天気の子のレビュー・感想・評価
全1951件中、1901~1920件目を表示
突っ込みどころもあるけども。
あらかじめ、見もせずに低評価を入れている方がいるので
5点にしてます。個人的には4.5です。
色々突っ込みどころはあります。
帆高が陽菜を助ける場面、この段階では彼女の背景もわからず、水商売?の店員の言動やその前の行動から観客も彼女は嫌よりに迷っていると受け止めます。でも、助けてみれば合意があったような話になり、陽菜が酷いキレ方をします。ここはミスリードでは無くノイズに感じる。弟のために精一杯頑張る姉では無くて、情緒不安定なのかな?と感じてしまう。
その後晴れ女でお金を稼いでいるため、雨が止まないのはその代償なのかな?と。それがノイズになってしまい、彼らの身勝手で周りに迷惑をかけているのでは?との思いが引っかかってきます。
実際は陽菜が晴れ女になる前から雨は降っているので彼らのせいでは無いのですが、説明がないので陽菜が力を使う代償に巨大な雨の塊が降るのかな?とも。
つまり金稼ぎのせいで下手すればケガ人が出る巨大な雨が降っているのかな?と。何せ話が見えないからそう感じてしまう。これもノイズ。
帆高の家出の理由もふわっとしてますし、ヒナが弟と暮らさざるを得ない理由もよくわからず、圭介じゃないですが「帰ったら?」とも頭をよぎったり。
その圭介の最終盤の行動の揺らぎ。
異常気象で大混乱する街の割に子供らに執着する警察(まあ銃もって逃げてる想定でしょうけど)
リアリティよりもタイアップ感が満々な実名商品。
さすがに引っ越せよ東京都民。
え!おお!お前ら元気だったか?(嬉しかったけど)
などなど。
あの2人が再会した坂も水没しましたかね。タイムリープで何とかするのかな。
時間経過は3年というか、2年半かな。あれ、留年したのかなとこれもノイズになりました。
3年(4年?)雨が続いていればさすがに帆高や陽菜に事実確認して、国で雇った晴れ女に一年交代で行かせれば良いかなとか。帆高も行けたから特に資格なさそうですし。
とかね。
でも、
でもね、そんなことはどうでも良いのです。
帆高は世界に名だたる大都市東京では無くて、そこに暮らす幾万の人じゃなくて、陽菜を選んだ。それをきっぱり口にしたラストシーン、本当に素晴らしかった。
クライマックスにクライマックスがある作品でした。
彼らは世界なんて2人で背負う必要は無い。それが彼ら本位の選択であっても、あれで良い、良いんです。
きっとあの言葉を、2人の顔を、景色を見るためにもう一度劇場に行くと思います。
批判はあるでしょう。きっとたくさんあると思う。でも、
僕は君の名は。より好きです。キュッとなるステキな作品をありがとうございました。大切にします。声優さん、主演2人はすごく良かった。
クリエイターが安心して作品を作れる世界でありますように。
普通に面白かった
普通に面白かった。作画はもちろんのこと、ストーリーも素晴らしいし個人的には君の名はより面白いと思った。序盤の晴れる描写でグランドエスケープを使うと思いきやラストの空中のシーンで使うところにも素晴らしいと感じたし、ラストの展開は決してハッピーエンドでは無いけどそれまで他人に手を貸していた主人公達が自分達の為に生きるという風に生き方を変えたところもまた味があると思った。しかし、君の名はで評価が高かった序盤のスピード感が今作にも出ていたがスピード感が出過ぎていて須賀との出会いが薄かった気がする。他にも引っかかるところが多々あったが、物語自体は凄く面白かったので総合的には面白かったと思う。
前半は100点!! 後半は・・・・
上大岡で初回に観てきました!
