天気の子のレビュー・感想・評価
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前作気にせず見たら面白い
前作の君の名は。と同じボーイミーツガールのお話で、前作は女の子が一生懸命走って、今作は男の子が一生懸命走ります。
ついつい前作と比べてしまいます。なにしろどっかで見たことのある人物がチラホラ出て来るし。
相変わらず新海氏の作品は綺麗で美しいけど、今回作はチョット内容が甘かったかなという印象。ストーリーの大筋が前作と同じ様な気がします。
綺麗な映像の純愛
新海誠監督の映画は、毎回綺麗な映像と、こんなむず痒い淡い中高生の恋愛映画なのかというのが率直な感想でした。
『君の名は』から2年〜3年、練るに練ったにしては、物語の構成が同じでビックリした。
いや、違うと感じる人もいるのかもしれないけど、30代には淡い恋愛映画はもうお腹いっぱいだよね。。
途中退屈してたけど、一緒に観に行った5才の娘がちゃんと最初から最後まで観てました。
という意味で対象年齢が少し低いのかなと感じました。
東京の街並み綺麗。新宿の映画館で見ましたがまさに新宿が出てきて場内...
東京の街並み綺麗。新宿の映画館で見ましたがまさに新宿が出てきて場内も、あれここじゃんみたいな感じでちょっとざわつきました。笑
穂高の家出の理由がよく分からなかったり、銃のシーンは果たして必要なのか?とか思ったり、警察どんだけ子どもたちに逃げられとるねん!とか思ったりもしたけれど、
空が青いだけで明日もがんばろうと思える。って。そんなセリフや、
高校生の2人が、例え世界が滅んでも、一緒にいたい!と言ってる姿はキラキラしてて、心が洗われます。
ジョーカーを見た後にこれ見て、あー純粋な気持ちで、見れるーって思ってたんだけど、ジョーカーも天気の子も、テーマは「世界は元から狂ってる」っていうことだって誰かが言ってて震えた。
たしかに。
自分勝手に生きた方が後悔しない。
決めるのは自分。
後悔しない生き方をしてきいたいなと思いました。
あとは、とっても水の絵が綺麗でした。
君の名は。のメンバーが、出ていたのは
あとから教えてもらわないと気づけなかったです。
日本に生まれて本当に良かったと思える映画
新海誠監督がいるだけでも。『君の名は。』の期待を背負って世の中の無用なプレッシャーのなかで、その期待値を超えてくるのは天才でしかない。プロデューサーの川村元気さんの才能も大きいかもしれないが。
まずなにより映像美。現実ではない世界であれほどのリアリティを持って、さらにアニメの力をフルに活かしてリアルを超える夢を魅せてくれる。
東京の街並みを知っている人にとっては唸るほどの再現度。McDonaldにSUNTORYにYahoo!知恵袋まで…これでもかとプロダクトプレイスメント(タイアップ?)が溶け込んでいる。広告スポンサーにうがった見方もされるけど、一方でエンタメにおいてパトロンは重要だよね。
そして子どもから大人まで楽しめる仕上がりになっていながら、ど真ん中には人間の普遍的なテーマが凝縮され詰め込まれている。
巨大なる自然の前には人類なんてかりそめの借りぐらしのホモサピエンティだし、束の間の小さな存在なのに、昔から自然災害(人間にとってはそうだが、宇宙の歴史からしたら当たり前のホメオスタシス)に抗ってきた。
結局、人類だって生態系の一部で、その存在意義、歯車の一片にすぎない"価値"に気づき自覚しないといけない。
日常の些細なことに悩んでいることが本当にバカバカしくなる。小さなことを気にしたり意識高い系になろうと、「この世界なんてもともと狂ってる」から。
あっちを立たせばこっちが立たず…多様な世界において決して思い通りにいくことなんてない。
でもそれでも、目の前の人を愛し大切にし、やりたいと思えることに素直に向き合うことで、半径5メートルのささやかな幸せは手に入れられる。
だから「僕たちは大丈夫」だと背中を押してくれる。
たくさん心に響く言葉があったけど、一番刺さったのは、
「神様、お願いです。これ以上僕たちになにも足さず、僕たちからなにも引かないでください。」
一度きりの限りある一瞬の人生、無駄な欲は持たず、ただ楽しめばいい。
それと、またRADWIMPSがいい仕事する。野田洋次郎の歌詞に抉られる。
永久保存版の日本映画の代表作である。
無気力な大人には大変イタイ作品
病室の窓から雨に沈む新宿の街を見下ろしていた少女陽菜。雑居ビルの屋上に射す一筋の陽光を見た彼女は吸い寄せられるように非常階段を登っていく。フェリーで東京にやって来た高校生穂高はYahoo!知恵袋で身分証なしで働けるバイトはないですか?と尋ねるくらい無計画な家出少年。そんな都合のいいバイトがあるはずもなく新宿の闇を思い知る・・・からの物語。
始まってすぐ不安になったのはモノローグの多さ。モノローグで心情をイチイチ語ってしまう極めてテレビ的なアプローチに正直興ざめ。『君の名は。』ではテレビアニメ風の導入を採用しながらそんなテイストは薄かったのに反して、いかにも映画的な荘厳な導入からこんなアプローチを採るのはちょっと納得いきませんでした。
