の子』
エンターテイメント性に富ながらも、これまでの新海作品に見られた「新海らしさ」を獲得し直していっているこれからのターニングポイントになっているであろう快作を一ファンとして非常に嬉しく思い。レビューとさせて頂きます。
追伸
『天気の子』
声優陣の演技が素晴らしく
特に「先輩」の声の演技は本当に見事でした。またこれからも先輩の声をどこかで聴きたいです。
面白いけど、尾崎豊?
君の名は。を観ていたので、どんな内容かなと楽しみに観ました。
個人的には君の名はを超えられなかったです。
君の名はを観た時には、村上春樹を思い出しましたが、今回は尾崎豊を思い出しました。
まだ一度しか観ていないので、消化不良の部分もありますが、見る価値のある映画だと思います。
壮大な時間軸の中でミクロな愛の意味を問う
嫌になる程の壮大なスケール感。何千年、何万年という単位で姿を変えていく地球。異常気象などという言葉も陳腐そのもの。海に沈む東京さえも些細なことだ。
今を生きる主人公たちに、そして我々に何ができるというのか。ただ愛する人を思い今を生きること、そんなミクロな感情がどれだけ大切かを謳う今作。潔くって、清々しくて素直に感動した。てか、激しく感動した。
あまりアニメを観ないのだが、新海誠作品に触れるとアニメっていいなと思う。表現に制約がなくイマジネーションの世界を翔べる。底辺にある哲学にも共感できる。早くも次回作が楽しみになった。
ちなみにイオンシネマ大高のIMAXにて観賞。
何も知らないくせに・・・
「君の名は」もすごい映像、描画だったけど、本作もとにかくすごかった。
実写じゃないのか、とホントに凝視。
さらに、BGMもそれぞれのシーンによくあった曲になっていた。
そして、ストーリーは・・・
正直、よくわからなかった。
東京、どうなった?このあと、どうなる?
ラストシーンも・・・それで?って感じだった。
見ていても、何も知らず、何もわからず・・・
若い子はキュンキュンするのかわからないけど、
オッサンにはお盆前に見れて、いろいろと勉強になった。
またか感
思春期男子のあれやこれやとファンタジーで既視感ありまくりですが、ねじ伏せるような画像力とキャラの魅力で押し切られるので映画館で観て損は無いなという気になりました。ジョイスの「ユリシーズ」があればある日のダブリンが再生できるそうですが、この映画があれば現代東京の一部はかなり再現できるのではと思えるくらい描写はリアルでした。私のようなお上りさん気質の人間にはその点も好感持てました。バーニラバニラっ
映画館で観て良かった
「君の名は」が素晴らしかったから観ました。
まず素直に映像的に素晴らしい!みなさん映画館で観てください!
2時間あきさせないテンポの良さや東京の裏ぶれた景色の描写も渋い、だからほかに細かいところは目を瞑って良いと思わせてくれます。ハリウッド映画見るよりよっぽど満足しますよ!
※世界は狂っているというメッセージがタルコフスキーのサクリファイスとかストーカーとか思い出させてくれました
深い見方は次回のお楽しみにします
『君の名は』は、目を見張るレアな事象が多くて興奮しましたがメッセージを受け取るには複雑に感じるところが多く難しかったです。
『天気の子』は一見終盤まで平坦でほぼ穏やかなテンションが続きますが、お金もなく家出してきた少年はどうなって行くんだろう。拳銃はどう絡んでくるんだろうとか晴れ女が成功してしまったけれどこの先はどうするのと先が読めない展開で、わかりやすいけれど目が離せませんでした。
作品を通して、大人と子供の違いもありますがクールな世代に感じる帆高達が一般的にいわれるルールをはみ出すほど一生懸命で必死であることが強く印象に残りました。
私たちがデジタル世代とすれば新しいAI世代?が、クリックひとつで解決せず、未曾有の事態にも自分で考えて考えて真っ直ぐひたむきに進んでいく、利害でなく大切な人を大事にしていく帆高であってほしいです。
子供が感動してるのが嬉しくて、でも同時に自分が見守る大人になってる事がちょーっと切なかったです。
君の名は。を越えていない
晴れ女の発想は素晴らしいし陽菜が可愛く声もピッタリだった。それにドラマの演技では何かと言われるが評判通り本田翼の夏美がすごく良かった。ラストは指輪を渡すところまで描いて欲しいと思ったのは自分だけではないはず。全体的にはストーリーはこれで良かったと思うが前作の「君の名は。」は越えていないと思う。
叩きつけられる圧倒的な青春
東京をサバイブする少年少女の物語。
主人公の背景の描写は不明な点が多い(あえて?)が、オープニングまでの間に物語の基本的な舞台を細かいところまでさらっと描き、すんなりと物語世界にはいりこめたり、少年少女の甘酸っぱいジュブナイルの描写、終盤で叩きつける強烈なテーマと、はじめから終わりまで正道の脚本が素晴らしい。
更に、雨や水、町の背景と雨上がりの日光の風景の描写、ただただ美しい。
たぶん、こういう風景と演出をアニメ映画でやってみたいのが第一だったのかな、と推測してしまうほど。(であっても、物語と映画全体に手を抜いてるところは全くない)
社会性とエゴの二律背反を描いているのもあり、そこは不快感ももたれることもあるだろうとは推測できるが、私にとっては、その突き抜けた情熱はみてて気持ちよかった。
ただ、スポンサー企業向けの描写かな?と思う点はあり、そこは少し興がそがれた点はあった。
(ただ、料理の描写にも手を抜かないので美味しそうに思えたのも事実)
原作は2000年代のアダルト系恋愛ゲームだという冗談がまことしやかに言われるが、納得。
あったらまとめ買いしたいくらい。
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