前半に関しては映像美・登場人物・シチュエーション共に最高で、これから「天気を操る代償」がどんな展開を繰り広げて行くのだろうと想像して泣き、ワクワクしていましたが・・・
①屋上の鳥居の歴史
②鳥居とヒロインの縁
③鳥居と天空がつながる条件
④主人公が鳥居を利用できた理由
⑤瀧の祖母
これらがストーリーで説明されていないので、ご都合的な展開に見えて後半からトーンダウンしてしまいました。
他にも、てるてる坊主の着ぐるみを調達した資金や、尺を使った本田翼演じる夏美の存在理由、君の名は。以上に出しゃばるRADのなど、気になる点は盛り沢山。
それでも天空でヒロインを救う展開などあればまだ理解できるのですが、「天空を操った代償として存在を消されたのに、代償を放棄すれば下界に戻れる」というのはリスクが少なすぎて、
「愛する人が助かるなら世界がどうなってもいい」という、前半の最高な展開から予想した代償と釣り合わないのがラストまでずっと気になりました。
余談ですが、君の名は。で消息不明だった三葉のおばあちゃんを出すなら意味がありますが、登場していない瀧くんの祖母を出すくらいなら、同居していたお父さんを出した方が良かったように思います。
社会現象を引き起こしたアニメ映画監督の最新作
見る前はものすごいワクワクしてた。
(少し奮発して高い外食行くような気分)
始まって世界観に飲み込まれた。
(評判の良い洋食屋でハンバーグ頼んだような気分)
見ている途中で雲行きが怪しくなっていった。
(店員の態度、内装から滲み出る不安のような気分)
終盤で謎が謎を呼び謎になって謎った。
(寿司が飛んできた気分)
意味が解らなくなった。
(意味が解らなくなった)
「突然の別れ」が欲しかった
君の名は。が大好きだった私がなぜこの映画に失望してしまったのかについて考えた。
私は新海誠作品の「突然訪れる別れ」みたいなものにいつも衝撃を与えられて、そこに心を動かされる部分があった。
例えば、「君の名は。」なら突然三葉と連絡がつかなくなってしまうのもそうだし、あの片割れ時に瀧と三葉が再開するも、ペンを握った瞬間に訪れる突然の別れみたいなのがものすごく好きだった。
でも今回の天気の子ではかなりヒロインはもう居なくなりますよ〜みたいなのが観客側として感じ取れるし、いろんな場面でヒロインの力が及ぼす代償みたいなものを匂わされてたために、「翌朝目覚めたらいなくなってる!え!!!!」みたいなのは全くない。「だろうね〜」って感じ。
そこが一番の、私が楽しめなかった要因だった。
それも含めて、おんなじようなの作ればいいってもんじゃないでしょ、、、。
新海誠さんの作りたいものってこれなの?
こんな同じようなのしか作れない印象はなかったけど、、、、
晴れ女の設定とか結末とかが全く説明されないまま、勢いだけで押し通そうとするのはいい。
ただ、その勢いも中途半端で、冷静に考える余裕があるから無理がありすぎて、意味が全く理解できないまま、結末に連れて行かれて大粒の涙流されても全く感情移入できない。
あと、下ネタで笑わせるみたいな場面が多すぎて辟易する。
そんなにおっぱい気になるかい、、、?