あとチキンラーメンの応用レシピ等タイアップがやかましい。これは大人の事情があったのでしょうが取って付けた感が否めない。新海作品はある意味オカルトですが、だからといって今回の『ムー』とのコラボはちょっと引きました。
恐らく『君の名は。』のある意味真逆の話、すなわち愛する人を救うために世界を滅ぼす話にしたかったのかと思いました。デル・トロ監督が『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』で言及したようなディストピア。それを五輪を来年に控えた今ぶつけてきたところはグッときました。子供3人で2万8000円払ってラブホ宿泊とかにも攻めた片鱗もありますね。
個人的にはRADWIMPSの続投もピンときませんでした。ピアノがポロンと鳴るだけで二番煎じ感が滲む。映像と劇伴のシンクロが物凄く繊細ですが、『君の名は。』に無数にあった、魂が鷲掴みにされるようなグルーヴが余り感じられなかったようにも思います。
勝手な想像ですが、本作は現代の大人に不満を持つ中高生を鼓舞する話かなと。そういう意味でまさしくその標的である無気力な大人である自分にはキツイ作品でした。
そんな中でそんな大人でもグッとくる素晴らしい描写が2つありました。ひとつはなぜか『セーラー服と機関銃』オマージュがあること。雑居ビルの屋上を俯瞰するイメージと穂高がピッと頬を切って出血するところですね。あれを新宿と代々木でやる、そこはよかった。あと本田翼が演じた夏美がメチャクチャ眩しかった。ちょいエロパートを一手に引き受けて誰よりも母性を滲ませる令和の峰不二子に生命を吹き込んだ彼女は素晴らしかった。『空母いぶき』、『新聞記者』、そして本作、彼女こそが海の底に沈もうとしている邦画に陽光を導く巫女なんじゃないかなと思いました。
裏設定⁈
何となく見終わって何となくこういう事が言いたいのかなーとぼんやりとした印象しかなかったけど、こちらで他の方の考察を読むと、もう一度観たくなりました。やっぱり頭が固くなってます。
「君の名は」の時も1回目はふ〜んという感想が、2回目は面白く感じたし、新海監督の作品は(この2つしか知らないけど)すごくハマるわけじゃないけど、もう一度観ようかなという気にさせてくれる不思議な映画。
浅いな〜
まず、新海作品なのだから絵が綺麗だという点は今更評価点にはならず、むしろストーリーを重視して見たけれど、非常に期待はずれ。
ストーリーが浅はかで色々とツッコミどころがあり、見終わったあとにスカッとした気持ちになれない。
それでも主人公の気持ちに入り込む混むことが出来れば少しは楽しむことが出来たのかもしれないがそれは無い。
ただ身勝手な少年が暴れて終わるストーリー。そこにオカルト的な要素が加わって注目は引くストーリーだけれど得るものは無い。
女の子が人柱になった過程がもう少し表現されていたら。
助けるシーンだって浅はかだし、なんとなく千と千尋の神隠しに似ていたし。
何よりも全体的なストーリーが君の名は。にしか思えない。まして瀧くんや三葉を出す必要は無かった。
そこも、ほかの映画とリンクするジブリ作品を彷彿とさせてなんだかつまらない。
個人的にはオカルトが好きだから、取材のシーンや記事作成のシーンは面白かった。
オカルト的な要素を非現実なシーンとして描くのであれば、少年のシーンはもっと現実的に表現してメリハリをつけて欲しかったけれど、拳銃を持ってみたり、いらないシーンが多すぎて疲れる。
めちゃくちゃな話だよね(笑)
年を取るとどんな作品を見ても「ああ、あの作品の影響を受けているな」とか「このシーンはあの作品に似ている」などと余分なことを考えて素直に感動しにくくなるけれど、新海作品は先が読めないから面白い。なんせ常に想定されるオチを超えてくるから安心して新海ワールドを楽しめる。まあだからこそ冷静に話を振り返るともう全くリアリティの無いデタラメな話なんだけど、それが良いんだろうね。青い顔の不気味なやつが映画の終わり頃には愛おしく見えているアバター(ジェームスキャメロン監督)みたいに、大きな力に持っていかれる感覚。うん、映画はこうでなくちゃ!
感想
前作は見れず今回初めて見ました
これで2回目なのですがw
何度見ても天気の大切さや人間の欲望などが関心でき梅雨が嫌いだったのが少しなくなりました
また、何度見ても感動できます˚‧·(´ฅωฅ`)‧º·自分的には前作よりも分かりやすかったのでこちらが好きです★
映像きれい
アニメはほぼほぼ観ないのですが、やはり話題作は観なきゃということで、8月前半に行きました。「君の名は」より分かりやすくて好きです。音楽は、君の名はも天気の子もどちらも好きです。映像が本当に綺麗で、映画館で観るべき作品だと思います。
美しい世界だ。
「天気の子」の世界はとても美しいですが、「君の名は。」はまだより「天気の子」ずっとすばらしいですよ。「君の名は。」は僕にとっていつも世界の一番映画です。それでも新海誠さんに、誠にありがとうございました!
映像、音楽の無駄使い。
映像や音楽は100点満点で素晴らしかった。ただ内容が最悪、終始主人公にイライラさせられた。何の意味も不満もなく地元を飛び出し、男性や女の子に迷惑かけて、事件起こして何がしたかったんだろう、二度とみません。
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