その十代の「私たちだけが知っている真実、世界」みたいなものは好きだし、魅力的だけれど、
今回のは主人公とヒロインが自分達の世界によがり過ぎてる。観客は置いていかれっぱなし。
ただ一つ、小栗旬はよかった。
若いってすごいね可能性だね
30手前のアラサーおばさんです。
仕事がしんどすぎて胃が荒れそうだったので息抜きがてら午前休を取って観賞してきました。
感想は単純…若いってすごいなあ…と。
十代の若者の勢いが眩しくて、自分は年を取ってしまったのだなと改めて感じました。
好きな人のためにただただ突っ走る主人公の姿は、十代の頃、世間体も何も考えず感情のまま生きていた自分を思い起こさせました。
どきどきしたりわくわくしたり、なんでもきらきらして楽しかった十代のあの頃に戻ったかのような疑似体験というのでしょうか。
君の名はと違って涙は出ませんでしたが、映像も音楽も最高に爽やかで美しく、ああ楽しかったし良かった!愛は素晴らしい!若いっていいな!雨最高!よっしゃ仕事頑張ろう!という気持ちにさせてくれる良い夏映画でした。
率直な感想です
観た感想をネタバレ含め書かせて頂きます。
これは全て個人的な見解です。それを理解した上でご覧ください。
■悪い点
1、キャラクター設定or説明が薄すぎる。
主人公や他のキャラクターの全てが薄い
例えば映画最初は、帆高が既に家出をしている状態から始まっています。何故家出をしてるのかを描いていなかったが為に行動に共感が出来なかった。
引き合いに出してしまいますが映画「バケモノの子」の主人公も家出という設定ですが、それはちゃんと経緯が描かれています。だからこそ後々の心情も理解でき共感できた。
陽菜も何故弟と二人暮らしに至ったのか、母親とのシーンを適当に描いた為に共感が出来ない。
夏美も圭介も全てが薄い。圭介が帆高は自分に似てると言いますが、自分に似てる要素がなんなのかを適当な表現すぎるが故分かりづらい。
結局最後まで謎の主人公とヒロイン達だったなと思いました…
分かりやすく言うと「帆高はこういう理由から家出をしている」という最低限必要な表現が欠けてる気がします。この映画は「帆高は家出してます」って感じです。こんな表現するくらいなら家出という設定自体要らないと思います。
映画の上映時間の都合上表現しきれないトコもあるかもしれないですがだったら君の名はの人物を登場させてる暇があるならそこに天気の子のキャラクター説明に力を入れて欲しかった。
2、謎の演出と謎行動
ヒロインが意味深なことを呟き風が発生し突然浮き上がるシーンがあるんですが、とうとう消えちゃうのか!?って思ったらただ浮き上がっただけでした。そして元の場所に着地し自らが天気の子であると説明します。「浮き上がるとこ、いる?」って思ってしまいました。他にも何度も主人公を取り逃がす警察、鳥居の謎、何故鳥居の力を帆高が使えたのか、圭介が謎の高速先回りをし警察をぶん殴ったり、そもそも陽菜が眠ってた場所はどこか。挙げ出したらきりがありません。想像するにはあまりにも想像しなきゃいけない場面が多すぎる…
3、連れ戻してロウエンドから最後の前作と同じ再会
君の名はの場合、問題を最終的に解決し元の生活に戻ってから数年後日常で奇跡に似た再会をするという感動的な話でした。
しかし今回は、最終的に陽菜を人柱から連れ戻したせいで東京を水没させキャッチコピーの通り世界の形を変える。ここまではまだ良いです。しかしこの後「世界はもともとこういう形だったんだ」と悪く言えば言い訳の様な話をした?作った?後、この三年の時を得て帆高と陽菜が再会という煮え切らない終わり方をしてしまいました…しかも数年後再会という前作と同じ流れ
4、前作のキャラクター達の登場
題名通り、君の名はの人物が登場します。
個人的には嬉しかったですが、でもそれは元が良くなければ意味がありません。今回は天気の子という映画なのだからそっちの心象や説明描写をちゃんと描いて欲しかった。説明出来た上でサービスとして出すならまだしも出来てない状態で出されてもって感じです…
まだまだ言いたいことはありますが、ボロクソ言いたいわけではないのでこれぐらいにしておきます。
■良い点
1、映像美
今回は天気というだけあって、雨の描写が主になりますが、とても綺麗です。やはり新海誠。空も綿密に描かれています。
2、帆高と陽菜のホテルでのシーン
異常な雨や雪が続き、「帆高は、雨止んで欲しい?」と尋ねる陽菜に、帆高はつい「え?うん」と答えてしまう。
自分が人柱になればこの雨は止むことを知っている陽菜には何気ないその返答を重く感じてしまう。そこからの帆高と陽菜の感情の高ぶりがとても惹きこまれた…俳優の演技は自然が売りですが、人間の心の動きが感じられた良い意味での俳優らしくない演技と感動的なシーンでした。
3、本田翼
公開前にあれほどディスられた本田翼の演技、正直そこまで気になりませんでした。ただし問題のシーンは最早周知の事実なのか会場で笑いが起きてましたが…
★総評
頭を空っぽにして純粋に見るんであれば楽しめると思います。しかし、「何故こういう気持ちになるんだ?」とか「今のシーンどういうこと?」とか思ってしまったら最後、度重なるクエッションで映画の進行に追い付けなくなります。
映画の本質や深く観る人は大抵理由を知りたがるんです。意味深なシーンや行動を目にしたら「あれは何だ?何をしてる?どうしてそうなった?」と知りたがると思います。
それを全て伝えることは難しいし容易ではない、視聴者に委ねる事もある。しかしこの映画はあまりにもそれを伝えてないように感じます。
映像美、それだけで観に行く価値はあるんじゃないかと思います。ですが私の場合、ストーリー重きで観るので損した気分ではあります。
今回は天気の子という設定自体は素晴らしいものでありながらそれを活かしきれていなかったために残念です。
まとめますと、
ストーリーの濃さよりもただただ映像が綺麗な映画が好きな人や、好きに自分で想像し、自分の物語を構築したい人には 良い映画として観れると思います。
今回低評価の人の大部分は、新海誠の物語を期待していたのだと思います。
後半の展開は人を選ぶかも
主人公に感情移入できるかで別れると思います。特に後半は主人公の利己的な行動が目立ちます。
僕は感情移入出来なかったため、後半の展開はつまらなく感じてしまいました。
しかし、一緒に見に行った友人は面白かったと言っていたので人を選ぶ作品であると思います。
個人的には整合性のない脚本と必要性のないシーンが気になってしまいました。
これがリアルなんでしょうけど、警察がやたらと悪く描かれていたのも気になりました。
君の名はよりハードルを下げて見に行くことをおすすめします。
犠牲と代償
久しぶりに劇場で見たくなりチネチッタ川崎にてライブサウンドシアターで鑑賞。
君の名は。に比べるとさらにファンタジーな作品ではあるが、君の名は。に負けじ劣らず夢や希望を抱かせてくれる非常に素晴らしい作品だと毎度観るたびに思う。
この作品において大切なのはやはり若者への希望だと個人的に解釈していつも楽しんで見させてもらってる。
陽菜ちゃんにしろ帆高にしろ当初は具体的な夢や希望が持てず現実をひたすらと生きていたが彼らが出会い恋をする事で夢や希望を抱き、そして後にその夢や希望が相手の幸せとなる。恋愛の王道な展開とはいえど、恋愛の基礎となる為やはり見ていて心躍らされる。
ただこの作品では陽菜ちゃんが存在する事で雨が続き、同時に天気を晴らす力を持つ。そして日常的な天気を戻すには人柱になって命絶えてしまうという枷があるわけだが、この辺のファンタジー設定が非常に没入しやすくまた分かりやすく感情移入しやすい為、人気作品であるのもうなずける。
一度は陽菜ちゃんは帆高の為、そして世界のために自分の命と引き換えに日常的な天気に戻そうとするが帆高が引き止める事で命は戻り天気が異常気象は変わらぬままで作品は終わる。ここがこの作品の一番面白いところである。
何かを得る事に時には犠牲や代償が必要な時はある。自分が犠牲になる事で多くの人が幸せになる結果ならば犠牲になる事は時にはとても美しいものである。
ただ自分を犠牲にする事ばかり正解で、犠牲にならない選択が誤りなのか。決してそうではない。
この作品のように彼らがこれから恋愛する事もまたとても素晴らしい選択の一つである。
この作品のように雨が続き日本の一部が沈没し、海上で生活する事は現実世界で比較するととても異常な事である。
しかしこの異常が長く続けばそれは通常となり、人はその環境に適応した生活を営む力や知恵を育み適応していくのであろう。
人間というのは自分たちが思ってるよりも賢くて強い生物だと思う。
日々生きていれば困難にぶつかり立ち向かうことが必要な場面はいくらでもある。
時にはその困難をなにかを犠牲にする事で解決できることもあるかも知れない。ただ犠牲や代償に頼って困難を乗り越える術だけを覚えてしまうと本来失わずに済んだものも、もしかしたら失ってしまってるのかもしれない。もしそのような事があれば非常に惜しい事である。
この作品を見ていると「犠牲や代償」といったものを凄く考えさせられる。
振り返ると歳を重ねると失う事にも慣れ、そして失う物も減り犠牲や代償で済むのであれば済ませてしまうケースは多くなってる気がする。
ただ今一度その犠牲や代償といった選択に追われた際は一度振り返り、そして人は思っている以上に強く賢い事を自信に変えて強く生きたいと勇気をもらえる作品だった。
時として、陽菜ちゃんや帆高達のように自分達を大切に、そして自分達の幸せを第一とした強くて勇気のある生き方を大切にしたいと心に響かせながらいつも観賞させてもらってる。
都会の風景を書かせると天下一品
雨の中や雲の切れ間から光の差し込む都会のシーンは鳥肌モノ
花火のシーンなどは本当に圧巻だった👏👏
最高の形で前半を折り返し、これからどうなるんだろうとワクワクしてたのに
後半この大失速ですよ
えぇ…って感じでした
前半が良かっただけに本当に勿体ない…
やるなと思ってた再登場(笑)
情報絶って観ましたので、知ってる人は、居たのかもしれませんが、「君の名は。」キャラ再登場やっぱりかと(笑)
感想は・・・面白かったですよ。
まあ、キャラ設定、演出から音楽、綺麗な街並み全て「君の名は。」を踏襲しているので、つまらないと思う人もいるかもですが、隕石、雨と「降る」シリーズ第2作と思えばね。次は雹か!(笑)
後、小栗旬さんなど今回も俳優の方が出演されています。商業的面から仕方ないのかも知れませんが、たまに聞く「下手くそ」「棒読みすぎ」だとか感じなくて、違和感なく観れました。(て言うか最後のスタッフロールで知った。)
最近思うのですが、アニメに関しては俳優起用でも違和感無いこと増えたかと。
(実写モノは、たまにひどいのがある)
内容については、さわやかな雰囲気の作画に対して、意外なくらい現実の東京が描かれている?(バニラのトレーラー出すとは(笑))ヒロインなんかマックのバイトから風俗行こうとするし。
ゴミ箱から拳銃拾ったりするしね。
??だったのは、ラスト廃墟ビルでのシーン主人公は、わかるのですが、警察や須賀さん、弟くん、なんで廃墟ビルに主人公来てるのわかったの?
途中話してました?
後、互いに拳銃向け合うシーンがありました。お互い硬直状態になりましたが、映画なのでいいのですが、今の警察の拳銃使用は、法改正されて、向けられた時点で発砲しても良いとなってます。
まあ、子供だからね。躊躇するでしょうが、リアルだとああいう状況はないかと。
あとですねー、主人公の家出の理由、中2病全開なんですが!もっと家族と確執あるとかだと思ったのに帰りたくない理由が、田舎出たい?光追っかける?大人からすれば、まあ、ふざけんなと。(笑)
色々書きましたが観て損はしない映画です。
「君の名は。」のレビューでも書きましたが、恋愛スイーツ映画にファンタジー混ぜた感じ?(笑)
劇場予告で今後公開されるアニメがありましたが、似たようなモノが多いですね。
楽しみは「エヴァンゲリオン」くらいかな。
最後に、監督さん、神道系好みなのかな?今回も彼岸だとか、使ってたし。3作目は、いっそ伊勢神宮あたりを舞台にしてみては?
初期からの新海ファンだけど…とにかく酷い…
映像に関しては文句なしです。
相変わらず引きのカメラでキャラが激しく動き回ると盛大にボロが出ますが、まぁその辺りはいつものことで…。
内容に関していえば、とにかく内容が思いついたままにキャラを喋らせて、思いついたままに場面をとっかえひっかえしてる感じで内容が頭に入ってこない。
特に酷いのは会話やセリフのセンス。中盤になると新海らしい台詞もありますが、序盤はもうどっかのアニメやドラマを参考に作りましたといわんばかりの既視感のある場面と台詞とCMのオンパレード。
CM自体は そこまで盛り込んでくるのかって感じで逆に面白いのですが…。
とにかく 君の名は で一般向けの台詞回しのほうが売れる!こういう演出だから売れたんだ!みたいな新海誠コンプレックスみたいな部分を、ジブリや細田作品を真似て作ったような内容のオンパレード。
本来の新海誠にある、閉鎖的な空間で自問自答するような虚無感や喪失感はかなぐり捨てて、売れるために星を追う子ども路線に再度挑戦しました!という感じ…。
キャラクターに関しても、その年齢らしいリアルさを出したいのか、君の名は のようなキャラクター性を出したいのかどっちつかずのまま、その年代のリアルな子達が共感しなさそうな言動ばかりで。
ネットにありふれてそうな偏見に満ちた客観的な考えのオンパレード…。節々に出てくる問題提議地味た内容も、あの映画だよね?この映画だよね?みたいなものばかり…。
君の名はより前の新海誠作品と比べると大分会話のテンポや、笑いを混ぜたりと、アニメ作品としては成長を感じますが、新海誠の作品としては成長したというよりも、劣化したサマーウォーズ期の細田守を見せられてる感じです。
グッとくるシーンもあるのですが、大抵はその場のノリだけで、後々につながらないので余計にガッカリします。
とりあえず、主人公達の年齢から見直したほうがいいんじゃないかなぁ。
一番の見所は ぼくにできることはまだあるよ というフレーズに合わせて流れてくる 監督の名前かと…。
ハッとした
風景描写については本当に綺麗で、流石としか言いようがないです。
ストーリー構成や展開のテンポが前作に似ていて、(ついでにRADの音楽が流れるタイミングも)先の展開をある程度予想できてしまいました。
君の名は。の登場人物も沢山でてくるし尚更前作を意識させられた感じです。
「お父さん」は見つけられなかったです(笑)
話の中で、主人公の帆高が中々に強烈な行動を起こす事が何度かあります。理由はあるけど完璧な違法行為をです。
帆高は純粋すぎて、それゆえに自分を突き動かしたものをうまく説明できない、そして周りの大人達は帆高の異常な行動しか見ず、帆高に耳を傾ける余裕がない、言ってることが理解できないといった感じでした。
かくいう自分も、帆高の行動には違和感あったり引いたりしたのですが、そういう感覚を持つ大人に対して、子供や若い人の思いに無意識に蓋をしてませんか?っていう監督からの問いかけだったのかなぁって感じたりもしました。
上映前に前作より評価がわかれる事を監督が仰っていたかと思いますが、確かにな、と。
結末は、世界vs個人で個人をとった感じだから今の日本人にも受けやすいかなと思いますが、道中の展開には上で書いたような点で感情移入できず違和感しかない方もいそうだなと思いました。
が、帆高達と年の近い子たちや子供側の視点に立つことができる方であれば共感でき、大きな感動を呼ぶのかなと思います。
あ、空から落ちるときの二人とグランドエスケープはずるい、感動しかせんです。
自分にとっては、エンタメを素直に楽しめたというよりちょっとお説教されたような、そんな気分になりましたね(笑)
うん、若い人の想いはちゃんと聴かなきゃな。。あとアメかわいい。
この世の中だからこそ、心に響く作品
一般的な視点からだと、突っ込み所色々あるし、「君の名は。」と比べると、評価が低くなるかもしれない。
でも「天気の子」という一つの作品から考えると、新海監督が今回表現したいこと全て詰まっていい作品でした。
不安定な世界観を「天気」として表したファンタジー。だけど、それは今の世の中全体かもしれないし、この先の「いつか」同じようなことが起こるかもしれない。けれど「大丈夫」。支え合う人がいる。そうやって世界で生きていくんだと感じられる作品でした。
もちろん、これは自分の主観で、他の人は別の考えがあると思います。
だからこそ、まだ見てない人は実際見てほしい!そう思いました。
映画レビューしたことないけど、今回はしたくてしてみました。個人的に最高です(笑)
劇中曲も全て魅力的なので、そこも注目です。
いい作品ではあったが、、
アニメーションと音楽とのマッチングはさすがとしか言いようがない。過大評価でなく新海誠グループの右に出る人はいないと思う。
正直ストーリー面で残念な点が多かった。
最初から最後まで予想を裏切る展開がなくなだらかな道を進んでいる感じ。
恥ずかしくなるようなセリフはまぁいいにしろダラダラ進んでいるような感覚があった。
君の名は。は、ぐっと変わる転換点があり、予想を裏切る展開があり、納得できる伏線もあった。
正直この作品はほとんどなかったんじゃないかな、と思う。
簡単に言うと映画のための歌というより歌のための映画というふうに立場が逆転してしまい、歌によりそったMVみたいだった。
前半最高!後半なんだこれ…
ほぼなんの宣伝も見ずにこの映画を観ました。
そして思ったことは、いい意味でも悪い意味でもなんだこれ。この一言です。
※以下ネタバレあり
前半から惹き込まれる映像がバンバン来て、素晴らしい楽曲たちもドンドン流れます。
家出主人公と保護者のいないヒロインの甘酸っぱい青春が繰り広げられ、サブキャラ達の優しさに涙し、意外な友情出演もあり最高でした。最高だったんです。
問題は後半。主人公が家出少年とバレ警察に追われ、ヒロインも保護者がいないことがバレ児童相談所に連れて行かれそうになってから全て狂いました。
現実を突きつけてくる大人から逃げる主人公とヒロインの逃避行…からの溢れて止まらない主人公の自己中心的で自分勝手な独りよがりの奮闘劇の垂れ流し。
この時ほど映画館を飛び出したいと思ったことはありません。
この逃避行の末に2人は驚く程多くの人を巻き込み迷惑をかけ(絶対死者出てる)ますが、主人公には反省など皆無です。それどころかすぐに自分を正当化して開き直ります。この時点で私は白目剥いて泡吹いてました。
そして最初から最後まで、主人公の"ヒロインと2人でいられるならいいや。"精神にはあきれをすっ飛ばして感動さえ覚えました。最高ですね。
なんだこれ。
大ヒットが間違いない作品だけに
大ヒットが間違いない作品だけに評価が難しいと思った。
敢えて箇条書きにしたい。文章にすると語ってしまいそうだから。
まず当然ながら映像は超美麗。水、雨という難しそうなものが本当にリアルにえがかれている。東京の街をこんなにも美しく描けるのかとため息が出る。新宿なんて決して綺麗な街じゃないのに。それでありながら東京に長く住む者なら映像を見てどこを描いたのかすぐ分かるリアリティを併せ持つ。
肝心なストーリーは正直少し退屈だった。向かっていく先は君の名は。に似ていなくもない。
キャラクターも君の名は。の方が印象に残る。
「あの人たち」が出てくるのは嬉しい。
思いのほか本田翼の声優が悪くない。不思議なことに小栗旬より印象に残る。
白戸家のお父さんのことはすっかり忘れていた。
よって全く見つけられなかった。
それだけ物語というか、映像というか、この映画そのものに集中できたのかもしれない。
新海監督=RADWIMPSが定着するのが果たしてよいのか。君の名は。がチラつく一因であるのは間違いない。
今度は田端の坂道が聖地になるのかな?
総じて。見るべき作品であるのは間違いなく、傑作でもある。ただ、個人的にはもののけ姫の次に千と千尋を作ってしまう宮崎監督のように、新海監督にはこんな面もあるのか!?こんなものも作れるのか!と思わずにいられない新たな一面が見たかったように思ってしまった。
全1951件中、1901~1920件目を表示